道の駅茄子フェア第2回目当番&海山ミーティング(含歓迎会)

茄子料理の研究をする間もなくやってきた道の駅直売所茄子フェア第2回目当番。

本業である餡子餅なんぞを作りながら、「どーしよー。今日の茄子フェア。本日の試食・茄子スープなんて
全然作る暇ない。試食なしで茄子を売る自信がない。もう1回茄子のピクルスを作るか」とその気に
なりかけていたら、近所の由美ちゃんが「おはよー。うちの万願寺唐辛子も直売所に持ってって」とやってきました。

うちのおかず用の万願寺唐辛子の揚げ浸しと茄子とおくらの揚げ浸しとともに。

「わー! 丁度よかった。これ茄子フェアに持っていく。でももったいない、食べたい」と迷う私を見て、
由実ちゃん、「わかった。今から帰ってもう1回作ってくるから」と帰っちゃった。
そして私が出かける9時前に「ほら、持ってきたよ」と渡されたのが揚げ茄子料理2種、重箱2段。

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今日の相方のよっちゃん奥さんみっちゃんが作ってきたのは米茄子のバター風味ステーキ。

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これによっちゃんなんばんをつけて食べます。

11時開始。

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ウイークデイでお客様の数はさほどでもないのですが、入ってくるお客様のほとんどが寄ってくださって
試食料理は12時過ぎにはほぼなくなりました。どんどん食べて頂いて大変気持ちよかった。

茄子もたくさん売れました。

終わり近くに持ってきた花生産の仲間であるTさんのイタリア茄子。

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名前をカプリスといいます。皮が薄いので、料理法はほぼ米茄子なんかと一緒。
輪切りで炒める、焼く、というのがいいようです。

これも売れました。

こうして販売してみてわかるのは、暑い夏の食材は茄子!と聞き知ってはいても、意外に茄子の料理法は
知られていないということ。「これ、どうやって作るの」と質問される奥様、お母さん方が多いです。   男の人で「自分で茄子浸け作るからどの茄子がいいか」という方もいくらもいました。                 私も畑で山のように茄子を収穫した時など、どうやって食べようと途方にくれることがあるもの。

直売所ではこういう催しはどんどんやったほうがいいんだなあ、と実感しました。
茄子がいっぱい売れたので、みっちゃんにとっても私にとっても楽しい時間でした。

 

大急ぎで家に帰り、畠に行って1時間切り花を切り、夜は久しぶりの海の手山の手ミーティング。
今日は新しく四万十からクロダさんを迎え、またデザイナー兼プランナーのまっつん、鳴子温泉の奥から
我が海山のスペシャルインストラクターであるあやさんも出てきてくれたので、ほぼフルメンバーでの
ミーティングとなりました。

欠席は梅農場のみ。梅干しと枝豆の3代目でてんてこまいのようです。
後、南三陸メンバーを迎えられればほんとに楽しいと思うのだけれど、なにせ車で1時間半もかかるので
何時かそんな日を作るのが夢。

 

しっかり飲んで食べて、しっかり話し合いをして、ミーティングを終えました。
手仕事の生業をがんばりながら、海の手山の手の仕事も大切にしてゆきたいなあ、というのがみんなの共通目標。

新聞バッグをあ・ら・伊達な道の駅の直売所で販売することになりました。
新聞バッグに興味をお持ちのお客様、視察のお客様、是非あ・ら・伊達な道の駅にお立ち寄りください。

日本語新聞バッグ、英字新聞バッグ、ドイツ語新聞バッグなどいろいろあります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

旅のチカラ

朝9時半、鳴子公民館に大崎市観光課の職員、大崎観光公社の早川氏に社員さんたち、そして私たち
海山ネットワークのメンバーが集まって、10時からのJTB社員研修のプログラムのひとつである新聞
バッグ講座の準備開始。

振り返れば最初にJTBコーポレートサービス(その頃は名前が違いました)の川口さんにお会いしたのは
一昨年の夏でした。早川氏のご紹介でほんの30分くらいのお話し、ということでその日南三陸に行く
用事のある代表よっちゃんに替わって、私がお話しを聴くことにしたのでした。

