毎日いろんなことが起こります。
昨日は道の駅出荷組合花部会研修の下見に盛岡まで遠征。
今年の花部会の春の研修は、盛岡の街中に飾られる花のハンギングバスケットを
観たいと思っています。
盛岡までは東北自動車道で約2時間。運転してくれるのは部会員の野田さん。
同行者は盛岡に詳しいチヨさん。
しかし、この数日ひと季節戻ったように肌寒くて、宮城よりもっと北の
岩手ではどのくらい寒いんだろう、とちょっと不安。お天気は梅雨入りしたに
しては良好。
盛岡では野田さんが前もってハンギングバスケットに関する情報をお願いしていた
盛岡の情報紙の元編集長、稲子さんが出迎えてくれました。
稲子さんのお話では、最初は毎年花で飾られるカナダのビクトリア州との姉妹
都市交流で始った盛岡のハンギングバスケットだが、今では町ごとに分れて
独自のハンギングバスケットを作っているのだそう。
ご紹介頂いたフキデチョウの通りのハンギングバスケットは、
お花は少し。バスケットが下がっている5月ー10月の間に蔓や葉が長く伸びる
種類を植え込み、バスケットは鉄製。11月にサンクスギヴィングのかぼちゃに
替え、かぼちゃが終ると雪の下でも美しく見える灯りに替える。替えるときには
通りの大人も子供も皆一緒に作業をし、終るとお鍋を食べたり、ソフトクリーム
を食べたり。この町独自のハンギングバスケットとの付き合い方だそうです。
お話を聞くだけで、バスケット作りや雪の中の灯りの情景が浮かぶようでした。
このフキデチョウの通りは静かだけれど、洗練されたぬくもりを感じます。
通所介護施設なのにお年よりも大人も子供も無料で本が読めるという、珍しい
図書文庫。
インドから直接買い付けられた紅茶のお店「しゅん」
偶然も偶然、紹介された紅茶のお店が、自分のお店の紅茶の親元さんだと
わかってびっくり、大慌てのチヨさん。
この「しゅん」のオーナーさんから、ふきでちょうのハンギングバスケットに
ついてのお話をうかがうことができました。
市街のハンギングバスケット。
橋の欄干の外にも、
町の中にも、
2時間近く市街を歩き廻って、だいたいの距離感を把握して終了。
帰りに前から興味があった紫波町の公民連携で作り上げた新しい町つくりの
モデル「オガールタウン」にちょっとだけ寄り道。
全国に例がない官民連携で町作りが始められたこの町で、最初に作られたのが
図書館。図書館の利用者に向けて、カフェや子育て支援センター、クリニック
に産直マルシェなどが配置され、全国から利用者がやってくるバレーボール体育館、
その利用者のための宿泊施設、と次々に設置されていった新しい町オガールは、
耳目をひきつける美しい町でした。
産直マルシェ、
花売り場。広くて羨ましい。
図書館とは思えない図書館外観、
書棚が白く天井が高い広々とした図書館は、蔵書にレベルが高く1週間ほど
INに宿泊して読破したい、と野田さん、大変気に行った様子。
この図書館では、以前に我が家の長男のお嫁さんと同じ浦安の図書館に
おられた司書のKさんにお会いすることができました。
お会いできてほんとうによかった。これも偶然の賜物。
まさかうちのお嫁さんと同じ図書館の職員だった方が、東北の図書館に
おられるなんて思ってもいないもの。
全ての視察を終えて、紫波から岩出山に直行。
帰ってそのまま、公民館での道の駅出荷組合理事懇談会に出席。
9時終了。
帰って餅搗き、というハードな1日、しかし充実した1日でした。
これからこの下見をどうスケジューリングするか、が課題。
稲子さん、しゅんさん、お世話になりました。