ガールズトーク(2)

秋たけなわ。あ・ら・伊達な道の駅は連日混み混み。

国道4号線から分かれて紅葉の名所鳴子峡や山形方面に向かう国道47号線は毎日渋滞してます。

用足しに鳴子温泉まで出かけたら、道の駅から10分ほど走った川渡温泉から先が動かず。

仕方なく東鳴子温泉まで我慢してとろとろ動いて左折。数年ぶりに鳴子の山の中を走ってみました。

綺麗だ~。ボキャブラリーの貧困さが情けないけれど、でもやっぱり東北の山の紅葉は見事です。

今年最後と潟沼にも行ってみました。 鴨が1羽で泳いでた。大体ファミリーなんだけどなあ。

DSCF1358

DSCF1360

これは我が家の紅葉です。今は家が見えないけれど、もうじき落葉すると家が見えてくる。ということは今は我が家

からは木の葉しか見えないけれど、葉っぱが落ちると外界が見えるということ。

DSCF1366

DSCF1368

当地の新聞大崎タイムズに、富良野GROUP「屋根」公演と先日の「海山マーケット」の記事を載せて頂きました。

おっきいよ! ありがたいことです。

DSCF1373 - コピー

DSCF1371

そして今日も午後から夜までロイズ新聞バッグ発送作業。ミワちゃんだけは夕方から参戦。

今日もガールトークで話題は森羅万象。あっちにとんだりこっちにとんだりだけど、面白いなあ、と思うのは

このガールズの年代。

30代、40代、50代、60代がなくて73歳。

これから結婚や子育てに向かう30代。子育て真っ最中、初めての親業で判らないことだらけの40代。

子供が大きくなって、スマホを持たせるか持たせないかで日々自問自答を繰り返す50代。

一人でしっかり生きて、世の中の女や子供の貧困に心を寄せるもう一人50代。

子育ても親の介護も終え、夫をも見送り、近頃は心身ともに歳をとってゼーハーしながら仕事を続けている

70代の私。

ガールズトークはお互いの情報を話し、聞きしてとても楽しそう。

そのトークを離れて聞いているとみんなみんな真剣に生きているんだなあ、と感じさせられます。

スマホは持たせても持たせなくても正解。正しい答えなんてない。スマホを真ん中にして親と子が真剣に向き

合っていれば大丈夫なんだよ、50代。

海山ガールズにエールを送りたい!

明日から福岡に行ってきまーす。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ガールズトーク

昨日、大阪の松葉さんから「グランドゴルフ大会が終わりました」というお電話を頂きました。

お送りした250枚の大新聞バッグは参加者の方へ。新聞バッグセットとその後にお送りした少しのお米と

鳴子の温泉饅頭は、抽選で当たった方へと配りました、というお電話で、この一連の出来事の始まりから

終わりまで何度も何度もお電話をくださり、お世話いただいた松葉さんに心から感謝申し上げます。

ありがとうございました。

 

グランドゴルフ連盟さんが終わって次はロイズ新聞バッグの発送準備に入ります。今日は朝からお仕事が

お休みの黒田さんに南三陸まで走ってもらって新聞バッグの回収。石巻からは郵送で回収。

それにしても凄いダンボール箱の数だけど、これを2、3日で検品、修理、袋入れ、箱詰めをこなす予定。

DSCF1379

新聞紙でバッグを作るといえど、けっこうシビアな仕事なんです。こんなふうに大書しても、間違いそうになる。

DSCF1378

本日の作業者は3名。黒田さん、隣りのアヤさん、ミワちゃん。私は寮母みたいなもんで付録。

女3人、ガールズトークで森羅万象を語り合いながら作業が進行します。

DSCF1374

夕方、作業が一段落ついた時間にたまご屋さんで仕事を終えたあやさんが駆けつけてきました。

やる気まんまん。女子部最後一人の顔が揃って、みんなの口はますます賑やかにトーク炸裂。

10月31日に高知四万十で開催される新聞バッグコンクールに、わが海の手山の手ネットワークからの

出品バッグはなんと7点、入賞するかもしれない作品としてノミネートされています。一昨年のグランプリ獲得者は

あやさんでした。夢よ、もう一度とまではいかなくても、せめてそれぞれの新聞バッグに相応しい名をと、4人で

考えて素敵な名前がつきました。

 