お話しをうかがっても、あんまりよく解からなかった。何を目的とされているのか、何故海山にみえたのか、
たまたま忘れ物を取りに寄ったよっちゃんと一緒に聴いたのですが、二人して呑み込めなかったというのが
本当のところ。

ただひとつだけ私が確信的に信じたのは、川口さんの真摯なお人柄と、JTBさんが方向性を定めようとされているらしいその本気の姿勢。私たち海の手山の手ネットワークがJTBさんとともに何ができるのか全然解からないまま、川口さんの「今度は社員研修で社員と一緒に来ますよ」という言葉を半信半疑で聞きました。

そして川口さんは本当に若い社員の方々とともに鳴子温泉まで社員研修に来られました。
その時研修を受ける社員さんは50名余りだったか。バスの中で社員の皆さんによっちゃん代表と二人
海山ネットの始まりからこれまでをお話しするように要請されたのですが、上がってしまったよっちゃんと私、二人も揃って30分の持ち時間を15分くらいで終わってしまって困り果てました。

そして今回は社員研修の2回目です。前回来られた方は来られていないようですが、川口さんのお顔は
見えます。
社員研修の少し前に、(株)JTBコーポレートサービスのソリューションセミナーが東京で開催され、その時に使用するお客様用のファイル入れに新聞バッグ300枚をご注文頂きました。

JTBさんに使って頂くからには、と新聞紙を選び丁寧に仕上がるように心がけましたが、もう一つ特筆したいのはJTBさんと海山ネットワークがコラボレーションしたタグができたこと。
タグは裏表になっていて、海山ネットワークとJTBのお客様に「贈る言葉」が書かれています。

海山ネットワークは海山メンバーであるデザイン、プランニング担当の松浦が素敵で素直な言葉で「手仕事
を生業に」と記し、(株)JTBコーポレートでは「ヒトを動かす、モノを動かす、ココロを動かす、旅のチカラ」と
ありました。

小さい小さい吹けば飛ぶような任意団体である海の手山の手ネットワークと、大企業である(株)JTBコーポレートが同じ目線で少ない時間を分け合って、間に合うか間に合うかとドキドキしながら作り上げた、小さいけれど、心をうつタグ。
このタグをつけたピンクオレンジ色のイギリスの新聞・フィナンシャルタイムズの新聞バッグを手にしたお客様がたはどんなふうに感じられただろう、と想像するだけでも楽しくなります。

今日の研修では大きな素敵な新聞バッグを作ってもらって、これからの営業に役立ててほしいと思います。

㈱JTBコーポレートのみなさま、本当に有難うございました。

素晴らしい経験と、楽しい時間を頂いて心から感謝しております。

人を動かす、ものを動かす、心を動かす旅のチカラ。今まで旅をそんな角度でとらえたことはなかったけれど、本当にそうです。旅をすると人と出会い、風物と出会い、楽しいもの。元気が出ます。

旅にはチカラがあります。

これからもよろしくお願いいたします。

 

 

 

 

 

 

 

茄子フェア&蓮沼

今日、月曜日は今道の駅の直売所で開催している茄子フェアの当番の日。

私は茄子は作ってなくて花と餅しか作ってないのだけれど、一応役員なので茄子フェアの間は
1日か2日は当番で出ることにしました。当番で出るには何か茄子で1品作らなくては・・・。

自分で考えたわけではないけれど、茄子レシピを見て、よーし、と挑戦してみたのが茄子のピクルス。

茄子の皮を剥いて拍子木に切り、水にさらす。さらした茄子に塩を振ってしんなりさせ、洗って
ワインビネガーに浸ける、とあったけど、ここの土地柄ではらっきょう酢のほうが合うと思うので
らっきょう酢に浸けて出来上がり。

こんな感じです。

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お客さん、お店の従業員に食べてもらったところ、概ね好評でした。
茄子もこんなふうに出来るんだわ。そういえば小さいトマトの皮を剥いて甘酢に漬けたの食べましたが
おいしかった。

今日の当番の相方はよっちゃんで、よっちゃん、みっちゃん夫婦の1品は茄子のよっちゃんち製炭焼き
なんばん和え。なんばんがピリリとして美味でした。
海山ネットで物売りする時と同じように、お客さんに声をかけて食べて頂きましたが、茄子の売り上げに
貢献できたかな?

