フェイスブック考

訳あってフェイスブックという通信手段に参入したのは昨年の秋。

自分でやれったってできないので、黒田さんにやってもらってのFBデビューでした。スマホも持ってて使っては

いるけれど、基本的にはほぼ分からず、LINEというのは息子が来た時に「家族で設定したからこれで送ればタダ」

と言われて、そうか、と使用してますが、まあ一番馴染んでいて使い易いのはパソコンのメールということになります。

私の場合。で、これまで手紙以外だったらPCメールでと決まってたのが、LINEできたりフェイスブックメッセンジャーで

きたりで、見るとこ三っつになっちゃてなんとも気忙しい。

 

スマホひとつで全部ができるんだから「べつに面倒じゃないでしょう」と若者は言うだろうけれど、このひとつの

掌に乗る機器で全てができる、いうのがどうも不安で、PCメールはわざわざ家に帰ってパソコンで見るという暇なこと

を私はやっています。

で、フェイスブック。これは実に目まぐるしい。朝になったらドワッと新しい記事が入ってきて、どんどんどんどん過去っ

て夜になると記事が動かなくなる。良い記事とか賛同する記事とかには「いいね」にクリックすることになっているらし

いけど、未だに私は「読んだ」印にいいね、とするのか「共感」だからするのか理解不能。ただ記事の量と過ぎ去る

速さにびっくりです。

 

こうして通信手段が便利になったことがいいことか悪いことか。

長男のお嫁さんがFBにメール代わりに長男の健康診断の数値が「劇的によくなりました」なんて載せてくれると

ああ、そうなんだ。よかったよかった、とほっとします。図書館司書のお嫁さんと次男が、読んだ本をFBにあげて

くれると、そうか、じゃあ私も読もうなどと書評代わりに助かってます。

長男が若かった頃、大荷物を背負って中国に旅に出たことがあります。ひと月経っても全く連絡がなくて、多分

旅も終わりに近い頃、カシュガルからパキスタンとかネパールだとかに抜ける、とやっと1枚来た葉書を読んだ夜は

食べるものがなくなった長男が空腹で砂を食べてる夢を見ました。
今のこんな便利なスマホがあれば、息子が砂食べる夢など見なくて済むんだよねえ。

でも、あまりにも便利だからいつもなんか来てないか、なんか来てないか、と気になるんじゃないかなあ。

日中、あんまり何も気にしたくない私にとってはできることならないほうがいい機器。でも仕事もしてるし、仕事上の

情報は知っとかなきゃいけないしで、贅沢はいえません。

 

チビは今日のお昼過ぎにオトーサンのところに旅立ちました。緑萌え立つ季節、今満開の桃の花の下に

長い長い命を終えたチビを眠らせます。忙しい私はいっぱい留守にしたのにちゃんと待っててくれました。

飲まず食わずになってほぼひと月。覚悟はあったとはいうものの、今私は確実にへこんで何もしたくない。

息子や嫁さんに写真を送ってあげようと思うのだけれど、スマホじゃいくらいじくってもできませんでした。

 

気持ちが元気になったらメールで送ってあげよう。

5月の連休の最初の日。とてもよいお天気です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

山桜咲く

今日は朝失敗してお餅11時頃出荷に持っていったんだけど、全部売れました。

ありがたいなあー、と本当に思います。

道の駅へ行く途中の牛屋さんの山桜。

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私んちの山桜。

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お隣りさんちの山桜。

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蓬が大きくなってきました。

美味しい蓬餅を作りたいので、昨日から蓬採り開始。

畑に下りて蓬を摘んでいたらなんとクラブアップルが咲いてた。 今日まで気づかなかった。

「赤毛のアン」やイギリスのB&Bなんぞに出てくるクラブアップルの木。実はあまり美味しくないらしいけど、花が

綺麗だと聞いたので植えてみました。花はかわいい!濃いピンク色が鮮やかなあんまり見たことがない形の花です。一重だね。

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これがクラブアップルの木です。右隣にあるのはさくらんぼ。去年は全部鳥に食べられたので味はわかりません。 今年は必ず食べる。

