農業女子体験ツアー打ち上げ/ロイズ新聞バッグ発送/新規会員募集

一昨日は、7月半ばに催した「農業女子体験ツアー」の打ち上げ会。

岩出山の食堂&小料理屋さんに集まってもらったのは、農業女子ツアーをお世話いただいた大崎移住促進

センターのスタッフの方々、道の駅社長、出荷組合理事、昼食を作ったゴールデンのお母さんたちなど々。

「屋根」の舞台で参集したゴールデンのお母さんたちは、少しづつ少しづつ活躍の場を広げています。

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移住促進センタークーラスで準備してくれたアンケートの結果によれば、この体験ツアーは、参加してくれた

女子たちに好意をもって受け入れて頂けたようで、嬉しい結果でした。

また遊びに来たい、と書いてくださった方は多々、大崎で農業してもいいよ、と書いてくださった方もいて、

実現可能かどうかは別にしても、やってよかった、またやろう、という励みになります。

 

そして昨日はロイズ新聞バッグの最終検品、発送日。

お仕事が休みの黒田さん、仕事を終えた上條さん、それに黒田さんのお母様にも手伝ってもらって、段ボール

6箱分の発送を終えることができました。

みんなバタバタ自分の仕事で忙しいので6箱、450枚も発送できるとは思わなかった。

ロイズ新聞バッグを作り始めてもう1年以上。毎月20日頃になると南三陸、石巻、古川の集荷を始め、検品、

袋詰めを経て、月内に北海道のロイズ本社に向けて発送、という作業がすっかり板についた海山メインスタッフ、

上條さん、黒田さん。

彼女たちの手際のよさのおかげで滞りなくロイズの仕事を進めることができてます。 感謝!

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そして今日30日は、道の駅出荷組合新規会員募集の説明会。

出荷組合の理事は朝から会場で、新聞折込みの会員募集チラシを見てきてくださった方を待機。

新規会員募集のチラシを配布するのはこれで2回目。

1回目は5、6人の参加、そして2回目の今日は5人の方が説明を聞きにみえました。

なんとなく変化の時だなあ、と思わせられるのは、1年後、2年後、現在お勤め中のお仕事を退職した後に

農業をやってみようか、と考えられている兼業農家の方が増えてきていること。

 

道の駅オープン時に出荷組合員になった会員は15年経って15歳年をとり、平均年齢も65歳半ば。先を

考えると不安な状況になってきました。でもそういう時期になれば、こうして兼業農家でお仕事に出ていた人が、

退職して大崎の農業を担う人になる。

という具合になればいいのだけれど・・・。

説明をいうのもけっこうしんどい作業で疲れました。

 

見ているだけで心癒される美容院のヒロさんちの上の崖の山百合。

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山合いを縫う国道、県道の高い法面の隙間に、山道の藪沿いに、田んぼ脇に、至るところで、今山百合が

咲き乱れています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ゴールデン母さんin麓郷

タラーラララーラ、タラーララララー!

さだまさしの楽曲に合わせて、BSフジで倉本聰作ドラマ「北の国から」が始まりました。

一昨年だったか、現代のなんでもお金で買って安心する。とにかく便利なものを追い求める。という今の風潮に

電気停まったらどうするの(我が家では311で8日間停まった)。 便利なことばかりやってたら体も頭も老化が

早まって、動けない老人だらけになっっちゃうよ。若い人もイザという時に何もできないよ、などと思う私は、

富良野で富良野GROUPの谷山さんに「今の若い人に見てもらいたいドラマだからもう1回テレビで放映するなんて

できないんですか?」と訊いたことがあります。

その時は「うーん」という感じだったんだけど、その間何があったのか、先日から放映が始まりました。

 

毎回待ち遠しい思いで見ては、人が生きることの健気さに涙していたのは35年前。

とてもいいドラマです。余分がない削がれた言葉のひとつひとつが素晴らしいと思う。

けど、夕方5時とか7時からなんだけど、見るかなあ~?

流行らない、ということになっちゃうのかなあ。

 

 

ゴールデンお母さんたちの行程2日目の午後は、吉田さん、石川さんが会議なので「北の国から」の舞台、町から

20キロほど離れた麓郷に行くことにしました。

なんてったて富良野に来ればラベンダーの次はドラマ「北の国から」界隈を巡ることが富良野観光ツアーの定石。

と思っているのは私だけで、ゴールデン母さんたちは一人も「北の国から」を観てません。

 

そんなお母さんたちに私は麓郷で何をアピールしていいのかわからない。

雄大な富良野岳の麓、延々と続く緑深い原生林、どこまでもどこまでも果てしなく起伏を描く牧草地や畑。

なんと美しい!と感動しているのは私だけで、毎日岩出山の美しい緑の自然の中で忙しく働いているお母さんたち

はさほど感動している様子もみえません。

 

