海彦山彦

今日は日曜日。
日曜日は出すお餅の数が多いので、我が家に寄宿中のクロちゃんにも手伝ってもらって、道の駅直売所、あとふたつの食品スーパーを回って出荷。今日もいい天気です。

最後の出荷場所のスーパーの駐車場に黄色いトラックの「蔵王のお釜ドーナッツ」というドーナッツ屋さんが来てました。売り子さんと作り手さんは「ジージ」が二人。お孫さんが描いたのか「ジージ」の似顔絵が2枚、販売台の横に
貼り付けてあります。

おからと豆乳で作ったドーナッツ。おいしそうなのでクロちゃんと二人食べることにしました。
ベンチにかけて食べようとしたところに、向こうからやってきたのは南三陸から当地に家を借りて避難中のノンちゃん。ノンちゃんはよっちゃん農場が忙しい時の重要スタッフです。

きのうは我が家に、お父さんのショウエイさんが南三陸から持ってきた獲りたての雲丹を届けてくれました。
夫に言わせれば、茶碗いっぱいの生雲丹は、雲丹を30個獲っても足りないほどの量だそうです。
自然のままだけれど、海の塩味がします。

 

「ショウエイさん、今、どこいるの?」と聞いたら、時々南三陸の海、そして時々梅農場だそうです。
梅農場で仕事をしていれば海が恋しくなって海に行き、海で仕事をしていれば山が恋しくなって梅農場へ。

なんと贅沢な!まさに、海彦山彦じゃないですか。

ショウエイさんは、元は遠用漁業の「突きんぼ」(カジキマグロなどを突いて獲る)などをした15の時から船に乗っている漁師さんで、大震災以降、避難してきた内陸の私たちの町に一家で住んでくれています。

復興して元の海の仕事に戻れるまではまだまだ長い時間がかかるでしょうが、娘のノンちゃんから、ショウエイ
さんが海彦山彦のように仕事をしている、と聞くと、なんだかホッとします。

新鮮雲丹はササニシキのご飯を炊いて美味しく頂きました。
お釜ドーナッツもおいしかった。

 

もの凄い人出と聞いて午前中は敬遠して、午後、クロちゃんと4歳孫と鳴子温泉の食楽市へ。
海山は出ませんが、よっちゃんなんばんが出店しています。

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けっこうな人出だとは思うものの、場所が広いからでしょう。さほど混み合ってる感じはしません。
都会はもっと凄いから。

秋の紅葉には来るけど、緑の中の鳴子峡を見るのは初めてかもしれない。

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鳴子峡の下のほうを走るJR陸羽東線。秋には紅葉が見られるようにゆっくり走るんだそうです。
私は車で来るのでまだ乗ったことはないです。以前は人間も鳴子峡に沿う遊歩道を歩けたのですが
落石が増えてからは歩けなくなりました。

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今夜は8時32分に今年のうちで月がもっとも地球に近づくスーパームーンということで、庭に出て月の写真を
撮ってみました。私の目には大きな月に見えるんだけど、写真に撮ればこんなに小さい。OLYMPUS DIGITAL CAMERA

素人に月の写真を撮るのは無理、ということだろうけど、でもスーパームーン記念に・・・・。
来年は8月11日だそうです。