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次は29日に当番です。今度は茄子の冷製スープに挑戦することになりましたが、ピクルスよりちょっと
面倒くさいかも・・・・。でもがんばってみます。

 

午後は明日に控えたJTBさんの社員研修の準備。JTBさん一行は今日は岩手県で研修、花巻泊まりで
明日は朝から鳴子公民館にみえ、私たちが伺って、新聞バッグを作っていただくことになっています。

普通だったら初めての新聞バッグ作りの体験だし、殆どが男の人達で手先も余り器用ではないみたい
なので、小さいバッグから体験してもらうのですが、今回は思い切って自分で作ったバッグに書類
など入れて持ち帰れるように、大バッグを作ってもらうことにしました。

冒険だけど、でき上がったら皆さん楽しいと思う。

夕方不足分の道具を買いにクロダさんとともに栗駒イオンへ。
なぜ栗駒かというと、新幹線の栗駒高原近くにある伊豆沼の蓮をクロダさんに見せるため。

残念!蓮の花は終わってました。でも水面のところどころに蓮の花の蕾が丈高く茎を伸ばしています。
花は終わったけれど、沼全面には蓮の葉が広がり、真っ青な空は広く高く、背の高い葦は叢を作り
お客を運ぶ仕事を終えた色とりどりの蓮船が船着き場に舫ってあります。

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ほんとにほんとに良い眺め。白い大きな鳥が蓮の沼の中に突っ立っています。
船着き場の近くに蓮の葉や花が少ないのは、冬に越冬している白鳥たちが、蓮の根が大好きで
水の面にお尻を突き出して逆立ちして蓮根を食べるので、少なくなるんだ、と去年乗った蓮船の
船頭さんが言ってました。面白い眺めだから、見にお出で、とも。

青い空も夕焼け色に変わり、さて仕事の続きと車に戻ると、なんと、私の大事なデジタルカメラが
茄子と一緒にピクルス浸けになっていました。なんでやねん?

どこ押しても全然ピクリとも動きません。ガックリ!!

 

 

 

 

 

餅つき→ばんつぁん市→栗駒須川温泉→草刈り→畠で花束作り

朝のお餅仕事を終えた後、ばんつぁん市へ。

ばんつぁん市というのは、私がこの町に来た12年前には既にあった直売所で、主催者は千葉みゆきさん。
その頃でもう70歳は越えられていて、一緒に働く仲間の方々も70歳を過ぎたばんつぁんたちで、年に
600万だか700万だかを売り上げるのだ、と聞いて私は実にびっくりしたものでした。

いわば直売所の元祖のような方たちです。

この間から直売所というものをもう一度考えてみたくなって、先日1度行ったのですが、今日は2度目。

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開店時間を見てください。午前5時と書いてあるけど、お客様は午前4時頃からお客様がみえるそう。

午前6時頃にしたいけど「お客が4時頃にはくるので・・・」とは笑いながらの孫さんの言葉。男の
孫さんがいつもみゆきさんのお手伝いをしています。

週2日水曜と土曜日には午前2時に起きて市の準備をする、というみゆきさんは現在86歳。
耳も目も頭もはっきりすっきりして、実に元気で若々しいです。人間、働いていれば、86歳になっても
こうしていられるのかなあ。10月には87歳ですって。すごいなあ!

