「屋根」公演という大事業がどうにか終わってひと安心したら、次はロイズ新聞バッグの発送日。
いつもどおり、あやさん、うちのアヤさん、東京から一時帰省中の美和ちゃんにも参加してもらって、
検品、袋詰めを終わらせ、昨日発送終了しました。
もうどれだけ送ったんだろう。お約束の半分くらいは送ったんじゃないかなあと思いますが、一番確かなことは
新聞バッグを折ってくれている石巻の折り手さんが元気になられたこと。
生活の足しになるお金がいくらかにでもなれば、と注文を頂いた当初は考えましたが、折る人が月を重ねるごとに
元気になられる、とは想像していませんでしたから、その思いがけない結果について、ロイズの社長に深く感謝して
います。
発送を終えた後、道の駅近くの料理屋で、「屋根」実行委員会反省会兼打ち上げ会。
「屋根」公演を協賛いただいた道の駅社長以下、公演成功に向けてこの半年支え合ってがんばってきた委員
一同が食事を頂きながら歓談しました。さまざまな感想を述べ合った後で、これで終わらせるのではなく、
ここを始まりとして、さらに心に感動を残してもらえる舞台公演の誘致や、コミュニケーションプログラムを
活用する話し合いを時間をかけながらやっていきましょう、と約束。その前にみんなで富良野へ行こうー!
という話で盛り上がりました。
そして今日はこの1年近くいろいろお世話になった「屋根」に関わる方々へのお礼の品を調達に、娘と、
春休み中の孫も一緒に石巻へ。
久しぶりにお邪魔する織り屋さんは、5年前の工房ができた時よりも、紡いだ糸も織った布も、縫い上げた
服もますます作品が充実してきて目を楽しませてくれます。優しくてさっぱりとした気性の織り屋の主人、
加納さんの人柄に魅かれてのことでしょう。ずいぶん遠くから織りを習いに来る人もいるのだそうです。
娘は次々に見せてもらえる種類の違う羊やアルパカや駱駝の毛の感触に魅せられ、私は縦糸、横糸の
配置でいかようにも色が変わる布に魅せられ、次に来る時には自分のマフラー用のホームスパンを、
とにかく一枚でも作ってみる相談をしましたが、実現しよう。
生徒さんが製作中の布の鮮やかな青。
まずは糸紡ぎから。
織物は7割が縦糸と横糸の配置で、3割が機織り仕事なのですって。
ご主人が作られるずっしり重い天然酵母のパンをいただきました。