麓郷には、主人公の黒板五郎さんが東京から連れてきた純と蛍の子供らと最初に住んだ原生林の中の水も

電気もない家や次に自力で建てた丸太小屋の家、石の家、拾ってきた家など、「北の国から」のロケ地に

撮影時のままで残された家々があり、多くの観光客が訪れています。

まず最初に訪れたいのは順番からして最初に住んだ家。

だと思うのですが、お母さんたちが訪れたのは、五郎さんがいろんな苦しい経験をして年を重ね、不要なものは

なんでも捨ててしまう現代の風潮に抗って、人が捨てたもの、つまり廃物を利用して建てた「拾ってきた家」。

五郎さんが最後に建てた家。

 

お母さんたちは入場料払って、ぐるりと見て回りはしたけれど、その後は案の定「ひとつ見たからもういい」って。

ドラマなんだから、最初から1、2、3と見ればよさが分かるの、意味あるの、と言っても無理そうなので、

「北の国から関連はここまでとなりました。

我が道を行く、岩出山ゴールデンお母さんの富良野観光は全然一筋縄ではいきません。

 

最後は標高500メーターの麓郷の見晴らし台、共済農場へ。

共済農場は個人の農場ではなく全国会員制の農場ということですが、ここは私が富良野で一番好きなところ。

広々として花々が咲き、風が心地よいここ共済農場に来ると帰りたくなくなる。 ほんとにこの近くに住みたいと

思えてくる。

広大なラベンダー畑。これで3年というのだけれど信じられないほど株ができています。私たちの岩出山の

ラベンダーもこんなふうに作りたい。気候が違うしお金もないから自信ないけど志だけは・・・。

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目を転じれば、広大な台地に広がるハマナス群。実(ローズヒップ)をお茶やジャムに利用するそうです。

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そして野生化したルピナスの群生。

宮城で毎年種を蒔いてルピナスを栽培している私たちから見ると夢のような光景です。

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そしてこれはぜーんぶ芍薬。

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展望台の下のジャム屋さんが管理されているらしい農場で、今も農作業の方が新しい花の苗を植栽作業中でした。

お母さんたちもこの農場は気に入った様子。

さっそく農作業の現地お母さんに声をかけて「何植えてるの~?」

「クレオメ」

「ちょっと遅いけどね」

と自称「女工」さんのワタナベさん(長靴に名前が書いてあった)が返してくれました。

クレオメ、うん、背が高くて花火のような特徴のある姿の花だけれどちょっと時期的には遅いかもしれない。

 

ワタナベさんに持っているお菓子を上げたりして、作業の手を休めてもらい、しばしお話をします。

北海道と宮城。場所は違うけれど、やっていることは同じ農作業仲間。誰と話すより気がおけなくて話が

はずみます。がんばってねー、また来れれば明日ねえー・・・。

 

これで終わりかと思っていたら、夕方最後の時間に会議を終えた石川さんが、富良野塾へ連れて行って

くれることになりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

直売所でロイズバッグ検品終了

うちの近所にある駐車場が広ーい食堂+直売所。

食堂は今も健在ですが、直売所はだいぶ前に店終いしてしまいました。

このままでは勿体ないし、お客さんにこの集落に来てもらうためにもお店を開けてみないか。毎日が難しい

なら1日でもいいよ、との呼びかけに応じて、では日曜だけならと週1の直売所運営を始めることにしました。

月曜から土曜日までは高清水のフリースクールの大人&子供たちが担当。

私たちは日曜日のみ。時間は午前10時から午後3時まで。なんだけれども日曜日のお餅出荷で10時には

間に合わない私に代わって黒田さんが出てくれることになって、昨日で3度目の日曜日。

 

気持ちとしては地元の野菜を売る農産物直売所としての役目を果たしたい、とは思うものの、残念ながら

今のところは根菜以外の野菜が集められません。ということで、仕事の合間をみてはきゅうりだの、いんげん

だのかぼちゃだのを持って寄ってくれる由美さん頼り。そのうち空いている野菜の棚がいっぱいに埋まる

ようにればいいのだけれど。

 

空いている棚を埋めているのは新聞バッグ。そして海山がこれまで商ってきた手づくり小物だの手ぬぐいだの。

新聞バッグ作りの仲間が作った着物リフォームのお洋服もハンガーに吊るして並べました。

おいおい品数を増やして、仲間のお仕事である編み物や洋服作りや機織りなどのワークショップに読書会

などもできたらいいなと考えています。

黒田さんのお母さんがお店の名前を考えてくれました。称して「楽し舎」

みんなで集まって楽しいことをしましょう、という直売所。仕事台は週末蕎麦屋で木工職人のハガさんに作って

もらうことにしました。看板はよっちゃん。そのうちよっちゃん独特の文字で書かれた「楽し舎」の看板が

出現する予定です。

 

そして昨日の日曜日には初めて場所を移して「楽し舎」直売所でロイズ新聞バッグの検品をやることに。

参加してくれるのは、黒田さん、上條さん、のメインメンバーに加えて黒田さんのお母さん。

お店にはアイスクリームもお茶もジュースも売っているので、なかなかラクチンに楽しく作業が進みます。

間々ではお客さまが入ってきて、一緒にお話をしたり、店外に並べているお花を買ってもらったり。

新聞バッグを教えたり販売したりの経歴が長い黒田さんが、その都度にこやかにお客さま対応をしてくれる

ので本当にありがたい。

 

