南三陸へ(菊苗購入)

あっという間の1週間。

今週は菊苗をわけていただく南三陸の菊屋さん訪問から始りました。需要と供給がどう考えても合っていない今の直売所の花売り場の状況。特に生産量が減っている菊の花をなんとか増やそうと、苗の譲渡を南三陸の菊屋さんにお願いしたのが昨年の秋。長年花の生産に携わりながら、菊の刺し芽は春暖かくなってから、という菊生産の決まりごとを今日まで知らなかった私の菊関連知識のお粗末。「菊の刺し芽に来てください」という連絡で、あたふたと今年初めての南三陸に出かけて行ったのが4月12日。ただの棒のような刺し穂から宿根するまで1ヶ月はかかるだろうと読んだ私の思い込みもまたお粗末で、「取りに来てください。早く定植してピンチを」との連絡が来たのが4月24日の月曜日。まだ12日しか経ってないじゃない!

会社のワゴンロングに直売課長と同乗して、苗3600本も乗るのか、乗らないのじゃないの、とごたごた言い合いながら現場に到着。どうにかこうにかぎゅうぎゅうに詰め込んで岩出山まで運んで来ました。朝出て、戻ったのが夕方5時半。

翌火曜日は花卉部会ミーティング。ミーティングの後、みんなで苗を見に行ったら、朝水をやったはずなのにハウスの中で苗はクッタリ。これはまずい、と昨日入れたばかりの苗を部会員のカヨちゃん宅に移動。これで安心と思いきや、夕方「苗が800本も足りないよー」とカヨちゃんから電話。

水曜日は理事会。で、木曜日に再度不足分の菊苗をもらいに南三陸へ。おかげでプラスアルファーの苗まで頂いて、輪菊、小菊3色でほぼ4000本以上の盆菊苗が揃いました。これから部会員にがんばってもらって、お盆の花売り場に盛大に出してもらおうと思います。南三陸志津川は新しい道路ができ、高台移転も進んで新しい町ができつつあります。でもこの町については、複雑な思いがたくさん。この思いについては改めて書きたいと思います。

今日金曜日は先日のゴールデン食堂の反省会。

思いもかけずお客様には大変喜んでいただいて、既に7月はじめの梅農場の梅が実る時期の旅行企画のお弁当予約も頂いています。少しづつ少しづつお弁当が定着していけば、嬉しいことです。ゴールデンウイークとっかかりの明日、明後日、道の駅直売所花生産者のオナゴスターズは新装なった正面駐車場の前で花マルシェ(花市場」を開催します。花、山菜、野菜など盛大に販売します。皆様のお越しをお待ちいたしまーーす!!

英会話、新聞バッグワークショップ、オペラを聴く

昨日は朝1番にびっくり!

お餅の出荷に道の駅に行く途中、大きな声で何度も何度も聞こえてくるのは防災無線。「北朝鮮の弾道ミサイル発射、着弾の可能性ありの放送は間違いなのでお詫びします」という内容。最初は理解不能。後で聞けば試験放送が誤って外に洩れたということだけれど、その時には分からないから、着弾しないということなのか、などと思考が混乱しました。止めてほしいわ。こんな度外れた間違い。もし着弾するとすれば、一般市民どうせよ、というのか聞きたいもんです。

桜、連翹、白木蓮、枝垂れ桜に水仙、咲きそろって満開だというのに、毎日一度は雨、風、強風、暴風、おまけに寒くて、4月も半ば過ぎとは思えないお天気状況のここ数日。

横なぐりの雨の中を孫と一緒に道の駅の英会話講座へ。

1週間に1度行われる道の駅英会話講座は2年目に入ります。最初の1年間はインバウンドに向けた従業員の英語力UP+一般のお客様にも開放された講座だったのですが、2年目の今年はどちらかというと一般のお客様に多く参加して頂いて親睦を深めながら従業員の英語力も強化するというもの。英語を教えてくださるのはブランデン・リー先生。中学校ESLの先生でもあります。孫は今年小学校3年生。アルファベットを書くのもおぼつかないけれど、がんばって参加しています。そして頼みのつなの一般の参加者はまだ少ない。忙しい時間を割いて参加する従業員のほうがまだちょっと多いという状況。一般の参加者がもっと増えるように宣伝に努めたいと思います。

