ミシンでお仕事

朝のテレビの番組で「ミシンでお仕事プロジェクト」というのをやってました。東京の元だか現在だかちょっと忘れたけれど、あるカーテン屋さんが、一口3千円の寄付を募ってそのお金でミシンをたくさん買って南三陸のホテル観洋でワークショップを開き、ミシンでお仕事をしたいと集まってくる仮設住宅のお母さんたちにエコバッグや布の小物など教える。そして出来上がったエコバッグなどは、ハンドメイド品を販売している会社が販売してくれるという羨ましいようなスケールの大きなプロジェクトらしいです。1回目のワークショップに参加してエコバッグを作り終えた後のお母さんたちの嬉しそうな笑顔。

いいんだけど素晴らしいんだけど、 続きを表示

南相馬のKさん

うーッ、というくらい寒くなりました。きのうまで大丈夫だろう、とタカくくっていたけど、今日は流石にあわてて車屋さんに行って冬タイヤに変えました。これで一安心。もう雪が降っても怖くありません。この寒さの中、南相馬のKさんは鳴子から私のうちまで仕事に来てくれています。

今日の仕事は宿根草の植え替え。慣れないのに寒いのに、一人ハウスでがんばってくれています。

南相馬では除染などいろいろやっているけど、 続きを表示

ご支援に感謝

福岡のサン電工社の土井社長が、また宮城まで来てくださった。これでもう何度目の訪問だろう。ご自分も会社の業務でお忙しい日常だから、宮城まで来られるのは必ず週末や祭日を利用してのことだったが、毎回私たち海山ネットの仲間たちの復興のきっかけになるような福岡の産物を、手が千切れそうな重さをモノともせずに土産に持ってきてくださった。

今回は1週間かけて用意した被災者支援のためのNPO設立申請書類を仙台で提出するために 続きを表示

地震後遺症

ビデオ屋に娘から預かったDVDを返しに行って、ついでに久しぶりに気分を変えようと映画のDVDを借りました。中身は何だか分からないけど題名は「ヒアアフター」。新作のコーナーにあったのと、プロデュースがクリント・イーストウッドだからいい映画かもと思ったのです。

冒頭、海辺サーッと潮が引く場面が映りました。 続きを表示

花の話

本格的に寒くなりました。今日から着るものも完全防寒冬支度です。空気は冷たいけど、空はすっきりと晴れて、雪化粧をした鳴子の山々、栗駒山、鬼首の山々まで全部見えます。

今日は朝は5時過ぎからお餅の仕事、お昼前から梅農場でミーティング、午後から畑で予約注文のパンジー、ビオラ、ハボタンを揃えましたが、 続きを表示

がんばっぺ!!!

久しぶりに本屋に行きました。目に留まったのが新聞バッグの作りかたの本。表紙が違うのが2冊、小物作りの本などと並んでました。これは海山ネットで作っている新聞バッグではありません。とある大物先生が考案された新聞バッグでこの新聞バッグを被災者の方に作ってもらって販売できないか、と問い合わせたところ、大変な剣幕で叱られた、という思い出があります。

あれから半年も経っていないのに、海山ネットの海の手さんたちの手から生み出された四万十新聞バッグは 続きを表示

冬の準備

ちょっと忙しくてブログをお休みしている間に辺りはすっかり晩秋の景色になりました。里山にも紅葉が降りてきて森も林も草も琥珀色の世界です。あちこちで柿の大木がオレンジ色の実を鈴なりにつけています。ここの柿は渋柿なので、実を採らない木が多く晩秋にはこんな景色になります。気温はまだまだ高いのですが県道では防雪柵の準備が始まりました。

それともうひとつ大震災で壊れた道路の工事がやっといっせいに始まりました。いっせいにといっても 続きを表示

新聞バッグは誉められました

四万十の新聞バッグコンクールのことでひとつ書き忘れたことがあります。審査後の交流会でお会いした、新聞バッグインストラクターから、私たちが出品した新聞バッグ(カミジョーさん、ケイコさん、シンコさん、スズキさん、サオリちゃんが作った)について、「大変完成度が高い。わずか数か月でよくこれだけのものが作れるようになった、と感心している。これなら販売できます」と誉めていただきました。

日々を被災のただ中にいて、重い記事も救いのないような記事も、そういうものだと呑み込んで 続きを表示

”みず”でアップアップ

実は私は同人誌”みず”のメンバーでもあります。作家の高田宏先生の教室の生徒で、年に1度同人誌を出しています。もう今度で21号だか22号だか。ということは同人誌を22年間続けてきたということですが、この紅葉シーズンでまっこと忙しい10月末が締め切り。全く書けず、四万十まで原稿用紙を携えて行ったのですが、さらに全く書けず、今日に至っています。

ということで、仕事の合間にはパソコンの前に座り続けです。新聞バッグのことを書きたい! 続きを表示

支援について

                被災地支援に北海道から牛が贈られたとテレビのニュースで見ました。そして

       今日は船が贈られた気仙沼で、漁師さんの笑顔を見ました。こんなニュースを

       見るとき、「いいなあ、良い支援だなあ」と思うんです。

       その牛で、その船で、漁師さんも牛を送られた人も仕事ができるのですから。

       問題ある発言かもしれないけれど、やっぱり私は支援というのは、働けない人

       以外はそれがあったら仕事ができる、というものがいいと思うんですよ。

       私が住む町の隣町、鳴子温泉は一時期千人の津波被災の方々が避難して

       きたところなので、私や仲間の海山ネットメンバーは数多くの沿岸部の友人

       ができました。沿岸部に戻って仮設住宅に入った人が大半ですが、そのまま残

       った人もいます。今日もお餅の仕事や花の仕事を手伝ってくれたのは、子供

       が鳴子の中学校と小学校に入ったので、今もこちらで暮らさざるを得ない南相

       馬のKさん。子供もいて、両親の介護をするために近くの農家を借りて住んだ

       Tさん。今日はちょっと離れた所に住んでいる元鳴子に避難していたOさんから、

       お仕事がないか、と相談が来ました。でもね。こうして必死で働こう、としている

       人がいる反面、仮設入居の人の中には「仮設に入ったほうがいいよ。いろいろ

       貰えるから」という人もいます。

       誰も悪くないんです。

       でもいつまでも貰えるものではなし、やっぱりみんなでがんばらなきゃあ。

       みんなと一緒に何の仕事ができるんだろう、と考えてますが、とりあえずは 

       これまで自力対応ができなくて放っておいた木の実や花やタケノコやワラビ、

       に栗、その他をきちんと採って加工して販売してみたいと考えています。

       みなさん。よい知恵があったら貸してうださいね。