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ここに15年住むうちに、日本のスモモ「はたんきょう」、クラブアップル、さくらんぼが3本並んで、花を咲かせ、実がな

るようになりました。ヒミクルミも大きく大きくなってたくさんの実をつけるようになったのだけれど、これはリス

に見つかって全部成った端から持ってかれちゃいます。働きもののリスに見つかったらもう人間の口には入らないと

いうことなので、今年は教えられて7月10日だか8月10日までに人間分だけ採るつもり。

 

蓬はたくさんあるけれど、この周りに生えているみょうがの葉っぱみたいなのはなんなんだろう。

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みょうがなら要らないから抜きます。でも花の蕾のようなものがついてる株もあるんだよね。なんなんだろう。

蓬摘みとか土筆摘みとか、私が庭に下りると必ずどこからか現れてくるシロ。

私が仕事をしている間はずーっと辛抱らしく、近くでこうやって待ってます。いやほんと、必ず現われる。不思議です。

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それで帰るとついて帰ってくる。

今日は花見をしたり写真を撮ったりしたので蓬摘みは捗らずでした。

また明日再開。

蓬は虫がつかない間に摘めるだけ摘んで冷凍し、蓬餅を作ります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

連休間近

山桜が咲いた。

この辺りの山は山桜が多いので(背が高-い大木が多い)、遠くから見ると山は新緑の薄緑とぼやけたように

白い山桜が華やかでとてもきれい。どこを見ても「ああー、きれいだなあ」と感動する美しさです。

でも温度が高いのか、ちょっと季節の進み方が速いんじゃない? 草の伸び方がはんぱじゃない。

暖かくなって朝の定位置についたシロ。

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いよいよ連休前。1年の前半の山場なので毎年緊張します。お餅の材料のひとつでも不足すると、連休中は頼んで

も来ないので、欠品などないように注意して準備。餡子や豆も時間がある時に大量煮します。

お餅だけではなく、新聞バッグも受注多数。連休だからイベントも多いということで、黒田さんと仕事の合間をみては

チラシやポップを作ったり新聞バッグを数えたりして、なかなか頭が休まりません。

 

終末のあ・ら・伊達な道の駅。直売所前の花売り場。

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今年は花の生産者さん、がんばっていろんな種類の花苗が並んでいます。

パンジー、ビオラ、ムルチコーレ、ルピナス、ルピナステキサスマローン、花菱草、オステオスペルマム、

ダイアンサス(なでしこ)、サフィニア大鉢、アイスランドポピー、アレナリアモンタナ、忘れな草、セラシチューム

そしてお店の中には山野草多数。これ栽培だから凄いもんです。その他多肉植物、水仙多種類。球根植物。

白い水仙、黄色い水仙、匂い水仙、いろいろ持ってきて玄関前でひと休みの佐藤のおばあさん。

最高齢の生産者さんです。いつもおじいさんと2人で出荷に来ます。

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あと2日で29日から連休入り。

 

たくさんのお客様にきていただけますように。そしてみんなの生産物がたくさん売れますように。

よいお天気が続きますように。

今年の連休は長いので体力整えて途中でへたばらないようにがんばりまーす!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

春らしい1日

新聞バッグとお餅仕事と道の駅その他の会議が続いて、流石にちょっと疲れ気味。

おまけに痩せ細ったチビがいるので、日中も夜中もなんとなく気が抜けずに過ぎていく日々ですが、今日は

今年になってほんとうに春らしい暖かい一日でした。

もう時期遅れで採り時とは言えないのだけれど、孫が「土筆」を採るというのでお付き合い。

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福岡生まれ、福岡育ちの私は子供の頃から土筆だいすき。子供の頃に住んでいた家の前の九州大学構内の