英語講座の後、ピアノを弾きたいという孫を伴って喫茶パーシモンへ。

店内に置かれたグランドピアノで、男子ピアノコンサートで弾いた「ライオンキング、愛を感じて」を初披露。けっこう長い曲で何回聴いてもばーちゃんとしてははらはらするのは変わりなし。「指の力が強いね」と誉めてもらって孫は嬉しそう。

そして金曜日は、初めての道の駅での新聞バッグ講座。

宣伝が悪かったのでお客様ではありませんが、道の駅の従業員に作ってもらいます。見るとやるでは大違いなので、みんな最初は戸惑って不安げだけれど、だんだん工作の面白さが加速して

「けっこうたのしーーい!」

そうなのよ。大人になればなるほど手でモノを作ることから遠ざかってしまって、楽しさなど忘れてしまうのです。けれど実際に鋏や糊をやってみると、出来上がるほどに楽しさが甦っています。顔見知りの気楽さでワイワイガヤガヤ全員小バッグ2種類完成させて終了。願わくは従業員には大、中、小までの全ての形を作ってほしいなあ。

本日土曜日、相変わらす外見あったかそう。でも外に出ると寒い。

直売所に隣接した食堂で、朝から他所の果樹園の藪払いに出かけていた黒田さんと昼食。戻って、明日のお餅の支度をした後、夜はオペラを聴きに孫連れでパーシモンへ。一緒に聴くことになっていたピアノS先生とだんなさま、黒田さんとパーシモン常連の音楽好きなお客さまKさんのお顔も揃っていて、聴かせて頂く曲目は、マリア・カラスのカルメン。部屋中に響くカラスの声を、作ってもらった素敵な台の上で一緒に聴くのは、松井美緒さんのこけし。

この場によーくに合ってます。

1幕が終った後の休憩時間には、先生と一緒にピアノも弾かせてもらえました。

水曜日の道の駅の英語といい、今夜のオペラの夕べといい、小学3年生で今夜のような席にいさせてもらうことの幸運。ありがたいことだと思います。ジュースを飲んでチーズケーキを食べてマスター手作りのピザも食べた孫の感想は

「楽しかった~~!」

春の行事スタート!

植えてもいないムスカリがあちらこちらで花を咲かせ、美味しそうなふわふわの蓬は

今が摘み頃。

気付かぬ間に満開になった姫りんご。残念ながらおいしそうな紅いその実をまだ食べたことが

ありません。鳥のほうが早い!

 

土日は岩出山の桜まつり。

お城では桜まつりイベント。有備館公園ではほっかぶり市。町内は春の互い市。

逃れようもなく春になって、また草との闘いの日々がやってきます。

 

怒涛のような1週間が終り、今週は以前お世話になった陶芸の先生の倉庫掃除からスタート。

昨夜から今朝にかかけて雨。

朝には上がって、今日はお休みをとってくれた黒田さんと二人で作業開始。

 

大震災後、ありがたいことに全国のあちらこちらの有志の方々から外国の新聞を送って頂きました。

その中には右から読むのか左から読むのか分からない見慣れぬ文字の新聞や、ロシア、スペイン、

トルコなど、かろうじて名前くらいは読める新聞など、いろいろ珍しい新聞がありました。
が、超縦長だったり横広かったり、ホッチキスで止められてたり、新聞バッグに使うには少々難儀な

新聞を先生の倉庫に置かせて頂いていたのです。

その倉庫をお返しすることになったので、珍しい新聞だけれど残念だけれど、たくさんの方々の

ご好意に感謝しつつ廃棄することにしました。

 

相当時間がかかるかとそれなりの覚悟に臨んだわりにはスピーディに進んで午後2時終了。

仕事を終えてやってきた上條さんと合流後、海山女子部は栗原一帯の桜見物へ。

先週の土、日までまだ蕾だった桜がいっせいに開花して今や満開!菜の花も満開!