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この直売所で素晴らしいと思うのは、メンバーの方々が持ってくる野菜が新鮮で安いのは当然のこと
ながら、みゆきさんが「1品持ち寄り」と言われる、仲間の方々が作って持ってこられる野菜を使った惣菜が
大変に美味しいこと。この惣菜は売っているのではなくて、「お茶っこ呑んでがいん」の時のお茶うけとして
テーブルの上に置かれています。

漬物にしろ煮物にしろ、素朴なんだけれども実に美味しい。出汁の素とか味の素とか振り込んでも絶対に 出ない味。私には作れない味。長年生きてこられたみゆきさんの魔法の手による惣菜料理です。
この「1品持ち寄り」というのが、実はメンバーにとっては難物なんだそうです。家で何か作ってくるより野菜
だけ持ってくるほうがずっと楽だからその気持ち、私にもわかる。
でも千葉みゆきさんは言います。
その1品が直売では大事だって。

午後からは、明日で幼稚園の夏休みが終わる孫の「夏休みの思い出づくり」のために久しぶりで栗駒山
の須川温泉へ。

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ここのお湯は足を浸けていられないほど熱い。

足湯が満足にできないので、ちょっと戻って栗駒山荘へ。

クロダさんと孫はせっかく来たので展望風呂に入るそうです。

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孫とクロダさんを待つ間、娘とレストランでコーヒータイム。

レストランから見る下の湿原。

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戻ったら今度は草刈りです。草を刈っておかないと、木から落ちたくるみや栗が見えなくなるので。

草刈りを終えて、今度は畑で切り花の花束作りをして、今日の仕事は終了。

ああー、暑くて、忙しかった。

 

 

 

 

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これからの道

大震災後の4月に、この町の梅農場で海辺から避難してきた人たちと一緒にお花見をした後に、なんとなくというか必然的にというか、みんなで力を合わせて「仕事を作ろうよ」と始まった海山ネットワーク。

この2年間、ほんとにいろんなことがありました。超スピードでたくさんのことが起こり、たくさんの方々と
知り合いになりました。海山ネットがなかったら、お餅を作って花を作って「売上の回復は難しいんだなあ」なんて今頃普通に嘆いていたのかもしれません。

そしてたくさんの事柄と出合って、それを乗り越えることも、たくさんの人たちと出会って人との出会いに
感謝、感動することもなかったと思います。それだけは確かです。
だから私たち海山ネットは海山ネットを始めて、いろんな意味で豊かになりました。

避難先でも仮設住宅ででもできるということで、海山ネットの手作り仕事は「新聞バッグ」ということになったので、お金だけは豊かにならず、今も超貧乏。必死、決死の運営を続けています。元代表よっちゃんも、現代表「omochi」も 何時の日か海山で5000円でも10000円でも給料もらうというのが夢。新聞バッグで給料貰うというのは、夢みたいな話ですもの。

でも海山の山の手主要メンバーである私もよっちゃんも梅農場も個人営業者。自分の食い扶持は自分で稼ぐ日々なので、とにかく毎日私はお餅を搗き、よっちゃんはなんばんを育ててよっちゃんなんばんを作り、梅農場では休んでる時あるの?と不思議に思うほど、一生懸命に働いています。

そうやって2年半続けてきた海山ネットワーク。

大震災から2年半というのは、被災地の事象も人々の心も変わります。
景気は全然上向かない。これからますます悪くなるでしょう。建設関連以外は。今の福島原発の様子では福島に安泰の日がくるのは何時なのか見当もつかない。あやさんが帰れる日は来ないような気がします。

という日々の中で、海山ネットワークはこれからの道を模索する時期にきています。
たくさんの方々に援けていただいたこれまでの日々に区切りをつけて、気合いを入れ直して、自分の商品、この土地から生まれる商品、そしてリサイクル&人との出会いの象徴である新聞バッグを組み合わせて
よい手作り商品作りをしてゆきたいと思います。

新聞バッグが繋いでくれたたくさんの友人たちと一緒に。

 

 

 

 

 

 

 