月に一度、必ず巡ってくる仕事的にはなかなかハードなロイズ新聞バッグ発送作業。諸々の事情で、作業は

お茶っこするにも時間的にも融通がきく我が家のリビングでやるようになったのですが、回を重ねるにつれ

この時間のおしゃべりというかガールズトークが重要な意義を持つことに近頃気づいてきました。

手を動かしながら、本音をぶっつけ、過去を振り返り将来を語りお互いを知り合い信頼を積み重ねる時間。

その間私は何をしているかというと、台所でおさんどん。みんなに食べてもらう持ち帰ってもらうものを作ります。

 

今日は南三陸の折り手さん、けいこさんから貰ったサンマを蒲焼に。みんなの晩ご飯はサンマの蒲焼だ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

サンマがきた。

10月18日の早朝、トントントンと勝手口の扉を叩く音がして、出てみたら外に立っているのはショーエイさん。

びっくりした~!!  ほんと、びっくりした。

ここにいるべきでない人、北海道でサンマ船に乗っているはずの人が突然現われたら、驚くわ。

気仙沼まで来たので帰ってきた。すぐ気仙沼に戻るけれど、サンマを持ってきた。と車に積んだでっかい桶の中

から獲れ獲れピカピカの秋刀魚をどっさり出してくれました。

DSCF1344

鳴子温泉で津波被災を受けたショーエイさん一家と知り合ってから4年半。その後ショーエイさん一家は志津川の

仮設住宅に入らず岩出山の住民になり、ろんな仕事をこなしていたショーエイさんは船に乗れるようになってから

は、北海道でサンマ漁に出られるようになりました。

元々生え抜きの漁師さんであるショーエイさん。凄く若くなった感じがします。

そう言ったら「若い人と一緒に働いているからねえ」と。

 

私も今日の午後は若い人と仕事をすることになっているのであやかりたい。

みんなにサンマをご馳走しよう。

今日は先日南三陸から持ち帰った大バッグ300枚を検品して、他に大中小のセット組をして、注文を頂いた大阪の

グランドゴルフ連盟さんに明日までに発送するという大仕事があります。

いつものように黒田さん、仕事を終えたアヤさん、一作日結婚のために東京に越していったミワちゃんが実家に帰省

しているところにばったり出会って捕まえて、3人態勢で仕事を進めます。

 

私は台所でどうやってサンマを食べさせようかなあ、などと寮母さん役。

台所まで聞こえてくる3人の会話が大変に面白い。新聞バッグデザインの話、東京言葉と方言の話(宮城と熊本、

福岡、神奈川が集まっているので)、この間までミワちゃんが滞在していたニュージーランドの話、政治の話。その他

その他。 女子部の会話は実に健全、現実的、建設的で面白く、笑いが絶えない。

なによりみんな元気なんだなあー!聞いてるだけで面白かった!

DSCF1347

こうしてみんなで集まって仕事をするのはいいもんです。

終わってそれぞれサンマの袋を提げて解散。

今夜の晩ご飯はみーんなサンマです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

南三陸&河北newscafe at sendai

10月16日は南三陸行き。

大阪府南河内郡のグランドゴルフ連盟から大量に注文を頂いた新聞バッグをとりに南三陸へ。

10月1日から志津川の道が変わる、と聞いていたけれど、変わってた。

家はないのです。土の山ばかりある。その高い盛り土の上にナビ向きの道路というのか、つまり高速道路のような、

高速って信号がないでしょう。別れ道は標識で認識するという形になってるけどあの作りの道路なんだけど、

これ間違うわ。考える時間がないのでモタモタしてると違う方向に行っちゃう。風情がない道路やねー。

DSCF1328

そして9月末に行ったけいこさんちの周囲も変わってた。

高台移転住宅の引越しが終わってその手前の土地も整地が出来上がってました。はあ、道路際まで。

ここ、以前は鬱蒼とした山だったのが、今その面影もない。

DSCF1330

遅くに到着したので、大急ぎでお茶っこして晩ご飯用ホタテを頂いて車いっぱい新聞バッグを詰め込んで、帰ります。

お父さんは外でホタテ収穫の道具の準備中でした。もうじきホタテの収穫が始まるのですって。楽しみだ。

DSCF1331

 