今年も元気で桜を見られたことに感謝です。

 

以前に松井美緒さんにお願いした、音楽カフェ、パーシモンの軽食献立。

美味しそうなサンドイッチデザイン(あえてデザインと言いたいくらい彩りが美しい)への、

パーシモンのご夫婦からのお礼の品をお送りしたら、間髪を入れず、美緒さんからお返事を頂き

ました。今はまだない美緒さんサンドがお目見えするのももう間もなくのことでしょう。

美緒さんコケシも順調に売れています。

 

明日はあ・ら・伊達な道の駅での英語会話教室。

そして明後日からは、同じくあ・ら・伊達な道の駅での新聞バッグ講座が月に1度。1年間の予定で

スタートします。

お誕生日や母の日などのプレゼント用に、小さいバッグやハートバッグなど、お洒落な新聞バッグを

ご一緒に作りませんか。お子様も歓迎。ご参加をお待ちしまーす!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ゴールデンお花見弁当(新岩出山流おもてなし)

仙台リヴィング企画岩出山ツアー催行当日の今日は、朝から大荒れ。

雨はふるわ、みぞれは降るわ、の間にパーッと晴れて、「あら、うれしや」と思うまもなく雪。

晴れ間も見える午後は強風が吹きまくるという心休まらない1日でした。

 

農家のお母さん集団ゴールデン食堂メンバーは、朝集結してそれぞれの得意材料、得意技を駆使

してツァー客30人分の弁当作り開始。菓子屋の私は昨日近所のよっちゃんに摘んでもらった蓬で

今年初の蓬餅を作ります。

 

由美さんは昨日南三陸でわけてもらってきたワカメの炒め煮。畑や山のプロフェッショナル、クリちゃん

は余人には真似できない蕗の薹の茎の煮物、よっちゃん農場ミッチャン得意の凍みっぱなしカツなどなど

他ではみられない海山直採り材料で作る惣菜のあれこれ。

それを見事によっちゃん農場ヨッチャン手製のイラストで仕上げた弁当包みがこれ。

作ったお母さんの特徴、材料、惣菜の名前まで書かれて、秀逸。ドンドン上手になります。

お客様の中には丁寧に折って、持ち帰られる方もいました。

そして手作り箸袋には梅の花をあしらった心遣い。

超豪華なお弁当!! でも写真がうまく撮れなかった。

若手新メンバー、小泉味噌屋5代目コイズミ君の味噌玉利用の味噌汁をつけて初披露のゴールデン

食堂のお花見弁当を食べて頂いたお客様の感想は?

好評でした。材料、作り方、さまざまな質問続出。 喜んで頂けたようで万々歳です。

 

食事後は、由美さんと私、頼りないガイドで岩出山散策へ

新装なった有備館からゆっくりじっくり観て頂いて、町をめぐる用水の中の緋鯉、真鯉の尋常ではない

大きさに驚きつつ森民酒蔵、次いで竹工芸館。

岩出山は江戸時代から伝わる篠竹を加工して作る竹細工の産地です。

来たことはあるけれど、初めて奥まで入った竹工芸館。こんなに作業所が広く、こんなに竹細工を作る人が

いるとは知らなんだ。

 

世界灌漑遺産に登録されている内川に沿う散策路もご案内したいところのひとつ。

初夏の緑、秋の紅葉、水音を響かせる内川の流れ。何時の時も心休まる有備館裏の散歩道です。

 

たくさんの名所旧跡があるわけではない小さな元城下町、岩出山で見て触れて知って頂きたいのは

町を構成する昔ながらのお店の商品や作る人のこと。

今日は味噌玉を作った小泉味噌屋に立ち寄り、今の味噌事情や麹のことなどたっぷりお話を聴きました。

 

有備館公園、岩出山藩士当別開拓の碑へ。

 

雨のために、午前中の予定が午後になってしまった、本命佐藤梅農場へ。

8000本の紅梅、白梅、梅満開!

暴風に振り回されながらも、花びらはしっかり木にしがみついて散りませ。

宗一社長自慢の梅のトンネル。連翹も満開!

 

 

 

 

 

 

 

 

あまり役に立たないガイドでしたが、午後4時今日の日程を終了しました。

客様もしんどかったと思うけれど、強風と寒さに翻弄されて疲れる1日でした。

が、旅行社企画のツアーのお客様をこんな形でおもてなしできるのは初めてで、楽しい経験でした。

是非また来て頂いたら、季節に合ったお弁当を張り切って作ります。

仙台リビングさん、そしてお客様に感謝!

