寒ーい!ゴールデンウイーク

1年間で前半のクライマックスといえるゴールデンウイークが始まって、今日は8日目。                 休日じゃない日を中3日挟むとはいえ、長い寒い冬が終わってやっと人が動く時期なので、道の駅や物を作って
販売する者にとっては大事な時期なのです。

ここがかきいれどき。
なのに、毎日寒ーい!シャレにならないくらい寒い。

道の駅の直売所前では27日からテントを建てて、漬物その他の加工品の試食販売会をやってますが、寒い上に
連日のように雨が降り、毎日毎日強い風が吹いて、ゴールデンウイークの天気としては最悪コンディションです。

 

しかしなんでこんなに気温が低いんだろう。

5月なのにうちに栗の木は「忘れてるんじゃないの?」といいたいくらい芽が出ない。
新緑が見ごろになるまでまだ時間がかかりそうです。

今直売所の花の販売の中心は、もうこれで最後というところのパンジーやビオラや春の草花なんですが、
6月半ばくらいには春の定番パンジーなどが咲き終わって、夏花壇に切り替わります。
その頃になると、マリーゴールドやベゴニア、サルビアなどの夏から秋まで咲く花に植え替えられます。

本来なら花の生産者としては、その頃までに夏花壇用の花を育てていなければならないのだけれど、        ハウスの中で全然大きくなりません。
夜には、暖太郎という小さいストーブを入れたり不織布かけてみたり、いろいろやってますが、この分では      6月半ばに花壇に植えても、ちっちゃくてかわいそうなくらい貧相な苗になりそうです。

 

テレビで見てると、ディズニーランドだの博多どんたくだの幕張メッセだの国内のイベント会場は人出で
大賑わいの様子。博多どんたくの100万人にはほんと、びっくりです。
あれって出たことあるけど、「ぼんちかわいやねんねしな」という歌に合わせてしゃもじ叩いて、歩くだけなん
だけど。
昔は花電車が走っていたけど、今は路面電車がなくなったので花バスが走るらしい。
それで100万人もの人が集まるのが不思議です。

 

それと比べると、東北は震災で見どころなくして行くところ少ないし、車で来るには高速代高いし、寒いし、放射能で山のものは採れないし、まあ、ほんとに分が悪い。

今日は鳴子から山形へぬける国道47号線は車がいっぱいでした。
ちょうど端境期の上に山の山菜も自由には出せなくて、品数が豊富とはいえない道の駅にたくさんのお客様に
来て頂いて、ありがとうございます。

今日は少しあったかくてホッとしました。外販売をしている者も震えずに済みます。
明日もあったかくて、何より風が止んでくれれば助かるのですが。

家の前の耕作されなくなった田んぼに木がはえてました。このまま放置すれば林になるんでしょうねえ。
使わなくなった田んぼは耕さなかったらこうなるのかと…..。
やっぱりトラクターで鋤くだけでも大事なことなんでしょうか。素人考えですが。
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昨年の春、栗駒山の世界谷地に行ったら、ニッコウキスゲやワタスゲが咲く湿原に木がたくさん生えてました。
「わあ、木が入っちゃったですねえ」と管理の人に言ったら、内陸地震で人が入らなくなったら、木が増えた
そうです。木が入れば入るほど湿原が山っぽくなっていきます。

あれと同じなんですね。
田んぼは田んぼであってほしい。中山間地の農業事情は知れば知るほど大変だなあ、とは思いつつも
やっぱりそう思います。

私が若くてトラクターでも持っていたら、借りてレンゲソウや紅そばなんかのタネをいっぱい蒔いてみたいです。