明けて17日土曜日は、仙台の河北新報本社で、NEWS CAFEまつり開催。よっちゃん農場はよっちゃんよきとりの

大幟旗。海山は中でワークショップで参加しています。

DSCF1334

杜の都というけれど、街路樹が大きくて緑が多い仙台の美しい街並。

緑の木の下で、緑に溶け込んだようなみっちゃんと「北の国から」黒板五郎風高橋よっちゃん。

DSCF1335

福島でも新聞バッグn興味のある人がいる、とお話をもってきてくださった安部さん。

新聞バッグを作ってもらいます。

DSCF1338

もうひとりのインストラクター美和ちゃんは、ハローウィン新聞バッグを作ってくれました。

DSCF1339

このハローウインバッグ、お父さんとお母さんと子供のバッグがあります。

道の駅にも飾るので見に来てくださいね。!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

新聞バッグコンクール&紅葉の栗駒山

海山マーケットから1日置いて、10月13日は、岩出山スコーレハウスで第2回目の「屋根」公演実行委員会。

ポスター内容などを決めました。ポスターやチケットができあがってきたら、11月初めからいよいよチケット

の販売が始まります。来年の3月18日夜7時。テレビドラマ「北の国から」の脚本家。倉本聰氏の舞台

「屋根」公演。是非見にきてください。

DSCF1309

 

そして10月14日は、高知県四万十で行われる恒例の「新聞バッグコンクール」に応募する新聞バッグの発送日。

夜、仕事を終えてうちにやってきた黒田さんとあやこさんの応募新聞バッグのネイミングが面白い。

卒業おめでとうバッグや卵入れバッグにbag to the future というのもあって大笑い。

入選することを祈ろう。

DSCF1315

 

 

そして本日15日は、もうこれ以上は延ばせない、ということで今年最後の栗駒山へ。

今を逃したらもう栗駒山の紅葉は木の葉が散ってなくなるギリギリの時期。

やっぱり下のほうまではまだ紅葉はおりてきてません。もうちょっと、といった感じ。

でも見晴らしのよい湯浜峠から見る紅葉は見事でした。

DSCF1320

普段なら須川温泉まで行ったら帰るのだけれど、今日は連れがいるので気強くなって少し上まで登ってみます。

DSCF1323

やっぱり山はいいわ!

やめられなくなって、もう少しもう少しと歩いて名残が原まで。この湿原をつっきれば登山道は昭和湖まで

続いています。昭和湖から先は本格的登りになるので、登山靴も履いていない今日はここまでで終わり。

 

DSCF1326

下って、露天風呂に入って、本日の栗駒散策は終わります。

また来年。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

海山マーケット開催

9月の連休、昨日までの連休に、私たち海山の初めてのイベント「海山マーケット」が終わりました。

ドタバタしている間に、付近の山の木々が黄や橙色に色付き始めているのに今日気づきました。

この3日間のあ・ら・伊達な道の駅のお客さんの混雑は凄かった。今日は連休最後の日だけれど、それでも

紅葉見物帰りのお客様の車は何十台も並んで、店内の品物が少なくなっているのが申し訳ないようでした。

DSCF1306

 

さて、初めての海の手山の手の感謝祭「海山マーケット」

このマーケットのテーマは何か?