ありがとうございました!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

音楽のまちで

たまたまのことから、この4月に隣りの加美町にオープンする国立音楽院、宮城キャンパスに行って来ました。

今年初めての開校なので、最初に入学してくるのは高校生10数人と聞きました。加美町は「田んぼの中の音楽堂」として全国に知られているバッハホールがある町で、バッハホールを中心にして、年に何回かの定期演奏会その他さまざまな音楽活動が行われ、音楽がある町作りを提唱し、着実に歩みを進めています。車で走れば30分もかからない田んぼの中の小さなありふれた町だけれども、音楽堂他図書館などの文教施設はしっかりと充実していて、伊達政宗の城下町として学問所やお城跡などの歴史遺産は誇るけれども、本だの音楽だのの文化施設は貧しい私たちの町とは性質が違う町です。

今は廃校になった小学校を利用して開校される国立音楽院は、町の中心部からだいぶ離れたのどかな田園の中にありました。緑豊かな実に美しいロケーション。人家は遠く、ここではどんな楽器をどれだけ鳴らしても、その音を聴けるのは森の動物たちくらい?というような音楽の学校には絶好の環境。学校の入り口には元の学校の名と、校歌が刻まれていました。

加美町立上多田川小学校。

最終の生徒数は12名だった、と聞きました。最初に学校が建てられた時にはもっとたくさんの子供たちがいたのでしょうに、最終的には12名になって学校が閉ざされる。人が少なくなるということは、こんなことになるのかと自分の集落の人口減を顧みて末恐ろしさを感じます。多田川小学校は昔ながらの小学校ではなく、木造バリアフリー、オープン教室の新しい学校です。こんなに新しい機能性の高い新しい学校に建て替えて、どうして廃校にならなくてはならないのか。

私たちの町も来年は合併で4つの小学校が一斉に廃校になるという現実の前に、希望溢れる校歌の文字を辿ると、何故こんなことになっていくのかというやり場のない思いがこみ上げます。

広々とした運動場に立派な更衣室が備えられたプール。寂しかった運動場やプールも今年からは、音楽院の生徒さんや町の音楽イベントなどで賑わうでしょう。

国立音楽院宮城キャンパスはオープンキャンパス最終日ということで、東京から来られた副学長さん、若い女子スタッフさんにキャンパス内を案内していただきました。小学校に手を加えず、そのまま利用した学校内部。実に清潔で驚くほどきれい。

ギター製作科の教室。同じようにバイオリン製作科の教室もあります。この他にも弦楽器リペア、管楽器リペア、ピアノ調律、音楽療法科、大震災被災楽器の修理などなど学ぶ課目は盛りだくさんで、準備されているピアノや防音室その他楽器や録音機器やコンピューターに至るまで新品ばかり。この音楽院で学ぶ生徒の宿舎や卒業してからの音楽関係の仕事へのサポート、全ては町の運営によるもので、ここに投入される予算はどれほどのものかと天を仰ぐ気持ちになりました。

最初の高校1年生はこの地の人だけではなく、全国各地から。遠く岐阜からくる生徒もいるのだそうで学院で教える先生方も含めると、これまでにない人の増加も望めるというもの。またこの音楽院のカリキュラムには農業体験が含まれています。

加美町は音楽と農業を融合した暮らしを作ることをテーマに音楽の町作りをします、という町長の言葉のとおり、加美町には全ての子供がバイオリンを習えるという場が置かれています。

うちの孫もいつかは・・・・。

今はピアノで四苦八苦。ピアノをちゃんと弾けるようになりなさい、と先生から言われそうだけれども。

今日のキャンパス訪問には自分でも思わないほどの衝撃を受けました。税金は見えるかたちで使われるほうがいい。温かくなって辺りが緑色に変わる頃、また来てみたいと思います。その頃にはいろいろな音を聴くことができるのかもしれない。 楽しみです。

海山女子部、山形探索

海山女子部3人は、日曜日、珍しく休みを合わせて山形へ行ってきました。

東北生まれでも育ちでもない女子部3人は、東北の風物がもの珍しく行ってみたいところばかり。

でも今はまだ雪が溶けたばかりの4月初め。さくらんぼも薔薇もないので金山町のガッコ蕎麦へ

行ってみることにしました。

鳴子温泉を通過して新庄を右折。東北の大幹線道路13号線を秋田方面へ。

金山町は以前に行った時の印象は「木」の町。だったのだけれど、今回改めて来て感じるのは

白壁の蔵、大きな木造の家々など、昔ながらの歴史の面影を残す美しい町でした。

 

