富良野訪問ー3-

2009年以来7年ぶりの再演となる富良野GROUP「屋根」2016冬が上演されるのは、新プリンスホテル界隈に

ほどちかい富良野演劇工場。

演劇を作り出す工場というこの素敵な名前の劇場は、平成12年にオープンした全国初の公設民営劇場であり、

NPO法人「ふらの演劇工房」で受託運営されているということです。

観る劇場から創る劇場へ発想の転換がなされた日本初の小劇場。演劇ソフトの生産工場として良質、個性的な

演劇文化の創造と発信活動を行い、大いなる感動を生み出すための、市民文化の、人づくりまちづkりの活動拠点

とする、というコンセプトのもとに建設された。と運営理念に謳われています。

劇を見るホールは302席。急勾配でどの席からも舞台がよく見えるように作られています。舞台が上演されない時

でも観覧できるホワイエや売店やピアノがあるロビーなどがありますが、ぎりぎり到着でホール以外は何も見られ

なくて残念。

 

地元富良野での上演は1月16日から24日まで。

富良野というひとつの町で昼公演、夜公演合わせて9日間の上演にお客様に来ていただくということは、私たちには

想像もできない努力が必要なのだろう、とはここに来て初めて強く実感させられます。

大崎公演はたった1日。それだけでも小さい会館の少ない客席のチケットを人と顔を会わせる度に「屋根」の紹介を

しつつ鑑賞をお勧めしているのだから。

 

息を詰めるようにして「屋根」を観ました。隣の席のサイトーさんは早くから涙ボロボロの様子。私も我慢しているけど

同様。

この舞台の中で私が生きてきた50年が描かれます。物語の中心は大正末期に結ばれた北海道の貧しい開拓小屋

で暮らす夫婦ですが、その子供の時代を私は生きてきたわけで、まさに20歳代から現在の70歳代まで。

なんと時代は変わり暮らしは変わり、便利を得た代わりに楽な暮らしを得た代わりに、なんとたくさんのものを失って

しまったことかと、舞台を観ながら胸につきつけられる思い。

その時代の全てを見せられるようなこの舞台「屋根」。是非多くの方々に観ていただきたいと思います。

 

今回の富良野訪問には大崎で公演をしていただく際のための小さなお願いがありました。ヨシダさんにお口添えを

してもらってその目的も達成。ロビーで夏の女子会でご一緒したスイちゃんに出会いました。夏には富良野自然塾

で活躍していた横浜育ちで富良野新人のスイちゃんが、今日は[屋根」公演スタッフの一員としてとてもとても元気そ

うな笑顔を見せていて、ここが生き生きとお仕事ができる場であることが解ります。みんな優しいんだね。

 

舞台が終わった後、演劇工場の前で。

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素晴らしい「屋根」でした。来てよかった! 観てよかった!

 

今夜の宿はヨシダさんのお友達が紹介してくださったペンション「あしたや」さん。

いったんくるみ割りまで戻って、「あしたや」のご主人のお迎えワゴン車に乗せてもらい、真っ白い雪に覆われた

丘陵地帯にあるらしい(雪でどこがどこだか分かりません)ワイン工場近くの「あしたや」さんへ移動。

遥か遠くに町が見下ろせるいかにも眺めがよさそうなペンション。ご主人、奥様手作りのいかにもアットホーム

な和洋混合、地元食材、お米も地元の暖かい夕食を頂きました。同宿のお客様は毎年この時期富良野演劇工場

の舞台を観に来られるというご夫婦2組。気のおけない団欒のおしゃべりは夜遅くまで続きました。

ひとつだけ心配なのは、明日以降北海道に到達するらしい大雪を伴う低気圧。私たちは無事に帰れるのか。

 

触れれば音がするようなキンキンと冷たい夜が更けていきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

富良野訪問ー2-

富良野滞在2日目の朝。ホテルの窓から見下ろす富良野駅前の光景。

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今朝の気温はマイナス24度だとか。あとでみやこさんのご主人の浦田氏から「今朝、ダイアモンドダストが

きれいでしたねえ。見ましたか」と問われて見なかった私は歯噛みをしました。

知ってれば見たのに~~。

 

ありがたーいホテルの朝食を終えて、「屋根」が始まるお昼までの時間を、ホテルから歩いて5分ほどの

「北の国から資料館」へ。天井が高くて広いこの建物は、他の建物よりはちょっと涼しすぎてコート着用のまま

周らせてもらいます。

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来るのはこれで3回目。来る度にヨノナカの現状に合わせて少しづつ展示が変えられているのが見てとれます。