10時に開店して4時、ロイズ新聞バッグの検品、袋詰めまで終えることができました。

みなさま、真山に来られたらどうぞまやまの直売所にお寄りください。よろしくお願い致します。

 

日が翳ってから庭の草刈り&つる切り。

草刈りに付き合って顔が山百合の花粉で黄色に染まったシロ。

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検品作業

昨日は1か月ぶりの南三陸。

michikoちゃんがクアラルンプールに行ってしまったので、今月は検品要員が少いため早めの新聞バッグ

回収。

昨日からウニのカイコウ(字がわからない。おばあさん曰くカイコウは今日何時から何時までウニを獲って

いいですよー。ということだそう)なので、今日はけいこさんはウニ剝きで留守。

ホタテもカイコウの時はけい子さん夫婦は鳴子温泉に保養に来てても急いで帰ります。

よく分からないけど、そういうことらしい。

でもウニは未だ処理場ができていないので、販売はできず家族で食べたり人にあげたりするとのことで

わたしもその恩恵に与り今年の初ウニを頂きました。

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これは大変に美味しい。甘い。さすが獲れたて!

南三陸は相変わらずで、新しいお店ができたりはしているけれど、来る度に橋桁みたいな建造物が

増えてるような気がします。これはなんなんだろう。道路の建設?

あんまり暑くなくて風爽やかな午後の1時間、おばあさんと老い先の話をしてお暇。

帰りに伊豆沼、内沼、青沼の蓮と蓮舟の様子を見たかったけれど、時間が押して断念。

 

今の時期、たぶん日本一広大な蓮の沼、伊豆沼、青沼、そして一迫の百合園、そして栗駒山の高層湿原

世界谷地、今頃ニッコウキスゲが咲いているはず。今年も見に行かなくては・・・。

 

今日は涼しい。夕方21度。窓が開いてると寒いみたいです。

朝はお餅仕事の出荷。

石巻からヒノさん、今日仕事が休みの黒田さんが検品に来てくれるので大急ぎで帰宅。

お昼でいったん解散して、黒田さんは仕事場へ。日野さん、石巻へ。私は出荷組合会計監査のために再度

道の駅。

監査を終えて帰宅し、仕事を終えて現われた上條さんと私で検品開始。

4時、戻ってきた黒田さんが参戦、という具合でロイズ新聞バッグの検品が進行しています。

が、なかなかシビアな時間割でこけないようにしなくては。

人数が少なければ少ないなりに、今月は150枚以上の新聞バッグ検品を熊本地震から避難中の黒田さん

のお母様が引き受けてくれます。ほんとうに有難い。

 

 

この町の町花、山百合が至るところで咲き始めました。

これはうちの庭の山百合。種がとんで年々数が増えてます。

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昨年まではあまり見なかった気がするのだけれど、今年は妙に目につく野カンゾウの花。

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BSフジテレビで倉本聰作ドラマ「北の国から」が始まりました。

35年も前の作品だけど、今こそ見てほしいドラマ。

特に「北の国から」の舞台、麓郷の黒板五郎さん(主人公)の家まで行ったのに、さしたる興味を示さなかった

岩出山ゴールデン母さんたち、是非観てほしい。

モデルになったケサヨさんのペンションに泊まっていろいろお話したのだから~。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

農業女子体験ツアー

大崎市のNPOくーらす「移住促進センター」の事業で、農業女子体験ツアーの女子たちが岩出山にやってきました。

農業を体験してみたいと参加くださったのは、仙台や古川在住の女性たち10名。その他クーラススタッフや

旅行を企画されている仙台リビング社スタッフなど、一行20名ほど。

せっかく岩出山に農業体験に来られるからには、生産の場を体験するだけではなく、生産したものを販売する

道の駅や直売所の仕組まで見て頂こうと、道の駅、直売所も協力しての体験交流ツアーとなりました。

 

道の駅に到着後は、道の駅社長や直売所の管理担当部長の説明を聞いて頂きます。

お天気どうなるか、と一番心配だったのですが、どうにか降らないでくれてうす曇り状態。

今日1日雨が降らないことを祈りつつ・・・。

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ご挨拶や道の駅の説明が済んだ後、社長から皆さんへのお土産&プレゼントは、愛らしいアイスボックスに

入ったロイズチョコレート。この夏、あ・ら・伊達な道の駅だけで限定販売している佐藤梅農場の梅液が入った

トリュフ。濃厚です。梅農場には本日最後に行く予定になっています。

 

直売所、バーコードを作るバックヤードなど見て、店内をじっくり見て回り、お買い物が終った後は、

倉本聰氏の演劇「屋根」で俳優さんたちのご飯を作って大活躍した農家のお母さんたちが待つ、

岩出山ゴールデン食堂で昼食。

食堂と言っても通常営業ではありません。よっちゃんが作った立派な看板を見て、ホンモノと思い「何か食べ

られますか」と見えたお客様もあったけど、こういう特別の時だけ集結して得意料理の腕を振るう1日だけの食堂。

決まった場所に食堂があるのではなくて、決められた場所に看板と品書きを持って参上というスタイル。

今日の食堂は道の駅直売所でご飯ものを作って出しているタキイさんち。りっぱなおうちでりっぱなお座敷です。

 

よっちゃん手書きの今日のお品書きが凄い!!素晴らしい!!