草っ原で、できるだけ長ーい土筆を摘んで袴をとって卵とじにして食べてました。

ここ東北の人が食べる山菜の中に土筆は含まれません。あんなに美味しいものどうして食べないんだろうと

卵とじに煮付けた土筆を近所の知人に食べてもらおうとしたら、「そんなもの食べないでも食べるものはたくさんある」

と断られました。絶対に食べない。味見もしてくれない。なんでだろう。

まあ、私も東北の人たちが時期を待って「うまい!」と食べる「あいこ」だとか「しどけ」だとか草との区別がつかない

山菜は15年住んだ今でも食べたことがない。食べたい気持ちにならないので、やっぱり同じなんだねえ。

なんかあくが強い気がするのです。

 

まったく寒くないので、3本鍬を持って草とりかたがた蓬を摘もうと玄関脇の斜面に降りると、何時の間にこんなに

増えたのか、わらび林みたい。放射能値の問題で現在大崎の野生わらびは販売が規制されています。

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70歳を過ぎた私が食べたところで何の問題もないのだけれど、うーーん、採りたくもないので採りません。

こないだ由美さんが「しいたけがいっぱい出てる」

けど、うーーん、やっぱり食べない、と言っていたのと同じ。

 

この山間の別荘地に住んで15年。夫が亡くなり私も年を重ねて冬の雪と夏の草との闘いが辛くなってきました。

昨年頃から、山間を出て少し町場にすもうかなあ、と気持ちが動きかけています。

でもこうして春になると、とたんに山が楽しくなる。

誰が植えたか、多分私自身が植えたんだろうけれど、忘れているうちに満開に咲いた枝垂れ桃の花

きれいです!!

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うるし小屋

植物療法士の長澤京子さんに誘って頂いて、鳴子温泉の先、中山平にあるうるし小屋で昼食を頂くことになりました。

漆小屋というと、うるしを使ったというか塗った容器などが展示されているところ、という認識はあったけど、食事が

頂けるとは今まで聞いたことがない。

なんだか自信がないまま久方ぶりに中山平の漆小屋を目指しました。うるし小屋って、国道からだいぶ入った

山間にあります。たぶん冬は屋根を越すくらいの積雪があるところだと思うけど、見晴るかす野や田畑は雪が

溶けて春の装いでした。そしてまたたぶんここは湧水が豊富なところで、岩出山に越して来たばかりの頃、湧水に

惹かれて林の水辺リを歩いたことがあります。それときれいな水があるという理由からか源氏ボタルがとても多く

生息するところで、初めて蛍見物に来た時には森全体がイルミネーションかクリスマスツリーのように光るのを

見てほんとに驚いた! ただ殆ど宣伝されていないので、夜は真っ暗で蛍の光は明るいけれど、足元は全く

見えず蛍見物の場所としては有名ではありません。

わかるかなあ、と不安だったけど着いた! 久しぶりに見るうるし小屋。ここのご主人がうるしを採ってうるし塗り

をなさってます。かなり有名。

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まもなく長澤さん一行の到着して、特別に予約した昼食を頂けることになりました。

これがまあきれいなこと。

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漆の器に盛られた山菜料理。山菜は一山超えればすぐの山形からのものだそう。

ここはまだ山菜は出てないのと、採れるもの採れないものがあるので、現地調達ではありません。

久しぶりにゆっくりした山のお食事でした。長澤さんと生徒さん一行はこれから山形に入られ、明日は薬草料理の

講習をなさって滋賀県に戻られるとのこと。楽しい時間でした。

 

 

食も水も断って2週間ほどにもなる我が家の愛犬チビ。

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これまでダックフンドのナナ、黒ラブラドールのセツ、1歳半年下の黒ラブラドールの春、と我が家の犬家族は