今は今年初めの大切な一大イベント「屋根」2016冬の公演に向けて。

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今日上演される「屋根」2016冬は「北の国から」とはまったく違う物語りです。 黒板五郎さんのおじいさんの

時代のお話。

私が今住む町岩出山の藩士が戊辰戦争に敗れて生活の術を無くし、北海道の当別の開拓に従事してから50年

後、富良野で9人の子供をもうけて開拓に従事したある夫婦の戦前、戦後が描かれた物語。北海道の中央部に位

置する富良野の開拓は遅かったのだそうです。

 

別の話になりますが、「屋根」の大崎公演の記念事業として、岩出山のあ・ら・伊達な道の駅では、当別開拓の歴史

を描いた版画展と開拓の苦闘を描く映画「大地の侍」の上映会をすることにしました。

主演は往年の大スター、大友柳太郎。そして大友柳太郎は「北の国から」で最後の馬橇を引く笠松の爺さんでも

あります。笠松の爺さんは、大切な馬を手放した後、橋から落ちて亡くなりました。

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ドラマの世界がまるで本当のような黒板五郎の住民票や、東京から来て北海道の原野の中で成長することに

なる五郎の子供、純や蛍の成績表などをじっくり丁寧に見て周り、五郎さんが子供に遺す遺言状まで見終わると、

決まって泣きたくなるのは何故か。

人はこうやって自分の手足を動かして助け合いながら小さな勇気を降り絞って一生懸命に生きるのだ、とこの物語

の登場人物全員から伝わってくるからだ、と今日わかりました。

 

キシキシと音が鳴りそうな雪を踏みしめてホテルへ戻る道すがらの富良野の町。

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富良野に来る度に胸が高鳴る思いで見上げるのは美しい富良野岳。

特に冠雪で白く輝く山々は神々しく感じられます。

 

この低温の中で朝からお庭で雪だるまつくりに余念のないホテルの方。

この作りかけの雪だるまはなーんだ? の問いにヒントを与えられても最後まで「?」だったのは私。

でもこれ、この段階でミッキーマウスってわかります? 私ゃ答えを言われても納得できなかった。

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この雪だるま君、水をつけながら作るのでちょっとやそっとでは壊れないそうです。

 

チェックアウトをした後は、浦田氏に迎えにきて頂いて喫茶くるみ割りに。富良野暮らしのステーションが併設

されている喫茶くるみ割りは、私たちが富良野で何かの行動をする時の拠点です。

昨日が初日の富良野GROUP「屋根」2016冬公演が始まるまで、忙しく公演のお手伝いをされていたみやこさん

の喫茶くるみ割りでは今日は、子供たちのピザ教室が催されていました。子供たちに混じって富良野のバレエの

先生でいらっしゃるマオさんのお顔も見えます。

できあがったピザを食べさせてもらってけれど、これが見事な出来上がり。

子供のピザ作りとか、ドイツ系の靴下編みとか、老人とのお話、英語教室その他その他、くるみ割りに来る度に、

浦田さん ご夫妻を中心とする町づくりの活動の活気に驚かされます。

 

お昼近くになって、早朝札幌をバスで発ったヨシダさんが富良野駅に到着。

ヨシダ、サイトー、と3人揃ったところで、いざ待望の「屋根」鑑賞。

みやこさんに車で送ってもらって富良野演劇工場に向かいます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

富良野訪問ー1-

厳寒の富良野へ行ってきました。マイナス24度の世界。

どんなに寒いんだろう。北海道の人々はどんな姿で、もしかしたらロシアの人のように完全武装で町を歩き、

どんなふうに厳寒の中で暮しているのか想像がつかなかったのですが、札幌の駅に到着してみて拍子抜け。

まあ多少は着ているジャケットが私たちの防寒具よりも厚くて寒さに強いのかもしれないけれど、千歳空港から札幌

までの電車の中の乗客はお洒落なコートやブーツ姿で仙台や東京と何ら変わらりませんでしたよ。

 

なーんだ、普通じゃないか、というようなもんです。ほんとは寒いのかも知れないけれど、電車の中や室内で

暖まった身体で外に出ても10分や20分ほとんど寒さを感じない。ましてや着込めるだけ着込んでいるというのもあ

りますが・・。

札幌では富良野に向かう電車の待ち時間、時計台に向かって歩いてみました。DSCF1778

札幌駅前大通り。雪少なっ!

