再びブラブラ作戦

   先日書いたブラブラ作戦。会議での提案はあえなく沈没。「私は出られないので

   提案してください」と山の手SSに頼んだのだが、男ばかりの会議の場ではブラブラの

   ブも「言えませんでした」と後で聞いた。

   その後のバックヤードでの男対女の対話。

   女1「男にとって切実じゃないから言えないんだよねえ。女にとってはね、絶対要る

      ものなのよ。どうしてかわかる?」

   男1「わからない。あれってサイズがいっぱいいるんでしょ。シャツのような感じで

      同じサイズで作ったらいいんじゃないの」

   女1「サイズ違ってたら役に立たないよ。昔はサラシ巻いて抑えてたんだから。

      胸大きい人は走れないよ。それにこれから夏になったらTシャツなんか着る

      んでしょ」

   男1「そうか、それで要るのか」

   女2「そんな問題じゃないの。ブラジャーしなかったらスースーして寒いの。

      ブラジャーだけでシャツ1、2枚分くらい暖かいの」

   男1「エーッ、そうなの!」

   女2「男の人がパンツはかなかったら寒いでしょ。スースーして。それと同じ。

      たったあれだけの布地で暖かいなんて知らなかったでしょ」

   女1「それに痛いよ。ブラジャーしなかったらシャツで擦れて。男の人は痛くないの」

   男1「痛いよ」

   女1「でしょ。だからブラジャーは絶対要るの。サイズ違いがたくさん必要なんだ

      から、組織で支援するのが一番いいと思うんだよねえ」

   アハアハと笑いながらの会話だけれど、今日のタイムズ支え合いコ-ナーの

   ブラジャーの必要数は80枚に近かった。

   それだけの下着をどこで買うんだろう、と思う。地震の前ならいくつかのイオン

   スーパーなどの大型ショッピングセンターで買えただろうけれど、震災後は

   半分の規模になっている店舗がいくつもある。80枚も揃わないだろう。

   ブラジャーにしろパンツにしろ、女性の下着は買うにも、各避難所で洗濯して

   干すにも女性たちは苦労されているに違いない。

   下着は衣食住の衣の生活の基本部分。どなたか支援される方がいないもの

   だろうか。