野菜のかんそう

コロナコロナで明け暮れている毎日ですが、
朝、お餅の出荷で道の駅に行く途中で鳥の喧嘩に遭遇。

最初カラスが揉めているのかと思ったら、闘っているのは雄の雉でした。
闘いは白熱していて私の車が近づいても全然どかない。
県道17号線の左車線。闘いは右車線に移っても止まない。
次には藪に入って飛び上がってぶつかって飛び上がってぶつかって、これは
どうなるのかと見ていたら、ついに勝負あり。
負けた雉は、飛ぶんじゃなくて、道路を駆け走って逃げて行きました。

しかしいつでも思うんだけど、雉ってなんで飛ばないで歩くんだろう。

全然違う話ですが、昔山に登っている頃、飯豊山の本山小屋のおじさんから
乾燥したごぼうと人参の煮物をご馳走してもらったことがあります。
本山小屋に登るには、丸1日かかり(私は違う登山口から二日がかりで本山
小屋に到着していました)、長い行程、夏の間の食料を背負って運び上げる
には、乾燥できるものは全部乾燥するのだとおじさんは言ってました。

乾燥した野菜の煮物の美味しさは、今も忘れられません。

また話が違うのですが、昨年友人の農家の由美さんからどっさりキクイモを
もらいました。体にはいいらしいけでど、キクイモは名前はイモだけど
芋にあらず。キクです。そのキクの花が3メートルにも成長して花を咲かす、
というのを聞いて、植える気にならず、やはり友人の農家のクリちゃんに
栽培を任せました。

そして収穫時期にとれたキクイモの量の凄さ!
1株でもスーパーのピンクのカゴいっぱいになるくらいの途方もない量。
みかけは生姜みたいで凸凹していてなかなか切りつらい。でも体によい
のだからなんとか消化しようよ、と思いついたのは乾燥。


凸凹の土をきれいに洗って、指まで削りながら必死にキクイモスライスを
して洗って乾燥機に入れて乾燥させたら、見事キクイモチップみないに
なりました。なかなかオツな味でポテトチップみたいに食べられます。

キクイモが終わったら乾燥が止められなくなり、次に思いついたのがネギ。
「なんでこんなに植えたのかわからない」と植えた本人が首を傾げるくらい
広い畑に広がったネギを半日がかりで抜いて、指に包丁だこを作りながら
ほぼ1日かけて刻みまくって乾燥機にかけたら、こんな乾燥ネギになりました。
刻んだネギは100キロくらいあったかもしれない。

次はパセリ。
パセリの乾燥はほんとうに色がきれいでびっくり。

乾燥してもこの青さは変わりません。
乾いたら葉だけにして瓶に入れれば、スープやハンバーグの具などに長く
使えます。




だんだん面白くなって来年はヤーコンを乾かそうとクリちゃんと相談。
葉も茎も芋も入れて乾燥させてお茶にする。たぶんボケ防止になるんじゃ
ないかと儚い望みをかけて。

というわけで、今日はパセリやレタスなどの苗を買ってきました。

長引くコロナ。この先どう収束するのかしないのか全く見えないので
ひたすら家にいて、家でできることを楽しみながらやります。

そして花が咲いたら花の乾燥。
ラベンダーやマリーゴールド、アナベルや柏葉アジサイ。夢が膨らみます。




野菜のかんそう” への2件のコメント

  1. > しかしいつでも思うんだけど、雉ってなんで飛ばないで歩くんだろう。

    にわとりと同じで、基本、飛ばずに地上で生活する鳥だからです(笑) 飛ぶのが苦手で危険を察知したときにしか飛ばないそう。テリトリーも地上で餌も地上、巣も子育ても地上です。

    1. そうなんですか。前から親も子もなぜ歩くんだろう、と不思議でした。
      鶏と同じなんですね。ひとつの不思議がとけました。
      ありがとうございます。

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