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札幌に行ったことがある人が見たら、きっと笑うね。何をびっくりしとるんだと。九州生まれの私にとって、北海道は

未知との遭遇なのですよ。

背後から陽射しを浴びる時計台。大昔、ここでトウモロコシを食べたなあと思い出しながら・・・。

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北海道のヘソ、富良野まではバスとJRがあるんだけれど、途中の吹雪などを想定してJRを選択。

特急サロベツ号に乗り、滝川駅で普通に乗り換え2時間半余り。バスもあまり変わらない。初めての厳寒期の北海

道。車窓の風景はとワクワクします。

札幌を出てまもなく吹雪に突入。やだ、こんなところは歩けないと急速にワクワク感が沈静。

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滝川を過ぎた辺りから雪がやんで空が明るくなりました。

赤平駅。いかにも北国の駅舎。

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雪の山々や原野を飽きず眺めながら、午後3時近くに富良野駅に到着。

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厳重な風防室がこしらえてある駅舎の待合室は、アジアからの観光客もスキーを楽しみにきたオーストラリアンも

用事のある人もない人も、寒さをよけてひと時を過ごす憩いの場のようです。

 

ホテルは駅から1分。寒さに怯えることもなくチェックインし、夕暮れまでの短い時間を新プリンスホテル界隈へ。

今回、同行してくれた「屋根」実行委員会事務局のサイトーさんにとっては初めての富良野訪問です。是非ニングル

テラスや雪に覆われた森や白く輝く富良野岳、そして倉本聰ワールドのドラマ館など見てほしい。

しかし、さすがに富良野スキー場真下のこの界隈の雪。ちょっと自分で運転したいという気持ちにはなりません。

 

夏、大勢の観光客で賑わっていたニングルテラス。冬は休業かと思っていたら、ちゃんと降りしきる雪の中でも営業

していました。しっかりと装いを冬支度に替えて。こういうのを見ると雪ってどうにでもなるもんだねえ、と羨ましいよう

な気持ちになるけれど、雪の生活が身に付いてないとこういうホスピタリティは思いつかない。ニングルテラスの

木々の枝のあちこちに留まっているこの愛らしい雪人形は見つける度に心を和ませてくれます。

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そして観光客の数も夏よりは少ないとはいえ、中国や韓国などのアジアからの観光客、冬になると増えるという

家族連れのオーストラリアン、日本人のスキー客などでそれなりに賑わっています。

ここに来る度に毎回訪れる倉本先生のドラマ「優しい時間」の物語の場、喫茶「森の時間」ではストーブに

赤々と火が燃え、カウンターには隙間もなくコーヒーを飲むお客さんが並んだ夏と変わらない光景でした。

ただ毎回カウンターの中でコーヒーを淹れてもらいながら楽しくお話していた谷倉さんの姿が見えないことが寂しい

限り。でも人生こういうものなので仕方ない、仕方ない。

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ここで私にとっては驚きの光景が。雪に覆われた木の階段のところどころで見かけた、真っ白な雪に長々と黒い

ロングドレスの裾を引きずるあ・ら・サーティファイブくらいかとおぼしき女性と取り巻く男性群。

「森の時計」内のさまざまな場所、さまざまな角度で、このけっこう騒々しい一群の撮影会が始まった時には、

てっきり何かのドラマか雑誌かコマーシャルの撮影かと思い込み、自分がその角度に入らぬように遠慮などしてまし

た。

でも違ったんだねえ。今アジアのお客様がたは日本のこういう風景の中で結婚の記念写真を撮られる方が多いのだ

そうで。お店の方の遠慮がちな「ほかのお客さんのご迷惑になるので」の声で、どなたもコーヒー一杯注文せずに

撮影を終えて雪の中に戻られましたが、今観光地ではこんなことが流行っているのかと後で知ってびっくり。

なんと論評していいやら・・。

 

日が沈み真っ暗になった雪の森の中には、冬だけ作られるカンカンハウス(歓寒ハウス)に火が灯りました。

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夜の時間は、富良野の町に戻り、喫茶「くるみ割り」でみやこさんと大崎公演の諸々をご相談しました。