みんなでなんだろう、と何度か話し合って出てきたのはやっぱり「感謝」。海山を始めてからの4年半、心を繋いで

何かとお世話になった北は北海道から南は九州まで、変わらぬ応援をし続けてくださった方々への、ほんとに

ありがとうございました、の気持ち。それを形にして今度は私たちがお世話になった方々の商品を東北のお客さんに

紹介して販売をしようという、そんな企画を立てました。

 

これは海山をあげてのイベントなので、新聞バッグの折り手である南三陸のけいこさんたちや石巻のちかこさんたち

海の手さんにも全員参加としました。

他に日ごろから協力態勢を組んでいる東北村さんやインテリコーヒーさん、河北新報の畠山さん、大崎地域創造

研究会さんにも参加をお願いし、快諾して頂きました。

 

初めてのイベント。

ひと月くらい前から、高橋よっちゃん、みっちゃん、黒田さん、あやこさん、私の山の手は、仕事の合間を見ては

ギュウギュウスケジュールでのミーティング。連休あり他のイベントあり、よっちゃんに至っては10日以上連続の弁

当作りなどあってスリル満点。眠れぬ夜を重ねるなかなかハードな日々でした。

そうこうしながら迎えた前日。

イベント会場道の駅の隣りにある地区館ホールで準備中のよっちゃん、みっちゃん。

ポップ作りをするよっちゃん。モノも言わない。

DSCF1254

バカデカ新聞バッグ制作中の新聞バッグインストラクター、黒田さんとアヤさん。これ作るのなかなか難しいのです。

役立たずの私は見てるだけ。

DSCF1253

会場入り口の飾り付けもできました。

DSCF1259

なんでもない万国旗のように見える新聞バッグですが、これはキズナプロジェクトで台湾から東北を訪ねてくれた

100人を越す台湾の大学生、大学院生たちが作ってくれた思い出の新聞バッグなのです。

DSCF1265

 

明日のお餅搗きの仕事がある私は、午後7時半で退出。

みんな遅くまでがんばったんだねえ。朝行ったら準備万端整っていました。全て手作り。素晴らしい飾りつけ!

万国旗風台湾新聞バッグだけではなく、天井には新聞デカバッグが・・・!これは海山マーケットのシンボル

新聞バッグです。

DSCF1277

 

そして明けて10月11日、海山マーケット開催日。山の手メンバー、ほぼ眠らぬままに朝を迎え、道の駅に集結。

午前10時、マーケットはよっちゃん挨拶で始まります。

DSCF1281

本日の目玉、道の駅商品はロイズ新聞バッグ入りのロイズチョコレートコーナー。

さすがロイズ。早いうちからどんどん売れていく。

DSCF1279

DSCF1271

DSCF1272DSCF1287

DSCF1295DSCF1297DSCF1299DSCF1305

 

ホールに入ってくるお客さま。最初は何があっているのかわからないようですが、朝から終了までマイクを握って

放さないよっちゃんの面白おかしく丁寧な案内アナウンスで、事情が解ると涙ぐむ方が現れたり、どーんと買って

くださったり。

たくさんのお客様にきていただいて午後4時終了。

 

初めての海山マーケット。商いの成功、不成功は思いようで変わってくるけれど、この4年半をひと区切りする

意味で有意義なマーケットだったと思います。

 

このマーケットの企画を聞いて、励ましの言葉とともに品物を送ってくださった四万十や富良野、当別、日高市、

大津のみなさんの温かさが心に沁みました。そして正直この催しで一円のお金が得られるわけでもないのに、

ここまでがんばり抜いた高橋よっちゃん、みっちゃん、黒田さん、アヤさんの志の高さ、強さ、尊さ。

遠い沿岸部から朝早くから出てきてくれた南三陸や石巻の海の手の仲間たちの優しさ。

忙しい時間を割いて1日この会場で一緒に賑わいを作ってくれた連携のみなさんの温かいご好意。

そして何よりこの紅葉の最も忙しい1日を私たちのために道の駅ホールを使わせてくださった道の駅の社長の

大きなお気持ちに感謝した、「ありがとう」が心に残る海山マーケットでした。

 

お世話になったみなさま、ほんとうにありがとうございました。

「ありがとう」のイベントと言いながら、また「ありがとう」を重ねています。

これからも海の手山の手をよろしくお願い致します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

meeting&meeting&mee・・・。

埼玉の認定NPO副代表理事である吉田さんが来てくれたのと、間近に迫った初めての海山独自のイベント

海山マーケット開催の準備と、来春この町で公演予定の倉本聰さん脚本の舞台「屋根」公演準備実行委員会

立ち上げと一緒に動いて、このところミーティング三昧の日々。

 

