お餅屋仕事再開

初七日が終わって、もうお彼岸なのでお餅屋のお仕事今日から再開。

道の駅の直売所に10日ぶりくらいに行くと、「お客様がまってたよー」と従業員から言われました。

毎土曜日にわざわざ仙台から来て「冷凍しとくんだ」と2個入りパックのお餅を4個も5個も

買ってくださるお客様がいます。だから私も週末が近くなると「行かなきゃなあ」と落ち着かなく

なります。

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10日も休んで買ってくださるお客様がいるのかしらと思ってたけど、9時から始めて11時にはほぼ売れ

ちゃいました。やっぱりオトーサンの餡子の味は強いです。

 

オトーサンのガンは前立腺がんの手術から始まって、大腸がんで手術、転移して肝臓がんで手術。

その間にもちっちゃい手術などで、お餅仕事ができないことがあったから、その都度紙に材料目方など書い

てもらって冷蔵庫に貼り付けて私が替わりに作りました。

その材料の量の細かいこと!さすが、元システムエンジニア。後に営業に転じましたが、一緒に働いて

いた人なら、「ああ、彼らしい」と納得するのでしょう。

砂糖343グラム、小豆521グラムなどなど、どうしてもこの1グラムはなんなんだ。豆1粒、砂糖ひとつまみ

になんか意味あるの?なんて面倒くさがり屋の私は思ってしまう。でもそうやって、今お客様から「餡子が

おいしい」と言っていただく夫手作りの餡子ができあがっていったのだと思います。

毎日毎晩3時間くらいかけて翌日の餡子を煮てました。

 

道の駅を終わってもうひとつの出荷場所のスーパーマーケットに行ったら、少ししか出していないのに

従業員の方からお客様が「待っていたよー」 と。
もう一人の男性従業員が「あの餡子は美味しい。おれ、餡子フェチなんですよ」と言ってくれました。

 

もともとはコンピューター会社の社員です。退職してお餅を作って餡子を作って直売所で販売して

お客様から「おいしいよ」と言ってもらえるなんて本当に幸せなこと。

 

しかし、本日は苦労しました。

午前中用事で外出して、3時頃に帰り、家の前の直売所に明日のお餅のための餅米を買いに行ったら

閉まってました。あわてていつもお米をお願いしている農家さんに電話をしたら、稲刈りの最中とかで

ダメ。思いつく限りのお米のあるところに全部電話をかけてみたけど、9月の終わりのこの時期に昨年

刈り取ったお米が残っているということはほぼありません。

万事休す、明日はお餅は作れない、と諦めかけたところに、農家さんから電話が入って残りのお米5袋

を用意してくださるとのこと。大急ぎでとりに行きました。

 

この辺りの女性はみなさん、ほんとに力持ちで、30㎏入りのお米の袋をみな持ち運ぶんですよねえ。

私の力では押しても引いてもびくともしない。

ちょうど居合わせた黒田さんと二人、家の前の直売所のコイン精米所まで運んだはいいけど、

お米の入れ場所は間違うわ、なかなか動かせないわで二人で四苦八苦したあげく、めでたく精米して

持ち帰りお米を洗いました。

オトーサンがいないから、えらい大変!

でも明日もがんばります。

 

畠に敬老会用の花を切りに行ったら、まだ枯れないで背丈を伸ばして咲いてました。

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たくさん切って、誰もいない由美ちゃんちの勝手口の前に置いてきた。