町の中を流れる川にかかる木の大橋。

周りはまだ雪解けの風景で、岩出山にはいなくなった白鳥の姿がまだ見られます。

1時間あまり車で走るだけで、残雪の量も寒さも太平洋側の岩出山とはまったく違うことを実感。

 

町の景観を壊さないように、観光用看板は立っていないけれど、こんなふうにマンホールに観光客の

ための表示がなされています。

明治時代に金山町を訪れた旅行家のイザベラ・バードは、金山町を「ロマンティックな雰囲気の場所」

だと「日本奥地紀行」に書いているそう。

農業用水路、大堰。

 

町のところどころで見るお休み処の屋内に置かれたライトアップの案内板。

 

まだ雪解け時期の今の季節は無人だけれど、観光の時期にはお茶を飲めたり、案内の方が

おられるようです。

 

そして本命の谷口がっこ蕎麦。

 

閉校になった小学校を利用して、村のお母さんたちが蕎麦を手打ちする名が通った蕎麦どころ。

なつかしい~! 昔の学校の講堂だ。これ講堂に畳み敷き?

こんなビロードのような紅いカーテン、私の小学校にもかかってました。

 

 

国道からだいぶ入った山の中ですが、がっこ蕎麦の駐車場には車がいっぱい入っていて人気の

ほどが伺えます。私たちも評判を聞いて来たけれど、こんな形でも廃校になった学校の利用は

できて続けていけるのだ、とお母さんたちのパワーに感服します。

 

いろいろ面白そうなものがありそうな新庄、千年だんごの大石田町、温かくなったら鮭が上るという

鮭川町、真室川温度で有名な真室川町。行きたいところはやまほどあるけど次回を期待して帰路へ。

往路とは道を違えて赤倉温泉経由で途中、分水嶺のある堺田に寄り道。

真っ白の雪の時期、人気のない単線の堺田駅のホームに立つと、映画ぽっぽやを思い出します。

しかし分水嶺というのは何度見ても不思議。

太平洋側と日本海側の分ける川の源がこんなに小さい流れなんて、誰が想像できます?

そして誰が見つけたんだろう。

 

ここ、何度来ても飽きません。

珍しいお土産いろいろ買って、大変楽しかった。また行きます!

 

 

 

 

 

 

 

東京・美緒さんコケシ・サンドレシピ・ラベンダー・富良野教室

突然、気温上昇。超あったかい!

極端にあったか過ぎ。春というのはもうちょっと段階的に温かくなるのじゃなかったけ。

 

週初め、東京に行った時には、上野の桜満開。

道行く人は春らしい軽装。私は宮城に戻った時のことを考えて1枚脱いだものの内心不安。

大腿骨折で入院したおばの様子見に行き、とんぼ帰りで大崎に戻った夜の気温は3度。

ほーら、やっぱり寒いじゃないか!

 

翌火曜日、斉藤さんと一緒に松井美緒さんに会いに仙台へ。

ここから急にあったかくなりました!!。急激な気温の上昇で車の中エアコン入れたいくらい。

突然こういう温度は困るのです。草が伸びる。ハウスの花が徒長する。梅農園の梅の花が

短期間で咲き、散ってしまう。

 

仙台まで運転するのは春らしい装いの斉藤さん。私は助手席。

仙台まで時々行くというので安心していたら、高速下りて市内に入ったとたん「私3車線の道路

走るの初めてですよ」ととんでもないカミングアウト。

目指す美緒さん宿泊のホテルまでの4車線道路を斉藤さんも緊張しただろうけれど、私も同様に

緊張しつつ、どうにかホテルに到着。

いやあ、ほんとに偉かった。対面道路しか運転したことのない人がよく市街地4車線を運転しました。

「今日は私の4車線記念日!グレードがあがりました!もう日本中行けそう!」と勇者気分で

はしゃいでいたけど、私は無意識でも疲労したらしく、帰ってばったり寝てしまいました。

 

久しぶりにお目にかかる松井美緒さんには、美緒さん作のこけしに作家さんのサインをして

頂きます。見た人が思わず悲鳴を上げてしまうような斬新なデザインの美緒さんコケシは、さらに

新しい女の子のコケシも誕生中とのこと。手元に届くのが楽しみです。予約も受付中。

 

