梅農場と千葉啓子著『なんだりかんだり』

用事があって梅農場に行ってきました。

梅農場はたぶん東北では1、2を争うくらいの大きな梅園で、海の手山の手の山の手メンバー佐藤氏の家。
大震災の年の遅い春に、梅見の会で、海の手山の手が初めて出会った場所であり、その年の夏から秋にかけて
被災した人たちが汗を流して梅の収穫をして働いた農場でもあります。

梅の花が咲く時期や実がなる時期には、よく来るのだけれど、冬の最中に来ることはほとんどありません。
用事は大体電話かメールで済ませてしまう。

ところが今日見た雪が残る梅林の美しいこと。

雪の梅林もいいですねえ!

 

先日の写真スタジオでの新聞バッグ体験教室に参加してくれた東鳴子のTさんに誘われて、この町からずーっと
仙台よりの町にあるライスフィールドというお店に行ってきました。

ライスフィールドの名のとおり国道に沿ってはいるけれども、たぶん周りが田んぼという中にある、レストラン喫茶の
ログハウス。たぶんというのは全部雪なので田んぼなのか草原なのかわからない。でもお店の前の広い駐車場は
全面に枕木が敷かれています。

 

前にも来たことはあるのだけれど、その時はただのお客だったから、奥様とご主人にお会いしにくるのは初めてです。新聞バッグを置かせていただくお願いにきました。

 

お店の中に入る前の大きな風除室のようなお部屋には、パキスタンのショールや肩かけが。足元にはいくつもの
大甕。何かいいものが入っていそう。お店の中は広い!吹き抜けの天井まで届く柱の大きくて太いこと!
赤い鉄の薪ストーブには赤々と火が入ってます。外の薪小屋には薪がいっぱい。ピアノがあります。周りの
椅子の配置や雰囲気からすると、もしかするとジャズの演奏とかあるのかもしれない。
そんな雰囲気の素敵なお店です。

ロングヘアーのミニダックス、ふーちゃんもいます。

 

奥様は初めて新聞バッグを見て「素敵ねえ」と感心してくださいました。新聞バッグ合格みたいです。

ランチにはコーンと野菜の玄米ピザ。コーヒーとブラウニーとチーズケーキ。

そして思いがけないものと出会いました。

なんと! 啓子さんの本を見つけました。

できたんだ!
啓子さんが亡くなってしばらく経った頃、三本木の手作りパンのお店「青い虹」さんから、啓子さんの本を
友人のみなさんが作って出す、とは聞いていたのですが、あれからちょうど1年。まだ経ってないから間に合ったんですねえ。

私は啓子さんと二人で手拭いを作ろう作ろう、と言いながら結局でき上がって手元に来たのは、啓子さんが亡くなった1日後で、ほんとに間に合わないことでした。

 

啓子さんが自分のアトリエで週に2日開いていたレストラン「風のアトリエ」の料理も載っています。
懐かしくて美味しそう。本の名前は在郷的らいふ「なんだりかんだり」

いかにも啓子さんらしい。見かけられた方、是非読んでみてください。