これ見るだけで美味しそうで食べたくなるじゃないですか。

私もちょっとは作ったんだけど、みそっかすなので載ってません。

 

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「屋根」の時も豪快だったけど、今回も豪快。

たぶんゴールデンのお母さんたちはちょっぴり料理なんてのは発想にないのだと思う。

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農家のお母さんたちの経験に裏付けられた明るい太っ腹なお話とゴールデンお昼ご飯を堪能した後は

個別に分かれて農家体験に向かいます。

トキちゃんちは漬物加工と切り花と野菜収穫、草とり体験、ゆーじ君ちは野菜、よっちゃんと地鶏のたまごやさんち

では卵スイーツか卵とりか。花農家の加代ちゃんちは切り花の切り取りとか、由美さんと私んちでは、さつまいも

植えとラベンダーの草取りと花の寄せ植えとか、それぞれの農場でやってほしいことをやってもらおうと思っています。

 

由美さんとワタシ組は、真山の地区館に隣接した農園へ。IMG_0032

ラベンダーの草とりをして、自分で鍬を持って畑の畝を立て、さつまいもを植えました。

その後は山本農園で花壇苗の寄せ植え。持って帰ってもいいけれど、うまくできたと思ったら直売所で

販売してもかまいません。生産するだけではなく販売することも農業体験では重要なことだから。

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最後は行ったところの収穫物を携えて佐藤梅農場に集結。

ここではもう収穫も終盤戦の梅もぎを体験します。

「下に落ちてるのは拾わなくていいから。木になっているのを採ってください」

梅農場3代目宗一専務の指導のもと、皆さん、重いだろうに袋いっぱいの梅を収穫しました。

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私もおこぼれに与ってどっさり青梅を頂きました。

 

今日の体験が良い印象を残して、また岩出山を訪問してくれますように。

それを願って、楽しかった今日の農業女子体験は終了しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

小学校でジャズフェス/富田ファーム~麓郷

今日のできごと。

午後の授業時間を1時限分利用して、体育館でジャズフェスをやる、というので孫が通う小学校に行きました。

サキソフォン、トロンボーン、ベース、ドラム、キーボードを駆使して本場もんのジャスを子供たちに聞かせてくれる

のは、安田智彦グループ、仙台の定禅寺ストリートジャズフェスティバルを立ち上げられたご本人。

校長先生のご提案らしいけれど、こんな田舎の生徒数50人弱の小学校でジャズを聞かせてもらえるなんて

なんという幸せ。

最初は聴く、演奏するというふたつの場に分かれていたのを、安田さんの「みんなもっと前へ」の呼びかけで、

前の前まで詰めて、取り囲むようにして聞くジャズは、音の中で自分の身体が動きだすような躍動感。

 

楽器を傍に近づけてもらった時の子供たちの笑顔!!

耳を塞いだり楽器に触ったり自由奔放。

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あっという間の1時間。楽しませてもらいました。

ジャズフェスに行っても、こんな近くで演奏者と一緒になって聴くみたいなことはありませんからね。

校長先生、素晴らしい企画をありがとうございました。

 

 

さて、富良野では、お母さん部隊、はANAKAの花畑で心ゆくまでラベンダーを刈った後は、「ここは見ておいた

ほうが」という石川さんの勧めで富良野一の規模を誇るラベンダー園、富田ファームへ。

さすが、ラベンダーの時期。車も観光バスもいっぱい。

富田ファームにはラベンダー園とその他の花を植え込んだ花畑、ドライフラワーの館、ラベンダー製品の販売所など

の大きくて立派な建物が並んでいます。隣り合ったメロンハウスは経営者が違うのだとか。

 

私がここで凄いな、と思うのはドライフラワーの館。

買いたいというよりも、花を栽培するものとして、大変参考になる。飾りつけるメインテーマが毎年違うようで、

今年は桜。中に入ると桜の花と花の色に目を奪われてしまったけれど、え?、桜はドライになる?

とにかく花も野菜も実も植物という植物がドライ化されたオブジェの豪華絢爛。

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凄いなあ、チューリップもドライになる?

そして道の駅生産者の我々にとって、とても気になる値段のつけ方。

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かっこいいですねえ。こんなふうに飾りたいけど、思いつかないわ。

 

 

お母さんたちが広いラベンダー園を散策する間、私はベンチに座って休憩。時期は1週間くらい違うだけなのに

去年より今年のほうがどうしたって観光客が少なく見えます。去年はもっと凄かった!  こんなとこまで来る?