新聞バッグ300枚発送完了

かねてより進行中だったJTBさんのミーティング用新聞バッグ300枚、今日発送終了しました。

午後1時より集まってきた折り手さんそれぞれの新聞バッグの検品開始。

折り手さんは大震災後に習い覚えて2年以上、折り続けているベテランもいれば、まだ新聞バッグと出会って数か月という新人さんもいます。

できあがった新聞バッグを全部使えれば万々歳なんだけど、これが機械ではなくて手で作るものなので
注文よりも底が広かったり、寸法が短かったり、糊がはがれていたり、一発で全部OKというのは、もう
何百枚も千枚も折ってきたベテランさんに限られます。

1枚1枚検品しながら、「これはダメだねえ」と、せっかく一生懸命に作ってくれた新聞バッグに不合格を出すのは実にしんどい作業です。たくさん見ると気持ちが悪くなってくる。

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今回の新聞バッグは全てイギリスの経済紙フィナンシャルタイムズなので、色がオレンジ色で華やかです。

これだけの新聞紙を全部頂いているんです。さまざまな個人の方や会社から。
できあがって並んだ新聞バッグを見ると、ほんとにみなさんにお世話になっていることを実感します。

1時から始めれば充分だと踏んでいたけど、だんだん厳しくなってきた。

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みんなそれぞれに糊と筆と定規を持って、修復に必死。

6時半、やっとダンボール詰め開始。
ヤマト持ち込み7時までなので、もうギリギリの勝負。

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このレンゴーさんに作って頂いた大きなダンボール箱4個ともう1個の5個口で、どうにかこうにか
間に合いました。

よかった。
23日、たくさんのお客様が参加されるJTBのミーティングに、海山メンバーが作ったこの新聞バッグ
喜んで頂けたら嬉しいです。

ご飯を作るのも嫌になるほど疲れて帰った今夜の夕食は、南三陸のけいこさんから頂いた「ホタテ」。
この量!

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さしみとバター焼きにします。

 

 

 

 

 

 

 

東北新聞バッグプロジェクト第2弾in唐桑半島

道の駅直売所の軒下で立派に育ったツバメたち。

この巣のオトーサン、オカーサンは今も忙しそうだけど、ずーっと、餌運んだり、スズメやその他の鳥と闘ったり、ほんと忙しそうだった。チーチクパーチク毎日鳴き騒いで賑やかなことと思っていたら、雛鳥はこんなに大きくなっていたんだね。巣立ちまでもうちょっとかな。毎日顔を4つ5つも並べて見下ろしています。

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さて、東北新聞バッグプロジェクト第2弾について、元代表よっちゃんがよっちゃん農場ブログに書いていましたが、今度のお仲間は気仙沼は唐桑半島のチームということで、ブログの写真見て私も行きたかったァ!

唐桑半島巨釜半造。
この地に越して来る前に、以前通っていた東京のカルチャーセンターの講師である作家・高田宏先生に  教えられて畠山重篤氏の『森は海の恋人』という本を読んだことがあります。その本から海の豊穣は山が
育てるのだと知り、目からウロコ。なーるほど!と感銘を受けました。

宮城に来てまず最初に行ったのが、畠山氏の本拠地・唐桑半島。
私は福岡の玄界灘に面する海辺育ちです。小学校の時から志賀島、能古島を目に入れながら百道の浜
で泳ぎ、室見の河口で泳ぎ、生の松原で泳いで大きくなりました。20代の半ばで福岡を離れ、遠い都市に
住んで、時たま福岡に帰ってみると、その変貌たるや驚きを通り越して呆然とします。

今や百道の浜にも海なんぞはなく高級住宅地に替わり、室見の河口で泳ぐ人間なんて一人もいないでしょうし、あの美しかった生の松原さえなくなりました。探せばあるのかもしれないけれど、私から見ればないのと同じ。

ところが初めて行った唐桑半島の美しさ。昔のまんまの美しさ。
誰も来ないように保存した美しさではなく、日常の生活があるままで、森と海とが混在する美しさに魅了
されました。海の際の崖には原生林の木々が生い茂り、林の中には花々が見られ、崖から海に向かって
なだれ落ちるように原種の菊が咲き広がっていました。