みんな14、15歳と長生きしてくれたけれど、その最後は病気にかかって病院のお世話になりました。

でもこのチビだけが、生きている命を自然に終えるという姿を私に見せてくれています。

生を終える前の猫が姿を隠すという話はよく聞きますが、隠れた後はこんなふうにして過ごすのかと・・・。

痛くもかゆくも苦しくもなさそうで深く深く眠り、用足しは外に出たそうなので日向の草の上に横たえます。

何よりこうして世話をさせてもらえることで、私は自分の心の安寧をチビからもらっている。

毎晩寝る前に「チビありがとう」と言って自室に入るのですが、チビは毎朝触ると片方だけの目をくるりと開けて

生きていてくれています。感謝です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

打ち合わせふたつ

もじゃぐりバッグが終わってほっと一息休憩して、昨日、今日は新しくお知り合いになった方との打ち合わせ。

昨日19日は、仙台在住のこれから雑貨屋さんを始めようとするよっちゃんと同じ年齢の男性でした。

40歳を過ぎてどうしてそれまでの社会的にも重要な安定した仕事を辞めて、雑貨屋さんをやりたいのか。

その答えをうかがってみました。やっぱり人はやりたいことって、心の中にあるんだね。勇気を奮い起こして

やりたかった雑貨屋さんを開き、新聞バッグとも関わってくださろうとしているOさん。是非がんばってほしいです。

 

そして今日は先日一度お会いしたことがあるNPO経営体質改善サポート宮城の千恵子さん(絵本セラピ

スト)とよっちゃん同席でお会いしました。 5月の連休に浜松で開催される浜松祭りで新聞バッグ及び

よっちゃんなんばんをを販売してくださることになりその打ち合わせですが、千恵子さんは多方面に多彩に

活躍されている方なので、非常にお話が面白い。このご縁からまた新たな展開が始まりそうで楽しみです。

 

そしてまったく別の話。

一昨日、石巻沖で転覆した船が南三陸志津川港に曳航されてくる。船の所属は歌津漁協、というテレビのニュース

を見ていて、はッとしました。

もしやこの転覆した船の乗組員は新聞バッグを折っている海山メンバーと関係のある方ではないだろうか。

迷いながら電話をしてみるとやはりそうでした。

「もうダメだと思うよ」

現在捜索中の34歳、37歳の若い2人についての言葉を聞いて、改めて海の仕事の有り様と関連する方々の

覚悟に思いを深くしました。

打ち合わせの喫茶店から出てショッピングモール内を歩く途中、花屋で働くのんちゃんを見かけて声をかけました。

のんちゃんのお父さん、ショーエイさんは今は津波後で、海から離れて暮らしてますが南三陸の生え抜きの

漁師さん。昨年から秋刀魚船に乗ってます。 今回の海の事故でもう亡くなられた20歳の乗組員はのんちゃん

の知り合いだそう。

「危険な仕事だねえ」と言ったら、「うちのお父さん、生きてるのが不思議なくらいですよ」とのんちゃん。

また秋刀魚船の季節がきます。

強風や大雨、訳のわからぬ天候不順の昨今、海で働く方々のご無事を祈りたい。

海の手山の手でお仕事を始めて以来、 ほんとに海の事故が人事ではなくなってしまいました。

捜索中のお二人が早く見つかりますように・・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

大詰めそして終了!

4月17日。

昨日までの必死の検品を終えて、今日は袋入れ、箱詰め、発送までの作業。

発送作業は人数も多くなるので、常々事務所を使わせてもらっている近くの農協へ。

今日仕事が休みの黒田さんは9時前から、私は朝のお餅仕事、あやさんは玉子屋さんでの仕事を終えてから

作業に加わります。

遠距離にもめげず来てくれた石巻の織り屋のかのうさん、女川からS夫人、そして近所の折り手さんのOさん

も来てくれて心強いです。

でもやっぱり間に合うか、新聞バッグの数は足りるか、と胸がドキドキは変わりません。

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「大丈夫かなあ、足りるのかなあー」

「大丈夫じゃないですかねえ。ぎりぎり?」

「ひゃあー! 破れてる。あーーー、もったいない」

口も動き手も動き、合間にはパンつくりからケーキ作りの話まで、話題はつきません。

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これ、もじゃくりバッグといいます。 よそから頂いた新聞紙を揉んで揉んで布のように柔らかくして仕立てる