と驚くほど、観光案内にも載っていない地味でこれから観光地になるのかな、みたい奥地までゾロゾロと歩く

外国人がいっぱい見受けられました。

人が少ないほうが動くには楽だけれど、なんでかな?という疑問は残る。

 

お母さんたち、ここで家族、親戚縁者、ご近所の人に持って行くお土産品を買い始めました。

この地の人と一緒に研修旅行などで日帰り、1泊のバス旅行などに出る度に驚くのは、豪快なお土産の買い方。

お店1軒買い占めるくらいの勢いで買うわ、買うわ、ほんとにたくさん買う。買ったものはバスの横腹部分にある

荷物入れに入れては手ぶらになって、また次の場所でどっさり購入の繰り返し。

お土産を売る店にとっては千載一遇のようなご一行様なのです。

 

 

あの人の顔、この人の顔を思い浮かべながらお土産を買って満足して、次は美味しいソフトクリームを食べに

葡萄畑に囲まれた六花亭へ。ここの葡萄はワイン用。

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富良野の六花亭は、十勝の本社や空港などでは買えない、ここだけしか売られていない商品があり、眺望も

素晴らしく、いろんな味のソフトクリームや焼もちなどがあるので、観光客には人気のスポット。

そしてここでも岩出山お母さんたちはお土産の爆買い。一人ウン万円づつ籠の中に積み上げて宅配便で発送。

買い終わった後はお昼ご飯の時間になりました。

 

朝、野菜のキッシュとコーンポタージュとサラダの素敵な洋風朝食を食べた岩出山お母さん。

「お米のご飯が食べたいわー」

「あと、漬物」

「ラーメンでもいい」

出ました。そう言うだろうと思った。

やっぱり農作業で鍛えた体と胃袋は、お米と味噌汁と漬物の食事がないと食べた気がしないらしい。

石川さんに紹介されたお店でお米のご飯の定食をしっかり食べて、午後はドラマ「北の国から」の舞台麓郷へ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

岩出山ゴールデン母さん、ラベンダー刈りへ

今の課題。

先日、道の駅出荷組合の理事会で、直売所の管理をしてくれている道の駅側から、「野菜の

出荷が非常に少ない。特に今年になって」との指摘がありました。

まあ、年間を通してたくさんのお客様をお迎えしている道の駅なので、いろいろと改善すべき問題は

起こるけれど、指摘されるのも無理ないなあ、と私でも思うくらい出荷される野菜が少ないのは事実。

なんでなんだろう。オープン以来15年。出荷者が年をとったから生産物が少なくなった?

道の駅に1日に何度も来るのがしんどくなった? いろいろ理由はあるのだとは思うけど、手をこまねいても

いられない。なので、顔が会う出荷者に聞いてみました。

 

真山で由美さんに聞いたら、翌日からインゲンだのきゅうりだの持って来始めた。なんだ、あるんじゃん。

でも複数訊くうちに、今年は天候のせいか、虫が多いとか育ちが悪いとか生育が不順であるらしい、という

ことが分かりました。

 

そしてもうひとつ、やたら動物が増えている!

今は岩出山で産する筍の最後の品種、カラタケの収穫の時期。直売所の冷蔵庫の中は色よく茹でた

カラタケでいっぱい。こんだけ筍採るって熊と競争じゃない?

そう言ったら、うちの集落のTさんが「熊が怖くて畑に行けないよ。熊を行政でなんとかしてくれるように

理事会で検討してくれない?」と。

そうなんだ。そういう理由もあるんだ!かくいう私も一人では畑に行きたくないのは同じ。

ここにはカモシカしかいない筈なのに、日本鹿(バンビちゃん)が現われたし、いない筈のイノシシもこの間うち

から帰る時に「出てきた」、とあやさんとmichikoちゃんと二人で言ったし、熊本から避難中の黒田さんの

お母さんが庭の柿の木の下から大きな灰色の鹿が出てきました、と驚いてたし、(カモシカはなんでも食べる)

いやあ、困ったもんだ。

しかし、出荷組合の理事会で熊対策を議案になんてのは初めてのことで、私も当惑します。

 

とりあえず私も、茄子の4、5本も植えようかなあ。 枝豆植えたいけど、タヌキとハクビシンがボロボロに

食べちゃうので頭に来るんです。ほんと!!

 

 

富良野報告。

1泊目のペンション「いつか富良野へ」は新プリンス近くの森の中にありました。

オーナーさんは千葉県八街からの移住者。ひとつの部屋にふたつベッドが入って快適に過ごせるように

なってます。

夜ご飯は富良野groupの方々と食べたので、ペンションではお風呂に入ってごしょごしょ喋って眠るだけ。

朝7時半に朝食。このペンションのおすすめは溶き卵に野菜を入れてオーブンで焼いた「キッシュ」

おいしそうに焼けたキッシュの写真を時々FBで見かけます。

今日の朝食はキッシュととうもろこしのスープとアスパラガス、生野菜のサラダ。

朝食をご一緒にと、喫茶胡桃わりのみやこさんも来てくださって、吉田さんとお仕事の打ち合わせ。

 