老体には身体もきついけど、頭もなかなか苦しくて、1日の仕事が終わってさあブログを、という頃にはもう眠くて

眠くてさっぱり仕事がすすみません。

この間の続き、広報の「伝える」という吉田さんの講義は、海山メンバーの仕事の都合もあって夜から。

ということで空いている午前の時間には、農業体験をしてもらうことにしました。

まずもって由美さんのお宅で稲刈り体験&コメッコシェー(籾摺りをここではそう言うんだそうで)体験。

DSCF1226

DSCF1230

秋の陽射しの中、ちょっとやってみて「腰がいたーーーーい!」

お米はこんな苦労をして作るのか、とよく解ったそうです。

 

お昼を食べたら紅葉の栗駒山へ。

標高2000m弱の栗駒山は今紅葉真っ盛り。下のほうはまだだけど、上のほうは今年は早くて今見ごろと聞いた

からウンが良ければドンピシャということになるかもしれない。

同行は仕事を終えたアヤさん。原発事故後に鳴子に来てもう4年半になるけれど、栗駒山にはまだ一度も行った

ことがないそう。アヤさんも鳴子温泉のジャズフェスが終わったところでやっと一息の時間です。

今年は寒いから紅葉早いかなあ、と思っていたけれど、温湯温泉や湯浜温泉あたりはまだちょっと早かったー。

秋田との県堺を過ぎた頃から紅葉が見事になってきました。

須川湖。どうなんだろう。最盛期未満なんだろうかなあ。

DSCF1239

DSCF1240

須川湖周り、高層湿原、須川温泉から上あたりは赤黄、橙に染め上げられた全山紅葉。もう1時間登山道を登って

昭和湖まで行けば全山紅葉の全貌が望めると思うのですが、内陸地震の広範囲な山の崩落があってからは、私も

行っていません。

温度が低くなっているので建物周りの温泉の川(?)の湯気もうもうが凄いこと! ここは足湯ができるようになって

るけれど足を入れるとギャっと言いたいくらい熱いのでご用心、ご用心。

DSCF1236

鳥居を見るとどうしても拝みに行かなければおさまらないアヤさん、温泉神社へ。

DSCF1238

 

ここで流れるお湯をせき止めて作られた露天のお風呂があります。

人の顔も見えないほどの白い湯気が湧き立つエメラルドブルーのお湯の中で、関西から来られた60代初めの

女性に会いました。ガン手術を受けた後、病院の壁を見つめる日々は嫌なので、ご主人と二人もう2ヶ月

ほど東北を旅しておられるそうです。男と女の間には深くて大きな溝がある、と言いますけれども、その溝は

埋まらないので主人とは話しません。二人で黙って車で寝たり旅館に泊まったりしながら東北を廻っていますが、

東北の人の優しいこと、暖かいこと、に心癒されます。私も神戸で震災に合いました。大きな鉄骨が倒れ

かかってきて家が潰れて家族は全部亡くなりました。

 

柔らかな関西の言葉で淡々と話される彼女のこの先の長いか短いか解らない日々の平穏を祈りながらお湯の

中で話し、お別れしました。私はもうすぐ74歳。この方との出会いはきっと心に留まると思います。

 

今夜はうちで吉田さんのこの間の続きのファシリテーションと高橋よっちゃんのお誕生日会をやります。

5時開始のはずが私たちが遅れて5時半過ぎに開始。

そもそもファシリテーションとはなんぞや?

ここから始めるわけですが、「そもそも」会議にしても軽いミーティングにしても誰が誰にどのように何を伝えよう

としているのか。

なんてことは初めは考えているつもりでも、会議が進むうちに脱線。そこからまた脱線を重ねても気づかず

延々だらだらの話し合いを進めていることも多いので、改めて「あなたは誰に何を?」と正面から問われると

瞬時頭が空白に・・。

吉田さんの講義は「目からウロコと頭の中がひっくり返る」の繰り返しで凄く面白いけど、すごく疲れます。

 

