産経カルチャーセンター新聞バッグ講座

珍しく今日は雨が降ってます。午前も午後も雨。

庭にある図抜けて背が高い朴の木が白い花をつけています。丈高く枝をいっぱいに広げた堂々たるミズキの木の
白い花がこの町の至る所で目立ちます。
しかし、手入れをしない自然の木というのは、どうしてこんなに大きくなるんだろうか。

10年余り前引っ越し記念にと頂いたスモークツリーのでっかいこと!大きくなり過ぎ!
正直大きすぎて向こうの景色は見えないし、うちの中も暗くなるしで「伐りたいなあ」と思っているのだけれど、
なかなか実行に移せません。木は伐りにくい。なんだか悪いことしているような気がして。

 

呑気に木の話なんか書いてますが、実は胸の中はジリジリジリジリ。

今日は産経カルチャーセンターの講座の日で、風邪と今日の午後に古川保健所で食品衛生講習を受けねば
ならないために東京行きを見合わせた私は、あやさんのことが気になって頭から離れません。
車を運転しながら、カルチャーセンターのお教室で、目いっぱいテンション上げて一人で新聞バッグの作り方を   教えているるあやさんの姿を想像するとなんか泣けてきそう。

私が行けないため、四万十のインストラクターKさんに「誰か東京在住の助っ人をお願い」と頼んだのですが、
頼まれた方はまだインストラクターになり立てのようで、実力のほどがわかりません。

あやさんがいい加減の人ならさほど心配しないのですが、真面目のうえに良い人なので、短い時間の中で
自分が持つ技術の全部を惜しみなく教えようとするのです。ブレーキ役の私は今日はいません。
どうしているのかなあ、と気がかりで気がかりで・・・。

 

午後から古川に出て、食品衛生講座に出席。4時までの講座です。この講座を受けて食品取扱従事者証と
新しい営業許可証をもらいます。だからどうしても受けなきゃダメなのです。
身体は痛く頭も痛く、我慢し続けの3時間。

終わって買い物して帰宅。

寝たいところですがあやさんの電話を待つ間新聞バッグの制作に励みます。
夜8時半、電話がかかってきました。

「帰ってきたよーー。ものすごく大変だったよーー!」
「ええーーッ!!??」
やっぱりねえ。一人で10人教えるのは大変なんです。小を作りたい人もいれば中がいい、という人もいれば
大を作りたいんですが、という人もいる。その要求に全部応えようとする彼女ですから、大変に決まってる。

大体被災するまで彼女も私も新聞バッグなんか作ったことないんだから。
「大バッグ作るなんて思わなかったから、新聞が足りなかったよー」
大のバッグは新聞紙5枚で作ります。簡単ではないので初めて作ってもなかなか覚えられるものではないです。
でもこの際だから欲張ってあれもこれも作りたいという気持ちもわかるしなあ。

 

カルチャーセンターの方に日本の新聞紙までもらってどうにか役目を果たしたようで、無事終わってほんとよかった。

これで私も安心して休めます。

あやさん、ご苦労様でした。そして助っ人になってくれたTさん、寄ってくれた版画家の岡澤さん、
お世話になりました。ありがとうございました。

 

 

 

 

 

間に合わない1日

先日ともだちと一緒に南三陸に行った時は寒かった。
連日用事が多くて疲れているので、まずいなあ、風邪ひくんではないかと用心はしていたんですが、やっぱり、
きっちりと風邪をひいて、そしてその風邪の身体中が痛いこと!

熱より咳より身体中が痛いのに閉口しているところに、今日はこなさなければならない用事がふたつあり、
寝ているわけにはゆきません。

ひとつ、明日は東京は自由が丘の産経カルチャーセンターの新聞バッグ講座の2回目。受講生の方にお渡し
する道具やお土産を今日のうちに梱包してセンターに送らなければならないことと、講師を勤めるあやさんと
会って、切符を渡したり、詳細を詰めとかねばならない。

というわけで、朝のお餅仕事を終えた足で、あやさんのアルバイト先の鳴子温泉の名物喫茶店「玉子や」さんへ
向かいました。今日は店主のMさんもおられて、大震災後3年という今の時期の商売の難しさや、これから
どうすべきか、鳴子温泉にお客さんに足を運んでもらうにはどんな方法があるのか、などなど論議、雑談する
こと1時間半あまり。その間、なんというか、やっぱりお客さんが少ないんですよ。勿論「玉子や」さんも外を
歩く観光の人々も。

鳴子温泉はほんとにお湯がいい温泉地です。お湯の質が9種類だかあって、よりどりみどり。好きな温泉に
入れます。お休みには是非鳴子温泉に来てください。

 

仕事が終わったあやさんと自宅に戻って道具の梱包作業。3時半すぎて終わって、荷物をあやさんに託し
私は大急ぎでもう一つの用事の現場である道の駅へ。

今日は横綱白鵬さんとその他のお相撲さん、宮城野部屋のご一行様15人ほどが、道の駅に来る日なのです。
先日社長からその話があって、出荷組合の理事会で「お餅つき」をしようと決めたのですが、今日は4時から
お相撲さんたちにお餅をついて頂くことになってます。
役員は2時半集合だったけど、身体が痛いのと梱包作業でそれは無理なので見送りました。

でもまあ、後片づけくらいは、とこの際だから孫も連れ、大急ぎで道の駅に駆けつけましたが、なんとまあ4時    には終わってしまい、お相撲さんは帰りのバスに乗り込むところでした。見えたのは白鵬の笑顔だけ。
それにしても白鵬さん、優勝直後ではないですか。よく来てくれたなあ、と感心しつつ見送るだけでした。

男性役員全員出ているので、風邪っぴきの年寄りは、後片付けも失礼して帰宅。
4歳孫にお餅つきもお相撲さんも見せてやれず、こんな時に風邪をひいて身体中が痛いなんて、自分の間尺の
合わなさにうんざりした今日でした。治りたいので全部の仕事を止めて10時間くらい寝ます。