一手間も二手間もかかった新聞バッグです。東北新聞バッグプロジェクトで高知銀行さんのノベルティーとして

採用して頂いたのがこのバッグだったので、手間がかかることを承知のうえで、本年最後になる高知銀行さんの

お仕事をもじゃくりで締めくくることにしました。

が、やっぱり紙を揉むのは大変! 揉んでるうちに破れる、擦れてよれよれになる、ふわふわなので折りにくい、

などなど折る人の苦心がひとつひとつのバッグに表れていて、ダメでも使いたいという矛盾した心境に取り付かれて

なかなかこの検品は疲れます。

が、そうもいってられないので、いよいよ箱詰め作業開始。

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そしてついに出来ました。今日のところは10箱。

この大きな海の手山の手の名前が入った大きなダンボール箱は、ダンボール会社のレンゴーさんが作って

くださった支援品です。 普通は使わずスーパーのダンボール箱で間に合わせて、これぞという時に使用します。

たくさん作っていただいたのですが、ずいぶん使いました。

黒田さん、あやさん、私の3台の車に乗せてヤマトへ。とうとう発送開始。残る4箱は明日詰めて発送作業完了

の予定です。

 

終わったところで、私は会議で道の駅へ。

家に戻ったのは9時。一人、黒田さんはまだ箱詰め作業中でした。ゆっくり確実に作業を進めるつもりだったんだけ

れど、結局はこういうギリギリ仕事になるのです。

明日で終了。 がんばりますよーー!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

引き続き検品。

朝5時、起きてチビの様子を見に行きます。

大丈夫だった!

朝日が昇って暖かくなる頃、もう5日も飲まず食わずなのにやっぱり用足しは外に行きたいそうです。

チビを出すと、弾丸のようにシロがとんできます。チビは耳も聞こえず目も見えず、我関せずなのに、なんなんだろ。

そしてなんとなく近くでゴロゴロゴロゴロ。

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起きたついでに新聞バッグの検品開始。

その後お餅仕事を終わらせて道の駅へ。

道の駅では今日から新しく大きくなったチョコレートのロイズのお店がオープンしました。

正式なリニューアルオープンの日は18日、土曜日です。

 

道の駅からまっすぐ帰宅して新聞バッグ検品再開。

午後2時過ぎに仕事を終えたあやさん、その後仕事が終わった黒田さんが来てくれて、3人体制で

検品続行。

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みんな一生懸命に作ってくれているんだけれど、それでも糊剥がれ、破れ、歪みなど見逃せない不完全品が

出てきます。

夕方からは黒田さん、道の駅出荷組合のミーティングへ。

私は美里町で行われるものづくりネットワークの2ヶ月に1度の会議へ。

9時半に戻って今度はお餅つき。いやあー、慌しいことで・・・。

 

明日は新聞バッグの本格的梱包、発送日。明日、明後日で、3年間3回に及んだ高知銀行さんのノベルティー

用新聞バッグの仕事が終わります。

忙しいより何より、企業で東北支援として新聞バッグを使っていただくという初めての試みを決断してくださった

高知銀行さんに心からの感謝をこめてお礼を申し上げます。ありがとうございました。

1年に1度でいい。少量でいい。多くの企業に会社の紙袋の代わりに新聞バッグを使っていただくことができたら

なあ。それはほんとうに大きな東北への応援になる。

大震災後、4年間海の手の方たちと新聞バッグを作り続けてきた実感です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