今日は元富良野塾生、現富良野GROUPスタッフ、素敵な容姿でFANが多い石川さんが富良野の町の案内

をしてくださるとのこと。折りしも倉本先生の新しい連続テレビドラマ「やすらぎの郷」の発表があったばかり

でもあり、お忙しいだろうに、穂ちゃんまで一緒に来てくれて本当に有難く、恐縮です。

 

自称石川ツーリストは独自の富良野観光コースを考えてくれたようですが、そこは「わが道を行く」岩出山

ゴールデン食堂のお母さん、全然ツーリストの思惑どおりにはいかず、あそこ行きたい、ここ行きたい、と。

 

朝から一番行きたいのはラベンダー刈り、ということで、工藤さんご夫妻が経営されるNANAKAの花畑に

行くことにしました。工藤さんご夫妻は60代年配。たしかご主人のお仕事の退職後に始められたと

奥様から伺ったことがありますが、まだ開園から年数が経たない新しいラベンダー園です。

1年ぶりの花畑は見事に花の時期を迎えていました。そしてびっくりしたのは昨年来た時には気づかなかった

大きなさくらんぼの木。たわわに実をつけて今が食べごろ。ご馳走になってよいそうです。一挙両得!

 

みんな500円払って鋏を借りて張り切ってラベンダー刈りへ。その間、私は事務所で工藤さんの奥様と

いろいろとお話を。

昨年初めて来た時も、そして今年も思うのですが、このラベンダー園の急斜面。このきいつい傾斜ををラベンダー

の手入れのために上がったり下ったりするのは、ほんとに大変だろうな・・・と。

私だったら、夜ふくらはぎが吊って寝られないかもしれない。

 

 

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たくさん摘んでみんな満足げ。それにしても暑い!、ここは北海道か、というくらい暑い。

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工藤さんから刈り取り後のラベンダーの処置、などのお話を伺ってからお暇し、その後、石川ツーリストの

案内で町営ラベンダー園の上にある富良野の町が見下ろせる展望台へ。

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このラベンダー園は冬はスキー場でもあるので、リフトで登ってこれます。

 

次は富良野のラベンダー観光の定番、富田ファームへ。

ここから岩出山ゴールデン母さんたちのお土産爆買いが炸裂します!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

岩出山ゴールデン食堂富良野農民ツアー

今日の自然情報。

雨が多い。物凄い草です。裏の庭は伸びた草とあっと言うまにぐんぐん伸びた筍で凄い

状況になっている。熊がここも自分の活動範囲だと認識すると困るので、今日は半分

刈りました。

道の駅までの山の道で毎朝会うのはパトカー。普段はこんな山の中の道でパトカーに

会うことなんてないので、熊パトロールなんだ、と分かります。

パトカーのお巡りさんは熊スプレーくらい持ってるかな? でも今の状況って、終わりが

みえないんだよねえ。どうしたらいいの?って考えてみても、どうしたらいいのかわからない

のが頭の痛いところ。

 

さて富良野では、

あんまり評判が芳しくなかった「風のガーデン」見物を終えて、新プリンス横の「ドラマ館」へ。

ドラマ館は倉本先生の数あるドラマに関わるグッズが置いてあるお店で、まあ、普通ドラマを

観てる人なら喜んでお土産や記念品を買ったりするんだけれど、我がゴールデンお母さん

たちにはやっぱり不調だった。買いたいものはないみたい。

あっさり見て、次はニングルテラスは?

木道でお洒落に繋がれた小さい木のお店がいくつもあるニングルテラス。冬に来た時は

雪で真っ白、ずらりと並んだ小さな雪だるま君が迎えてくれて冬らしいいい雰囲気だったけど、            、

今日は緑の森の中。

 

毎回ここに来る度に一番奥の「森の時計」でコーヒータイムをするのですが、今日のお母さんたちは

どうもそこまで行き着きそうにない。途中まで見たら「もういいから」と引き返しそうな気配。

岩出山ゴールデン食堂のお母さんたち、全然一筋縄ではいきません。普通の観光コースは見向かない。

小さいお店に売っているかわいいローソクも小さい木や葉っぱのお人形も買う気なさそうー。

木道から下を除くと水辺の植物が多い。ということで、このニングルテラスは沢を利用して建てられて

るらしい、と発見しました。

 

真ん中辺りのお店でソフトクリームを食べてニングルテラスは終了。

 

夜は「屋根」公演時にご飯を作って食べてもらった俳優さんたちと夕食をご一緒にすることになっています。

今年の1月に「屋根」初演を観た富良野演劇工場をもう一度見てみたい、というゆみ2号ちゃんの要望を

受けて吉田さんが連れていってくれることになりました。

富良野演劇工場は舞台に向かってすり鉢状に広がった300の客席を持つ、官民共同で作り上げた、

演劇を創作する人のための、演劇を観る人のための新しい感覚の劇場です。最初に訪れた時に、富良野市

にはなんて素晴らしい劇場があるんだろうと感動し、岩出山の小さい公民館で「屋根」の上演を成功させるには

どうしたらいいのか、と暗中模索の最中でもあり、「こんな劇場があったらなあ」、とても羨ましく思いました。

 

