新聞バッグをとりに

頼んでいた新聞バッグをとりに、南三陸歌津のけいこさん宅に行って
来ました。

けいこさんのところよりもだいぶ気仙沼よりに住んでいるむっちゃん
から頼まれていた「キクイモ」と「ヤーコン」も持って行くことに
して、むっちゃんにけいこさんちまで取りに来てもらうようにしました。

大震災後、けいこさんやむっちゃんが鳴子温泉に避難していた時には
毎日のように顔を合わせていたけれど、南三陸に戻ってからはみんなで
顔を合わせる機会は滅多にないので楽しみです。

お天気は上々の快晴。
こんな日じゃないと鳴子温泉にほど近い我が家から車で1時間40分ほど
かかる南三陸到着までの2ヶ所ほどの山越えの道路の雪が気になって
出かける気分にはなれません。
雪は残っていたけれど支障なくけいこさん宅に到着しました。

高速道路や護岸工事や復興住宅建設工事や防潮堤工事などの複数復興
工事真っ最中の時は、行く度に道路が変わって迷子になったり、わから
ない内に海に出ちゃったりしていたけれど、今はそんなことはなくなり
出来上がるものはできたという感じ。でも川や海が見える風景も
巨大なコンクリートで固められて、なんというか馴染み難いけれど、
仕方がないのですかね。

むっちゃんもやってきて、久しぶりに炬燵を囲んで92歳のおばあちゃん、
けいこさんとこのお父さん、むっちゃん、私と思い出話に花を咲かせました。
顔が足りないのは、もう天国に行ってしまったけれど、ほんとに優しくて
頼り甲斐があったおじいちゃん。そして今は体を悪くしているむっちゃんち
の旦那様。むっちゃんのだんな様には大震災後、菊栽培を教わりました。

そしてその教わった実績が現在も私たちの町の道の駅花生産者の菊栽培
に続いています。

私たちがいる間吠え立て続ける犬のクロ。
まだ仮設住宅の入居も決まらぬ時にどこから来たのか、クロを手に入れ
一緒に散歩に出かけるお父さんの姿に、普通の生活に戻れる未来を感じて
嬉しくなったものでした。
そのお父さんも体調不全。

70歳を超えた女子は全員大丈夫。
男子組の体調不全が寂しく気になるところです。

今年は何故だかワカメがこの時期なのに大きく育ってしまっているのだ
とか。昨年は私たちの畑の土の中も温度が高いらしく、びっくりするような
デッカい大根やサツマイモを見ることがあったけど、海の中でも同じような
現象が起こっているのかしら。

新聞バッグおおかげで久しぶりの楽しい再会でした。

ワカメの仕事が始まらない今は牡蠣の仕事に行ってるけいこさんから
りっぱな牡蠣と採ったばかりの大きな生ワカメを頂きました。
途中高速入り口に間近い新しくできた魚屋さんで、鯖、海タナゴ、イカ
など買い込んで帰途に。楽しい一日でした。

新ワカメはこんなに大きかった。

本格的なワカメのお仕事は3月くらいから始まります。

たくさんの犠牲者を出した志津川の防災庁舎は緑のお椀をふせたような
公園になってました。気づかなかった。

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