もう一度行こう、もう1度行きたいと思っているうちに時は過ぎて、あの地震、津波。
唐桑は壊滅と聞きました。がっかりした。近所で水のない唐桑に温泉の水を運んでいる人から「あそこで
写真をとるものではないよ」と聞いて、なんか行けなくなってました。

こんな形で唐桑半島とめぐり会えるとは思ってもいませんでした。
やっぱ、新聞バッグだねえ! 新聞バッグが繋いでくれた縁です。新聞バッグはモノ入れにも役に立つけど、人と人を出会わせてくれるツールとしても役立ってくれています。

新聞バッグ作った人で面白くなかった、という人は滅多にいません。

四万十ドラマの畦地社長、そしてデザイナーの梅原さんにお力借りて、東北新聞バッグプロジェクト第2弾。
これからどんな面白いことが始まるのかわかりませんが、この唐桑半島との出会いだけでも、私は
この先どんなことが起こるんだろう、と楽しみです。

 

しかし、行ってみると、唐桑半島、遠いわ。
うちから行く道筋は厳美渓あり、平泉ありで、寄れば楽しいんですけどね。

ここまで書いて、「こんちわー」とヤマトさん。
南三陸のむっちゃんから「ほたて」が届きました。
むっちゃんは高台移転に申し込んだということで、まだまだ先のことだけど仮設住宅を出る日が来ると思います。支障なくその日がくることを祈ってます。なかなか難しいこといっぱいだから。

家ができたら「泊まっていいよ」と、言ってもらった。南三陸に親戚ができたようで嬉しいです。

 

 

 

 

 

 

 

 

花は切りたい。けど、動物が・・・。

今日は暑いです。

最高に暑いかもしれない。30度は越している感じ。
納品日が迫っているJTBさん行き新聞バッグを折るため、珍しく冷房をかけました。

昨日、菊の出荷を終え、栗原市花山の温湯温泉(ぬるゆ)に骨休めにきた南三陸歌津の菊の師匠
Oさんと奥さんのむっちゃんが、花山からの帰り道、道の駅によってくれました。

今年の菊はよくできたそうです。虫もつかず出荷も完全に終えたそう。
昨年は畑いっぱいに元気よく育った菊にアブラムシがついて、「大丈夫なの?」と私が気をもみました。

普段だったら完売するはずのブランド菊が、気仙沼あたりの市場などが機能していないために販売先
がなくなって、私たちも販売に協力したりしましたが、今年は早々と完売したそうでよかった。

まだ終わりではなくて、これから彼岸菊です。

O師匠の菊はお盆にぴったり合って最高の出来でしたが、私が花を作る岩出山では、低温だったためか
雨が降り続いたためか、時期が完全にずれて、菊が咲きませんでした。

お盆菊なのにうちでは輪菊も小菊も全然咲いてない。これから咲きます。
生産者仲間はほぼ同様で菊が咲かない人ばかり。お盆も過ぎたこれから先に、みんなの菊がどっと出て、 「売れないね」と笑うしかないのですが、時期に合わせる植物を育てる商売はこんなことが日常です。

菊もアスターもりんどうも千日紅もこれからまだまだ咲きます。

が、このところ熊の出没が頻繁で、気が許せないんですよねえ。
カモシカもけっこう見かけるし、自宅の畠に植えたとうもろこしも狸だかハクビシンだかに食べられました。
じゃがいもは掘ると半分くらいネズミに食べられている。

熊は鈴をつけろとか言うけど、ここの熊は山育ちではないので、鈴とかラジオは平気だって。
生産者仲間がイノシシが畑で遊んで行ったと言いますから、なんかもう動物、人間共存地帯。
犬連れて行くたって、うちのチビは目が見えない、耳が聞こえない、鼻だけはきくらしい大変なおばあさんだし。と言ったらゆみちゃんが「うちの犬貸そうか」と。
ゆみちゃんちの犬は吠えっぱなしの犬だからうるさいし。