連日検品

4月17日、福岡県津屋崎のよっちゃん祭に向けて、4月20日、高知銀行さんの締め切りに向けて、新聞バッグ

検品の真っ最中。

まあ、一人暮らしだからいいっちゃいいけれど、私の家のリビングはすごいことになってきました。

座る場所もないほどダンボール箱の山、山、々。

南三陸から石巻から近所のメンバーから届くダンボール箱入りの新聞バッグを検品に次ぐ検品の毎日。

流石に疲れてきました。

手癖でゆがんだ新聞バッグを見続けているとあやさん曰く「酔いそうだ」

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4月15日の今日は、5時半まで検品をやって、その後道の駅出荷組合の花き部会ミーティングへ。

これからゴールデンウイーク。お客様で混雑する5月連休を、限られた空間の花売り場をどのように無駄なく活用

させて花や野菜の苗を販売するかを話し合います。

8時に終わって外に出るとざーざー降りの雨。昼間は晴れて暖かかったのに。

よっちゃん祭分は発送終了しました。高知に向けてはまだまだ明日も明後日も検品作業。

 

そんな私の横でチビが静かに音も立てずに寝ています。

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交通事故で片ほうの目をなくして以来ずーっと残った目はひとつで平気で生きてきました。

事故の後我が家にきたので年齢はいくつかわからないけど、うちのオトーサンの大事な愛犬でした。

 

さて、もうひと仕事、がんばります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

雨のほっかぶり市

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4月11日。

1年に一度、岩出山の梅の名所、佐藤農場で催されるほっかぶり市はあいにくの雨。

それでもこのところ気温が下がったおかげで、梅の花は散らずに見事に満開でした。

東北の人は遠慮深いのであまり宣伝されていませんが、この佐藤農場の梅の古木は7000本だか8000本だ

かあるそうで、満開の時期には梅の花のトンネルができます。私の故郷福岡の大宰府天満宮よりも、水戸の梅林

よりも、埼玉の権現堂堤の桜並木よりも見事だと思います。時折り農場で飼われている孔雀の声が響きます。

春と秋の2日続きのほっかぶり市には毎度参加する海の手山の手ネットワークですが、大敵の雨には負けて、

本日はお休み。

お休みといっても、勤務の都合で朝5時から仕事に出ている黒田さんも、お餅屋の私も、自分の仕事をしたり、

新聞バッグの検品したりで大忙し。特に海山の資料作りを引き受けてくれている黒田さんには、あれもこれもでご苦

労かけています。

 

雨の中、今日のほっかぶり市を目指して、石巻から石巻メンバーが作った新聞バッグを持ってきてくれた加納さんを

迎えに佐藤農場へ。雨でもほっかぶり市にお客さんは来てくれてました。

これは加納さんがお土産に持ってきてくれたご主人が焼いた天然酵母パン。酵母菌もご主人が作られたそう。

ご主人はパン屋さんではなく、元漁師さん。

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このパン甘いです。砂糖じゃなくて酵母の甘さ。大変よくできたおいしいパンです。

 

ちなみにパンを乗せた白い大皿は私の手作りで、50代の始め、田舎暮らしを志した頃、畠を借りて野菜作り

の練習とともに陶芸を始めました。田舎に行ったら何かになるかもしれないと4年ほど続けたけれど何の役にも

立たなかった。その時の名残りの重たい電動ろくろが、今も倉庫の中にどーんと居座っています。

その電動ろくろを今日加納さんと一緒に来られた女川のSさんが、女川で役に立つように使い道を考えて

くださることになりました。大きなものなので、どうしようかと思い悩んでいたけれど女川で使ってもらえるの

だったらとても嬉しい。

機織り屋の加納さんの織りの生徒さんであるSさんは私と同じ73歳。長い間お菓子を作ってこられた方で、今も仙台

で先生について菓子作りを学ばれているそうですが、なんと、私も教えてもらえることになりました。

これで、お菓子を作りたい、作りたいと言い続けていた私の願いが叶った!! よかった、嬉しいー!!

 

 

ほっかぶり市は雨で残念だったけど、そのおかげで私は自宅でSさんとの新しいご縁をいただきました。

明日日曜日は晴れの予報。佐藤農場の満開の梅とほっかぶり市をたくさんのお客様が楽しまれますように・・・・。