彩りの美しい創作のお料理でも今ご活躍の場をお持ちと聞いて、厚かましくも以前から

依頼されていた私の町の喫茶店の軽食用サンドイッチのレシピをお願いしました。

そしたら2日も経たないうちに、こんなに美味しそうな焼きトマトサンドイッチレシピを送ってくださいました。

作り易さも材料の保存し易さもオーダーへの応じ易さも全て考えられた野菜いっぱいのサンドレシピ2種。

付け合せのサラダなども考えてくださっています。

そのセンスと手早さと的を外さない確実さと美緒さんのお気持ちの優しさに感謝、感動しました。

ありがとうございます。美緒さん。

 

そして水曜日。

美里町から石巻でラベンダー栽培をやっているラベンダーコムのオオコダさん来訪。

知り合ったのはほぼ4年前。大震災、2年後くらいのこと。

東松島の塩害の地に綿を植えて綿製品をとろうというコットンプロジェクトに加えて、土地を

開きラベンダー栽培をやるので、その製品を売ったり作ったり、何かご一緒にできませんか?

というお誘いでした。

その頃はまだラベンダー苗を小さくて数も少なかったのだけれど、植えつける苗を増やして一番大変な

草取りもがんばりとおして、今は始まりの頃よりも倍の面積、10000万本のラベンダー園に成長し、

ラベンダー祭りを開催したり、保育園や学校の子供たちや施設の老人たちが楽し場になっています。

ついては以前にお話していたラベンダーと新聞バッグのコラボの件。

ラベンダー入り新聞バッグの販売先をたくさん探しましたので、新聞バッグを作ってください。

という嬉しいお申し出でした。

 

新聞バッグが売れることより、オオコダさんのこの4年の熱意に感心しました。

花が咲くのは6月末から7月。 柄を選んで新聞の用意をし、ラベンダーに似合う新聞バッグを

作ろうと思います。

 

木曜日。

6月10日から岩出山を訪問してくださることになった富良野の方々に、お話をして頂く場をどう

作るか、鳴子温泉、喫茶たまご屋のマスターに場所の選定や参加者への声がけの協力をお願い

しました。

詳細については決まり次第にチラシやFBでお知らせしようと思います。

道の駅に美緒さんコケシを買いに来てくれた孫のピアノの先生が鳴子温泉まで来てくれました。

上條さんと一緒に高橋亭で昼食。

東京にコケシにサンドレシピにラベンダー、加えて富良野教室の準備などなど、盛りだくさんの

1週間が過ぎるのは速いこと、速いこと!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ニュースと春!

次から次へといろんなことが起こってくるので目が白黒してしまいそう!

本日のニュースは・・。

黒田さん、ラベルのデザイナーで新人デビュー。

黒田さんが道の駅から依頼された瓶のラベルのデザインを見せてもらいました。

いかにも黒田さんらしい抑えた色使いと瓶の中身の物語とがマッチして思わず私の口から出た

感想は「わあ! 美味しそう!」

もともとは東京でデザインと編集の仕事をしていた黒田さんは、大震災後、東北に来てくれた

海山の大切な仲間。以来、海山の印刷物関係はデザイン、編集、その他、紙になって手元に

届くまで全て黒田さんに支えられています。

 

お勤め人としての生業の他にデザインの仕事をするのは大変だろうけれど、学んだ技術と才能は

活かせる場で是非活かしてほしい。夜中に仕事をする本人は「眠い!」と言ってますが・・・。

 

そしていよいよプロ野球のシーズン開幕。

合わせたように松井美緒さんのコケシも道の駅で販売開始です。

その美緒さんが仙台に来られるのでコケシにサインを頂くことにしました。

こちらもコケシの新人作家さんデビユー。

美緒さんコケシは売れてほしい。そしてご主人(松井稼頭央選手)が所属する楽天イーグルスには勝って

ほしい。ということで、野球のことにも選手のことにも無知な私も、海山メンバーとともに今年は球場に

出向いて楽天の応援をするつもりです。チケットはどうやって買うのかしら。

そして楽天イーグルスの2匹のマスコット、あれはなんなのか。動物? 鳥?

