朝起きて外を見ると、白い木の枝が揺れてました。風が吹いている。
昨日までのしんしん凍ばれる寒さが、風が吹くと一変します。、もっと寒くなる。
昨夜から今日の天候を心配してくださっていたあしたやのご主人が、食事を終えたらJRではなくて、新プリンス
ホテルから出る新千歳空港行きのお客様用バスに乗せてもらってはどうか、とのお話があり、急遽バスで
空港に向かうことに変更。
朝のテレビによると、今日、明日、強い寒気で東北と北海道は大荒れ。今日は東北が大雪とのことだけど、とすると
明日北海道で大雪ということになりそうで、なんとしても今日中に北海道を出たい。飛行機は飛ぶのか飛ばないの
かわかりませんが・・。万が一飛んだとしても仙台で降りられるかどうかもわかりませんが・・・。
不安がよぎるなか、オーストラリアンやアジアンカスタマーに混じって一路高速道を新千歳空港へ。
さすが北海道の高速バス。けっこう速いです。不慣れなので大丈夫か、とどきどきします。
バスの窓から見る雪をまとった原生林の美しいこと。ところどころで木々の間に現れる谷川は蛇行して白く青く凍り
占冠(シムカップ)の道の駅でトイレ休憩。
ここの道の駅のおすすめは原生林のいろんな樹木で作ったネックレスだとかキーホルダーだとかですが、
木の色が美しくていろいろ欲しくなります。自分用のお守りとお土産にジップホルダーを数個購入。
建物入り口にどんと居座るイメージキャラクターのシムカッピーちゃん、だったかな。
ここシムカップは北海道内でも1、2を争う低温の土地だけれど、ここでの道の駅の経営はどんなふうに
なっているのか、と東北の道の駅の生産者である私には気になるところです。
有難いことに吹雪になることもなく、2時間半で新千歳空港到着。
本来の予約の飛行機の時刻は17時。
なんだけれども、お昼には到着したので、乗れるなら早い便に替えてもらって早いとこ仙台に戻ろう、と人でごった返
すカウンターに行ってみました。でもダメだった。飛ぶ便満席で変更は不可。
次は予約便、ということで、3階のロイズコーナーの椅子に座って昼5時までの本格的待機に臨戦態勢。
そして16時半。言われたとおりのカウンターへ。おお、飛ぶ、飛ぶ、大丈夫だ、とと思っていたら直前になってくる
くると表示板が変わって欠航。ここで次の便への変更手続きをしてもらい、次の便を待つことに。
そして次の便。これも欠航。、では仙台ではなく東京へ飛んだほうがいいのか、と考え始めた頃には羽田便も欠航
が多くなり、待つ人の数は増えるばかり。
羽田に到着できたとしても羽田から仙台までの新幹線が動くのかどうか。と考えたところで「ここで泊ろう」と決断。
ホテル探しに切り替えました。が、新千歳空港の近辺はホテルが少ないというのは知らなかった。
あちこち電話でホテルを探してもらって、電車でふたつ、みっつ先の千歳駅近くのホテルを確保。
ここが大事なところで明日の便への変更手続きをしてもらってからホテルに向かいます。
千歳駅は雪。頭からショールを被ってガラガラ荷物を引っ張りながら、雪降る道を歩いてホテルに到着。
よかったー。明日はどうなるのかわからないけれど、とにかく今日はベッドで寝られてひと安心。
疲れ果てました。
翌早朝、ホテルから出る直行バスで新千歳空港へ移動。
どれほど揺れるかと怯えながら飛ぶ便に乗って仙台に帰着しました。
積雪でどれだけ運転が大変だろうと不安だった仙台の道路の雪は溶けていて、無事家に帰ることができました。
よかったよかった!
面白くて感動して最後に驚ろき疲れた富良野への旅でした。