休憩は高橋君の誕生日。チョコレートにはおめでとう、ひろゆきくん、ローソクは何故だか5本。ヒロユキ君の5歳

のお誕生日ケーキ仕様。

DSCF1245

ローソクを吹き消したくてたまらない孫を押し留めて、「おめでとうー」の瞬間。

 

お寿司を食べた宴の後は、吉田さんの表面ソフト中味はストロングの講座に戻ります。終わりそうになっては

また始まりを繰り返して、深夜12時半終了。

濃かった! 疲れたー!しかし吉田先生の不退転のエネルギーには感服。

でもたぶんこういうお勉強は面白いんだね。高校生の娘がいるアヤさんを除いて席を立つメンバーはいません

でした。サラダなど差し入れてくれた由美さんでさえ、ずいぶん遅くまで帰らず、翌日会ったアヤさんは

「いたかったー」と。

 

さらにもう一度吉田さんは来てくれます。

私たちは賢くなっているんだろうか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バッハホール定期演奏会

先週に引き続いて今週も隣町加美町の田んぼの中の音楽堂バッハホールへ。

先週は孫のピアノの発表会で今日はお友達のチェロ弾き早川さんの定期演奏会なのです。

前回行ってとても楽しかったから、秋にも必ず行くぞ、と決めて早々とチケットを早川さんから送ってもらって

いたのだけれど、そのチケットがない。いくら探してもない

探しあぐねて、あんまり大事にし過ぎて入れたこともない封筒に入れてそのまま捨てちゃったような気が

してきて、諦めたところに諦めない黒田さんが、「行ってみましょうよ! 行ってダメだったら諦めよう」。

 

そう思って行ったらなんと、感謝、感謝。受付で事情を説明したら入れてもらえました。

ホールに入った時、ちょうど町長さんだか解らないけれど、男性がお話をなさってました。

加美町は廃校になった小学校を利用して音楽教育施設の国立音楽院を誘致。そこではバイオリン製作など

ができるようになって、加美町の小学生はみんなバイオリンが弾けるようになってほしい。

といった内容で、加美町が音楽の町としてさらに発展を目指しているということなんだ、と思います。

いいなあ、音楽の町なんて。

たまたま引っ越してきて、隣リ町にこ大きな図書館があって、これほど身近に音楽が聴ける施設があるなん

て実に幸せなことでした。

 

早川さんの演奏を聴きたいのでめずらしく前のほうの席へ。早川さんにも近いけどコントラバスがにも近くて

生まれて初めてこんなにまじまじとコントラバスの演奏を聴きました。コントラバスって面白い。たった3っつ

なのに全体の低音を支えてる感じがする。正直楽器のことなどなんもわからんのですが・・・。

それにしても舞台いっぱいになるほどの演奏者の数。これはほんとに素晴らしいし、凄いと思う。

これは終わった後です。演奏中は写真が撮れないので雰囲気だけ。

 

DSCF1215

お疲れさまでした。ロビーで早川さんと。

DSCF1218

今日は風が強い。寒い。

というわけで、以前から黒田さんが行きたがっていた森の中の紅茶専門店「森栖」へ。

DSCF1223

 

今日から埼玉の認定NPOハンズオンの吉田さんが岩出山に来てくれます。

うちに泊まって明日は海山全員で広報のお勉強をします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

OH! オクくーーん!

お餅仕事をするので、普段朝のテレビは見ないのだけれど、台風とか大雨とかそんな時だけはテレビを

つけっぱなしにして耳だけで聞いてます。

今日は強風情報がほしい。

朝ドラの後はあさイチで、今日のゲストは仲間由紀恵さん。その後グリーンなんとか(園芸番組らしい)に移って

場所を替えたイノッチさんが話し始めた相手がオクさん、と聞こえきて、えーーっ? あわててテレビの前へ。

園芸やっててオクさんという名前はそんじょそこらにないだろうから。

 

おおーー!!

テレビの画面でイノッチと話しているのはオクくんじゃないか。さわやか。元気そう!