工場は閉っていて、見せて頂ける時間ではなかったのだけれど、吉田さんのお声がけで遅い時間にも

関わらず案内して頂けることになりました。

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町からは15分ほどしかかからないけれども、町から離れた小高い森の中にあり、この写真を撮っている

背後側からは富良野の町が一望できます。ほんとうにいいところ。ロケーションが素晴らしいです。

 

およそ3ヶ月に亘る長期巡業のお芝居「屋根」。

その初演と最後の凱旋公演が行われた富良野GROUPの本拠地の舞台。ただ見せて頂けるだけでも

感動なのに、なんと「舞台にも上がっていいですよー。」と工場長の太田さんからのお言葉が。

というより、誰かが「上がってもいいですか?」と言ったんじゃないのかなあ。気づかなかったけれど。

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舞台に上がらせてもらったお母さんたち、舞台から客席をただ見るだけではなくて、「屋根」の主人公の

しのさんになって演じているのには驚きました。

しかし、なんと大きな舞台。なんと大きな先進的な装置。

こんな大きな舞台で作られたお芝居を、私たちの小さい町の公民館の狭い舞台で、あれだけの感動を呼ぶ

お芝居を観せて頂いたこと。どれほどご苦労されただろう、どれほどか大変だっただろう、と今更ながら、

深い感謝とともに本当に頭が下がる思いです。

先生、制作スタッフの方、俳優さんたちに改めて、心から感謝の気持ちでいっぱいです。

 

その俳優さんたちに3ヶ月ぶりに会えるのは今夜、富良野のへそ歓楽街の居酒屋さん。

その前に約束場所の富良野の町のおしゃれなショッピングゾーン、「フラノマルシェ」へ。

 

予約して頂いていたお店は、お酒もお料理も楽しめるいい雰囲気の居酒屋さん。美味しい料理がふんだんに

出て夜遅くまで呑めるこんなお店が私たちの町の近くにあったらいいなあ、と羨ましくなる食べ処、のみ処。

お芝居界隈についてはさっぱり無知ですが、たぶん「屋根」のようなひとつのお芝居が終ったら、出演している

俳優さんたちは日常を暮していくための職業に就き、次のお芝居に向けて体をつくり、オーディションを受けて

役を獲得し、お仕事に合間にその準備をする、というような日常を過ごされるのではないかと・・・。

 

「屋根」出演の俳優さんたちは、「屋根」チーム解散の後は、スイカ畑で働いたり、測量屋さんだったり、マルシェの

ジェラード販売員だったり、お芝居だけで見る時よりもお話していてもとてもリアルで親しみが湧きます。有名になる

ことと高いギャラが取れることが成功の証とされるこの世界で生き続けるって、ほんとうに大変だと思うのですが、

私たちのような田舎のただご飯作っただけのおばさんたちの思いつきの訪問に、夜仕事が終った後に同席して

くださった俳優さんたちの真面目さと気持ちの優しさに私たちは感動します。

 

この方たぢが出演されるお芝居でもテレビドラマでも私たちはこれから応援します。

次のお芝居は「走る」。

本当は岩出山にも来てほしいけど、大きいお芝居に来てもらうのは「できないことではない」と「屋根」でわかった

けれど、 やっぱり下準備から考えるとなかなか大変。

「屋根」の後、コミュニケーションプログラムにも出て観劇もした高校生たちからは、たくさんの「感動しました」

というアンケートの答えを得、また一般観客からもたくさんの感動のアンケートを頂きました。

だから小さいものでも中くらいのものでも一人芝居でも、なにかできたらいいなあ。といつも考えています。

その本心を聞いた「屋根」の主役森上さんから「朗読はどう?」と。

朗読もいいな、聞きたいな。そんな希望や今の思いなどを交錯させながら、楽しい夜の時間は過ぎました。

富良野GROUPのみなさん、本当にありがとうございました。とてもとても楽しかった。是非岩出山にも

来てください。みんなで大歓迎します。「走る」も観に行きます。

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みんないい笑顔!!

そして今夜の宿、ペンション「いつか富良野へ」へ向かいます。

森の中だった!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ソフト

 

岩出山ゴールデン食堂母さん部隊in富良野

富良野に行ってまいりました。

6月30日から7月2日までの2泊3日の旅。  感想は、最高に面白かった!そして暑かったー!

