東北新聞バッグプロジェクトinおおさき

東北新聞バッグプロジェクトというのは、復興庁の「東日本大震災ソーシアルビジネス創出促進事業」を活用
して、高知県の株式会社「四万十ドラマ」が同社で考案した新聞バッグつくりのノウハウを、東日本大震災の被災地のNPOなどに伝えよう。つまりは被災した人たちが仮設住宅でできる仕事を増やそう、という取組みです。

 

伝えていただくその中心になるのが、これまで1年半以上四万十ドラマから教えてもらった新聞バッグ作りを
続けてきた、海の手山の手ネットワーク。
そして南三陸のNPO法人「みらい南三陸」と名取市にある一般社団法人「東北復興プロジェクト」の3団体です。

 

このプロジェクトは今年の8月から始まりました。

8月、10月、と高知県四万十町からプロジェクト隊長である㈱四万十ドラマ社長(道の駅しまんととおわ社長)畦地履正氏をはじめとして、デザイナー梅原真氏、道の駅の大黒柱支配人の森岡さん、道の駅営業マンの
畦地ジュニア、日本でも何本かの指に入るだろうと思えるほど実に有能なファシリテーターの畠中智子さん、
(智子さんの手にかかると、てんでんばらばらに喋った会議内容が見事に紙の上に文字と図解で整理されてゆきます。)、そのご主人のファンドレイジング担当の洋行氏、そして最初から私たちに新聞バッグづくりの手ほどきを
してくださっている四万十インストラクターの黒田さん。

 

がワークショップセミナーと新聞バッグインストラクター養成講座のために宮城を訪れてくれました。
ワークショップも新聞バッグインストラクター養成講座も南三陸、大崎、名取と日を替えて行われます。

第3回目のワークショップセミナーは11月に四万十町で開かれた全国新聞バッグコンクールに参加した際に
高知市で行われました。このセミナーにはこのプロジェクトを応援してくださる企業の方たちも参加されました。   この新聞バッグコンクールで海山ネットのあやさんはグランプリを獲得しました。

 

そして今回は3回目のワークショップです。

第1日目は昨日、みらい南三陸のNPO未来で行われました。
NPOみらい南三陸は津波で被災した方々が仮設住宅で、住民の雇用のために自ら立ち上げたNPOです。
代表のU.Sさんと世話役のSさんが責任を以ってこのプロジェクトに対応しておられます。

 

第1回目と第2回目は、このプロジェクトに対して戸惑いがあるようでした。
なぜなら、東北大震災から1年半以上経って、働ける人は遠くに出ても仕事をしている。仮設に残っているのは
仕事に行かないばーちゃんたちばかりなので、お金で売るような新聞バッグを作れる人はいない。作って
も足並みが揃わないに違いない。
というような理由で新聞バッグ講座の時もインストラクター志望というよりも、集会所でみんなと一緒に
折るのが楽しい方が主でした。

 

このNPOではわかめを仕入れて販売して、雇用を生み出す、ことと
被災者の方々が被災時の体験を書いた「南三陸からの手紙」という冊子を販売しています。

 

そして今回の3回目ではやはり二人の考えは、新聞バッグを作って楽しい時間を持つことは継続してほしいが、
完成度が低い新聞バッグを売るということが難しい。今はわかめを新聞バッグに入れて販売している。
という二人の話で、「みらい南三陸」の新聞バッグはワカメ入り」、というのはどうか、という提案が梅原さんから   出されました。かろうじてある産業の養殖わかめを新聞バッグ入りで企業に買ってもらう。

 

すると「みらい南三陸」の活動意欲に火が点きました。それまでの悲観的な雰囲気から一変して、次々に
やりたいこと、やれそうなことがでてくるではないですか。

海山ネットも負けてられないです。

 

全体を大きく考えてみると、この東北新聞バッグプロジェクト事業は、大変優れた企画だと思います。

このプロジェクトで四万十ドラマと私たちが協力して新聞バッグを売る仕組み、たくさん作る仕組みを作り上げれば
企業との連携などで、被災地の仕事ができる。それは被災地の人にとっても私たち中間の者にとっても、
そんな形で社会貢献できる(CSR)にとっても、新聞バッグを利用して復興事業を立ち上げてくださった四万十ドラマ
にとっても、みんなによいこと、なんじゃないかと、

そんなことを考えた、今日大崎のワークショップでした。

参加できなかったみなさん。ああ、そういうことだったのか、と理解してくださいね。

テレビ局取材中.

明日は名取です。よっちゃん、みっちゃんが参加します。

明後日4日は新聞バッグインストラクター養成講座です。種類がいろいろなので頭がめくるめくようですが、
1日みっちりやりましょう!

 

 

 

 

 

 

東北新聞バッグプロジェクトin南三陸

朝から雪かなあと思っていたらなんとか降らずに済みました。

道の駅に出荷に行ったり、帰ってパソコン直して貰ったり、ああ、そうだった、とパソコンを治しに来て
くれているKさんにヘッドランプを取り替えてもらったりして、大急ぎで古川駅へ。

駅でよっちゃんと待ち合わせて、到着した四万十チームとともに南三陸戸倉へ行きました。

ついこの間南三陸へ行ったのたけれど、、また景色が変わっている感じがしました。

コンクリート」の山がなくなって土が出て来たら、やたらに水が目立ったきました。

海の水が陸地まで迫ってくるような感じを受けます

終わった後の四万十チームとの交換会。

あまりに楽しいのでよっちゃん、お酒を飲みすぎて、メテメタになってました。
明日は2日目。東北新聞バッグin大崎です。がんばります。