「両方良くなる」

朝、お餅の出荷を終えて、よっちゃんちに書類を届けに行きました。
よっちゃん夫妻は(株)コンピューターシステム研究所からご注文頂いたレターバッグサイズの新聞バッグの梱包
作業中で、丁度よいところに行き合わせ、手伝って終了しました。

㈱コンピューターシステム研究所さんは先日の仙台銀行さんのビジネスクラブ講演、交流会で初めて御挨拶させて頂いた仙台銀行さんのお客様です。交流会後、光栄にも、この度同会社で受賞された「グッドカンパニー大賞」の記念式典のために新聞バッグを使って頂けることになったのです。

その他にもその時のお客様の数社から、お声をかけて頂いてますが、こうした東北地方の会社からのご注文には、何故か心が張り切ります。

いいものを作りたい、直接のお客様、そしてそのお客様のお客様。どちらにも喜んで頂けるものを作りたい、と素直に
思えます。

 

「何故普通より張り切るのかな」、と考える時、これは海の手山の手が以前お世話になっていたNPO大崎地域創造研究会の事務局Kさんがいつも言ってたことなんですが、「両方良くなる」「両方良くなりたい」という考えが持てるからなんだと思います。

先日、福島で復興のためにいろいろな活動をなさっている団体の活動発表会に出席しました。
東京の有識者の先生方をお呼びしての、復興活動を応援する活動の場をのぞいたこともあります。

でもなんだかしっくりこない。なんか海の手山の手とはどこかでかみ合わないような気がいつもする。
なぜなんだろうかなあ、と常々思ってました。

被災を受けない土地の方々が、被災を受けた土地のために工夫を凝らして応援の組織を作り、活動を続け
てくださっている。とても有難いことです。特に今、風化が問題になっている時なのですから。

 

海山代表のよっちゃんはいつも言います

「支援の枠を越えようー」って。

そう思って、海の手山の手は、海と山の仲間が一緒にモノ作りをして、これまでご協力頂いたたくさんの方々との
ご縁繋がりで、新聞バッグを広げて頂いています。

「支援しますよ」と買って頂くのも嬉しく有難いことですが、そこを越えて商品としてお客様のニーズに合う新聞バッグ
を作りたい。そして、新聞バッグに詰めた海山の商品を紹介、販売してゆきたい。と思ってますが、

この度yahoo復興デパートでも海の手山の手商店が開店しました。
是非ご利用になってください。

 

海の手山の手が始まってもうすぐ丸2年。 まあ、なんとか赤字ではないものの、台所はカツカツで、未だに新聞バッグの折り手さん以外は無報酬、手弁当でやってます。                                    運送代も印刷代も高いので出そうにも出せないのですが、何時の日か「両方良くなって」、東北の経済もよくなって海の手山の手で報酬がなんぼかでも出せるようになったら嬉しいなあ、と夢想してます。

やっぱり海の手山の手は最初から現在まで小さい小さい経済活動の道を歩んでいます!