おお、NHKであさイチで。すごい出世したねえー! いやあ、びっくりした。

くん、と言っちゃいけないのか。先生と呼ぶべきか。

 

20年くらい前、まだ夫の定年退職後の田舎暮らしを目指していた私が、田舎暮らし修行のために千葉県松戸の

近くの畑を借りて花を作ったり野菜を作ったりしていた頃、オクくんは千葉大園芸学部の学生だった。その後大学院

で学び、園芸家を目指して市場に行ったり中卸の花屋で花のことなどいろいろ勉強していた時に、花を教えて

くれる師匠Hさんのもとでよーく顔を合わせていました。市場のこと、生産者のこと、Hさんの指導は厳しくて学ぶ

こといっぱいだった。パンジーのようなありふれた花こそちゃんと作るの難しいんだ。Hさんがオクくんたち学生に

いつもそう言っていたことを思い出します。、時には私の畑に堆肥を買いに来てたっけなあ。

 

180センチ以上もあって立派な体格しているけど身体に弱いところがあって、重労働はできないので育種家を目指す

と言っていたけど、ほんとに育種家になったんだね。

大学院を出て故郷に戻って農業を始めたけれど、経済的にも大変でずんぶんがんばっているらしい、とHさんから

聞いてました。当時から物凄く神経質にお薬に詳しいので「ケミカルボーイ」とHさんが呼んでた。

 

カメラはオクくんの現在の仕事場の様子も見せてくれました。ガラス温室、彼の得意とするチョコレートコスモスの

圃場。育種のための無菌室。そしてお母さんと新婚ほやほやの可愛らしい奥さん。

わあ、結婚したんだ。よかった、よかった。Hさんが見たら喜ぶわ、きっと。

 

 

社会人になってしばらくしてペチュニアの育種に成功して、葉牡丹とチョコレートコスモスはずいぶん研究されて

いたようでした。葉牡丹のこと解らなくて、電話して「どんなお薬使ったらいい?」と聞いたこともありますす。

オクくん、がんばったんだねえ。これからも身体大切にして奥さんと一緒に育種をして、日本中に珍しい花を

広めてください。

いやあ、今日は朝からいいもの見せてもらいました。

 

寒くなってきました。寒くなると自分のうちのお風呂じゃなくて温泉に入りたくなります。

温泉まで道の駅から10分。

ちょっと行って入って誰もいなかったから、写真を取りました。

湯船から見る空が青い!!  きれい!!

DSCF1206

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

相馬へ

日程きつきつを承知のうえで、せんだい男女共同参画財団企画の「きもちをつなぐバス福島行きに参加

してきました。

 

以前から行きたかった福島。きのうまでロイズ新聞バッグの発送準備をひとりでがんばっていたあやさんの

前の在所の南相馬。そんなご縁でなんとか行く機会も出て来るんじゃないかと思っていたのだけれど、

でも全然ご縁がなくて4年半が経ってしまいました。

以前に行ったことはあるのです。山に登るために何度も何度ものどかで美しい飯舘村を通って福島の山に登り

温泉に泊まりました。でも原発事故の後は一度も足を踏み入れてない。

 

 

一般参加8名、せんだい男女共同参画財団の方々7名、女子暮らしの研究所の方々4名。バスの運転手

さんを除けば年齢80代から20代までの女性ばかり20名の福島研修ツァー。バスの中では原発事故後、

さまざまな困難を経てこられた語り部さん5人のお話を聞くことになっています。

 

仙台を出て相馬市へ。

相馬市内を通って、地震、津波で大きな被害を受けた沿岸部を視察。正直、自分が住む宮城の災害に気を

取られて、相馬市の沿岸部がこれほど大きな被害を受けたとは、知りませんでした。亡くなられた方458名。

何も知らなかった自分にショックを受けた。この海岸部は大震災前は最も賑わう海水浴場であり、多くの買い物客

が集まる漁港であったということだけれど、、今は津波の爪あと生々しくがらんどうで何もない。漁具を入れるための

家屋風建物など、新しい建物が少しづつ整備されつつあるようです。

DSCF1122

DSCF1123

相馬港の高台に建つ亡くなられた458名のお名前が刻まれた慰霊碑。

DSCF1125

鎮魂記念館

DSCF1126

458体のお地蔵さま。

DSCF1129

今日はここまで。また明日続けます。