 

まだニュースは続くのですが、今日はここまで。

日曜日の本日は直売所当番。

温かいとは言いにくいような陽気ですが、それでも直売所の佇まいは春めいてきました。

赤や黄色のパンジー、辺りに響くピーーーという焼いもの音、白い煙、直売所の後ろの釣堀り

は噴水の水しぶきを上がり、岩魚釣りを楽しむ家族連れの姿がみえます。

今年はこの直売所で石巻の加納さんに来てもらって、みんなで縫い物や織りを教わるつもり。

私はここで新聞バッグとラベンダー屋をするつもり。

旅の途中、是非お立ち寄りください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ゴールデン食堂花見弁当・第2回編集会議

週半ば、仙台より旅行企画会社仙台リビングさん来訪。

4月半ばに企画された、この町にある佐藤農場の梅の花見と生誕450年伊達政宗の歴史を巡る旅の現地視察に担当者が来られました。この旅のなかで私たちがお引き受けしたのはゴールデン食堂のお花見弁当。ゴールデン食堂というのは、昨年の春、岩出山で倉本聡作の舞台「屋根」を上演した際役者さんたちの食事を賄うために作った、本物の食堂ではないけれど、農家のお母さんたちが持ち寄りの食材で20種類近い料理を作った幻のような食堂です。

場所は公民館の和室だったけれど、看板や品書きがあまりにも立派だったから、ほんものの食堂と間違えたお客様が「何か食べられますか」と立ち寄られたりしました。舞台が終った後も、必要な時には集合して料理を作るゴールデン食堂として今も時に活躍の場をもらっています。お餅屋の私が担当するのはスイーツ。出たばかりの柔らかな蓬を摘んで餡入りの草もちを作ろうかしら、などいろいろ考え中。せっかく来て頂いたので、不肖余所者の私が町をご案内することにしました。

まず最初に、メインとなる梅農場。

白い梅はまだ蕾が硬く、広-い園内のところどころに散りばめたように満開の紅梅。社長の宗一氏によれば早咲きの梅なのだそう。

連翹も少し咲き始めています。

宗一氏自慢の梅のトンネルの小径。 満開時には見事です。

路の右側には連翹が、左に植え込まれているのはさつき。

古い梅の木は150年くらい経っているものもあり、全部で何本あるのかは分からないので、自分で数えて、とのこと。まだ花が咲かない梅林をちらりほらり梅見のお客様の姿が見受けられました。

梅農場の後はお城跡に行き、有備館に行き、最後に私が好きな内川の散策路へ。

たぶん地元住民はあまり行かないところだと思うのですが、有備館の広いお庭の裏手を流れる内川に沿う道は、水の流れも山の木々も美しいとっておきのような散歩道です。そして、ただのお城を護る用水だと思っていた内川は、世界かんがい施設遺産なのだと今日知りました。そういう遺産があるのだとは驚いた!

翌日の夜は第2回目編集会議。

それぞれの仕事を終え、夜7時に黒田さんちに集まり、まず炊いたご飯に味噌屋の小泉君持参の3種の味噌をまぶして味噌お握りを作り、メンバー自作の持ち寄り惣菜と粕汁で腹ごしらえをしながらのミーティング。間で小泉君作の味噌玉も試食。本日のメインイベントは発行物のタイトルをつけること。この1日2日私が考えぬいたものは却下。呻吟しながらどうにかこうにかタイトルが決まりました。あまりにも破天荒なのでここでは言えない。内緒。出来上がってからのお楽しみにします。

全体の割り振りと、ひとりひとりが担当する文字数を黒田さんがテキパキと決めてくれます。もとデザイン、編集業務に携わっていた黒田さんが、とても頼もしく思える夜でした。

そして翌金曜日はロイズ新聞バッグ、検品、袋入れ、箱詰め作業。上條さんと二人真面目に仕事をして、今月の作業終了。

3日くらい寒い日が続いて間に温かい日が1日ほど。それっとばかりに庭に出て、篠竹切ったり枝を払ったりしているのですが、寒いので一向に捗りません。3日でいいからぽかぽか陽気のあったかい日が欲しい。

クリスマスローズ満開。あっちこっちで勝手に出てきたクロッカスが蕾を膨らませています。

明日、明後日、また忙しい週末に突入。