いや、ほんとに暑かった。本州ではどうだったんでしょう。

 

メンバーは倉本聰作「屋根」の役者さんたちのご飯を作った岩出山ゴールデン食堂のお母さんたち。

ゴールデン食堂は、「屋根」公演当日、朝早くから夜遅くまで大奮闘で料理を作った1日だけの食堂

ですが、お母さんたちの大活躍があまりにも素晴らしいので、1回きりで終らせるのはもったいなく、

そのままゴールデン食堂を継続することにしました。 できる時できるメンバーでという具合にゆるく

ゆるく。

その最初の催しがこの富良野旅行。

 

東北道を空港に向かう道中は小雨。

カヨちゃん、クリちゃん、ユミちゃん、は専業農家、ユミ②ちゃんは会社勤めで私はお餅屋。

年代は40代から70代まで。みんな常日頃から畜産、農業、加工、その他で1日中目いっぱいの仕事

持ちだから、留守する3日分の仕事を片付けるために大奮闘で働いたに違いありません。

かく言う私も3時間しか寝ていない。

 

そうだ。この旅行を計画したのは、「屋根」公演が終ってまもなくのこと。早めにチケットを取り、宿や

レンタカーの予約をしてから3ヶ月。その間出発前日の昨日まで、確認の1本の電話もかからない

のには驚いた。 普通は訊くでしょ。何持ってくの?とか、チケットは何時もらうの?とか、そんな質問

するでしょ?

でもしないのです。このメンバーは気にもしていない。

共通認識事項は朝6時にカヨちゃんちを出発、ということだけ。

 

寝てなくても前夜呑みごとでも6時前にはきちんと集まって、カヨちゃんのご主人に見送られて出発。

空港のレストランロイヤルでドーンと朝ご飯を食べて機上の人となり、9時半には新千歳着。

空港で吉田さんと合流し、レンタカーで富良野へ。

 

1月に「屋根」の初演を見に来た時には周囲全てが真っ白。マイナス20度、24度の世界だったのに

今は緑が真っ盛り。北海道との繋がりが深い吉田さんによれば、最初に通過する町江別は、老人が

住むのに最も良い環境だと認められている町だとのこと。家作りと庭作りが住民の趣味か生きがいか

になっているようで、個々に嗜好を凝らした家々、洋風に和風にと工夫を凝らした庭は、草が1本も

なかったり、石だけだったり、西部劇の牧場風だったりで、個性豊かというか、てんでんバラバラというか。

周囲とのつりあいは無関係のようで、私は江別の町が気に入りました。家と庭を見るだけでいいから

また来たい。

 

小1時間近く走って、「アッ、ここ前に来たことあるわ!」と夏に黒田さんとお昼を食べたレストランを発見。

名前は忘れてしまっていたけれど、正式には夕日ヶ丘レストラン善生といい、オーナーさんの農場で

とれたお米と近隣の農家の野菜を使ったお料理を出す農家レストランで、岩見沢市栗沢町の石狩平野

を見下ろす見晴らしのいい丘の上にあります。

美味しかったことだけははっきりと覚えているので急遽ランチをとることに。

 

前回も美味しかったけど、今回も美味しくて大満足で初めての野菜直売所に。

野菜は大ぶりで安い。5月頃まではまだ気温が低いだろうにどうしてこんなに大きなキュウリなんぞが

採れるのか、北海道に来ると毎回首を傾げます。

 

芦別の3段の滝で休憩。7月の富良野、ラベンダー開花の時期。どれほどの人出かと覚悟して行った

けれど、それほどでもない。

富良野に入ってもそれほどでもなくて、勢い込んだ気持ちが拍子抜け。移ろい易い観光客の心は

移ろって、新幹線や世界の豪華客船が来る函館とか青森とか別の場所に行ったのだろうか。

 

まずは「屋根」でお世話になった喫茶「くるみ割り」でご挨拶を済ませ、次に日暮れになる前にと

「風のガーデン」へ。

新プリンスホテルの敷地内にある2000平米の敷地に、寒さに強い植物約400種、20000株を植え

込んで3年がかりで作り上げ、2008年の倉本聰作のテレビドラマ「風のガーデン」の舞台になった

「風のガーデン」は今も健在で、大きくなった植物が今花を見るのに最適の時期なのです。

 

カヨちゃんは花卉農家、クリちゃんは野菜、漬物の農家ではあるけれど、お盆時期には切り花を出荷し、

今家で家族とともにイングリッシュガーデンを製作途上。首都圏在住時、移住後合わせて花作り歴25年

の私は何故か今はお餅屋ではあるけれど、花を見ると吸い寄せられていく習性は変わりません。

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いやいやいやいや、みんなほんとうに大きくなって、よほど栄養がいいのか、どの花々も丈高く、葉っぱも

大きく、色も濃く、花の咲き具合も最高の状態。

「いい時来たねえ!最高の時だねえ!」、と喜んでいるのは気づけば私一人で、それぞれに感想を聞けば、

「いやあ、前見たガーデンのほうがよかったわ」だの、「だだっぴろいゴルフ場に作られてるから風景がよくな

い」だの「期待はずれ」だの、トドメは「もう来ないでいいよ」だそうで、この先の波乱万丈が予測される

みんなの答えでありました。

 

「栄養がいい」、は全員一致。さすが農民の感想。この暑さの中、ガーデンの手入れをしている人はふたり。

ツバ広の大きな麦藁帽子を目深に被り、丈の高い青花のアンチューサに紐をかけていた立ち姿のいい

女性が「屋根」の主人公しのさんだったことを、私たちは後で知ることになります。