でもやっぱ花は切るしかないので行きます!畑に。

すぐ逃げられるように畑の中に車を持っていきます。

 

 

 

 

 

東北新聞バッグプロジェクト2013in陸前高田

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帰ってきた1本松

昨年の秋以来かな。数か月ぶりに陸前高田に行ってきました。

やはり陸前高田を見ると「凄いなあ」と思います。何が凄いんだかよくわからんのだけれども、その被害の
広さ、凄さ、今やっていることの凄さ、全部ひっくるめて「凄いなあ」と思う。

何故陸前高田に突然やってきたかというと、今年第2回目になる東北新聞バッグプロジェクトで一緒にやる
チームが陸前高田と気仙沼の方々だからです。昨年は南三陸と名取の方でした。

今日第1回目となるワークショップ参加者は海山からは元代表よっちゃん、そして元四万十のインストラクター兼事務局だったクロダさん。だけだったのですが、本日急に思い立ってやっぱり話はちゃんと聞いて
おこう、とあやさん、と私は急遽後から参加。1時過ぎに家を出て、本吉海岸、気仙沼経由でほぼ2時間半。

海沿い主要幹線道路45号線沿いの景色はずいぶん変わりました。壊れた堤防を修復したところもかなり
見受けられ、特に陸前高田に入ってからはこの雑然とした混沌が「活気がある」とさえ感じられます。

しかし町そのものはないので山手へ山手へ。会場までぐるぐる探して15分ほども走りました。

会場の竹駒コミュニティーセンターへ。
参集されている陸前高田チームも気仙沼チームも若い方が多い。こころ強いです。
四万十ドラマの畦地社長、梅原真デザイナーもみえてます。

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私はもう歳でたいしたことはできないけれど、若い方たちの力でプロジェクトがんばってほしいです。

5時過ぎ終わってせっかくだからと奇跡の1本松へ。
1本松のあたりはずいぶん変わりました。簡易的なお店はいくつか見受けられるし、1本松は見物の人々
で大混雑でした。

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今日は暑かった。
竹駒会場でも暑かったけれど、家に帰ってからも蒸し暑ーい。
朝起きた時は、空気が冷えて寒いくらいなのに、この温度差は堪えます。

 

 

 

 

 

 

 

お盆の切花

いよいよお盆の切花の時期到来。

今日はうちのオトーサンの病気の検診日なので、病院に送ったり迎えたりしながらどっかで、
畠に花を切りに行かなくちゃ、と朝から段取りが気になります。
とはいえ、この暑さでは昼日中には花は切れません。夕方日が陰ってから畑にいくことにして
まずはオトーサンの病院のお迎え。朝は娘夫婦が送っていってくれました。

花を切る前に、お墓のお掃除をしたい。

うちはここの土地の者ではないので、ここにお墓はありませんでした。でもうちの近くの真昌寺の和尚さまの
ご好意で、福岡にあったお墓を移動させて真昌寺さんに預かっていただくことができました。
この歳になるまで、お墓詣りとかお墓のお掃除とかをしたことがないので、お盆とかお彼岸とかに
周りを掃いたり、お花を飾ったりするのはけっこう楽しいです。

どこのお墓もきれいにお掃除が終わって、お花がいくつもいけられています。

5時半、5歳孫とともに畑へ。
孫には花運びのアルバイトをしてもらいます。
道の駅に行ったら、値札貼りとお餅やお花の出荷を手伝います。そうしたらお小遣いをもらえるので
張り切ってついてきます。私も助かる。

今年の花は長雨と低温のため、珍しいくらい出来が悪い。

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菊、アスター、りんどう、ケイトウ、千日紅など日が落ちるまで切って、採花終了。
それから花束作りに10時までかかって終了。

5歳孫もちゃんと働いたので明日はアルバイト料(ゲーム1回)を払います。
それにしても暑いので、疲れるわ。

切花仕事は明日も明後日もお盆が終わるまで続きます。