今日は「採ったばり市」でした。「採ったばり市」というのは、私が出荷している道の駅の
年に4回行なうイベントです。今回は今年になっての第1回目。テーマは今の時期ですから
山菜祭りですが、私は山菜がないので花で参加です。先日花の出荷仕事を手伝って
もらった鳴子の南三陸避難者の女性3人に売り方をお願いしました。
昭和11年生まれのNさんは志津川ではわかめ現役。前回わかった事ですが、みんな
大変な働き手で、沿岸部の(海の手の)女性の強さに感じ入りました。
花を売ったことがない人たちが、あッという間に花が売れる売り場を作り、ダンボール
を切って作ったポップを貼り、売値を工夫し、お客さんに親切に面白おかしく声がけして
くれたおかげで、花売り場は大繁盛。私の花は誰よりも一番たくさん売れました。
仮設住宅に当たって志津川に戻ったら、花を売るといいんじゃない。今のうちに作り方
を覚えて、と思わず薦めたものです。当面は仕事ができないでしょうから。
花は種をまいてポットにあげれば咲きます。ただ南三陸は仮設住宅ができても水が
出る目処が立たないのが問題ですが。
もうひとつよいことがありました。南三陸と書いた名札をつけてもらったら、同じところ
から別の避難場所に来られている知り合いの方との出会いが多くありました。
ああッと知った顔を見つけて手をとって抱き合って喜ぶ姿は、傍で見ている私達の胸も
熱くなるようでした。Nさんは涙ポロポロでしたよ。