公演時の劇団員の方々の食事や飲み物、その他その他。らーめん屋だのお蕎麦屋だのがすぐ手近には

ない私たちの町ではほとんどの準備が手作りの草の根的発想で整えるしかないのですが、富良野の大先輩

みやこさんのおかげでテキパキとご指導頂き安堵しました。ああ、よかった、よかった、と安心してホテルに

戻ったのはいいけれど、今夜食べようとコンビニで買った夕食を車に忘れて、空腹で就寝。

明日は「屋根」観劇の日。ホテルの朝食も「屋根」も楽しみです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

冬の富良野へ

明日1月16日は、北海道富良野市富良野演劇工場に於いて、富良野GROUUP公演2016冬『屋根』の初日です。

冬の北海道は行ったことがないのだけれど、大崎公演3月18日に先駆けて、富良野まで『屋根』を見に行くことに

しました。

いろいろ読んだり聞いたりしたところで、ほんとうには見ないと何事も解らない。

ということで、明日は仙台空港から飛行機に乗って新千歳まで飛びます。新千歳からはこれも初体験のJRで富良野

へ向かいます。が、正直なところどのくらい寒いのかなあ、と不安。夏の季節のように自分の車で動くというわけに

は行かないので、どんなふうに動けるのかなあとそれも心配。

 

九州で生まれ育って人生の大半を東京近郊で暮らし、晩年になって突然東北に住み着いて、生涯縁があるとは

思いもしなかった北海道へ度々行ったり来たり。実に人生不思議なもんだなーと思います。全然動かない人も

あるというのに。

 

大崎では、チケットを販売するに当たり、チケットを入れる封筒作りをしました。藁色の素朴な封筒によっちゃんが

破いた新聞紙を貼り付けて、そこに自ら彫った「屋根」のハンコを押し、「観れば人生が変わるっ」と書いてあります。

明後日、倉本聰作「屋根」を観て、どんなふうに自分が感じるのかとても楽しみ。

大崎に帰ってきたら、「観れば人生変わるよ!」と本心から言えるように感じたことを胸に刻んで戻ります。

それにしても来週からの強烈寒波が怖い。飛行機揺れませんように。空港が雪で閉ざされませんように。

祈ります!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ホストファミリー初体験

外務省のカケハシプロジェクトで訪日するアメリカ東部の4つの大学の大学生40数名のホストファミリーの打診が

あり、お受けすることにしました。今2階の部屋は使うことがないのと、亡くなった夫が仕事で年中訪米していたこと、

アメリカで2年間寮生活をしていた娘が休みの度に、友人のお宅にホームステイしていたことなど、お世話になること

ばかりだったので、ここで「ご恩返し」ということで・・。

やってきたのは、全米屈指のエリート大学、ジョンズ・ホプキンス大学1年生のエラと、これも歴史が古い優秀な

大学ウィリアム&メリー大学1年生のイジーで双方18歳。日本に来るのは初めてとのことですが、なんとしっかり

日本語の勉強をしていて、おぼつかないながら日本語をセンテンスでしゃべり、平仮名、カタカナは既に習得済みの

優秀ぶり。帰国子女ではない日本人の18歳でこれほど英語をしゃべれるという学生はあまりいないと思う

のでまず最初から、「あなたたち偉いねー、りっぱ!」とまず感心。

風邪をひかせないように綿入れ半纏を着せたらこんな感じに。

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もの静かなエラはボルティモア在住の一人娘さん、スポーツ万能のイジーはヴァージニア在住の心優しい3人

兄弟のお姉さん。とても対照的でそこに娘も加わって、夜遅くまで話がはずみました。

 

頂いた素敵なお土産。ジョンズホプキンス大学のカップと美しいヴァージニア州のDVD。

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将来の夢。なんになるかは未定だけれど、まずの目標は大学間のエックスチェンジでエラは東大に、ジニーは

慶応大学に入って日本語、日本について勉強したい。この訪日団に参加するのも厳しい審査をくぐり抜けての

ことだから、この先のハードな勉強やお金のことを考えるとなかなか実現は難しい。でもがんばるよ!

生き生きと将来を語る18歳は、国籍なんぞは関係なく「がんばれえ」と言いたくなります。

 

2日目朝は起きるとこの冬一番の雪で呆然。今まで降らなかったのになんでこんな日に。

こんな雪でどこに行こう。と頭の中を駆け巡らせていたらまもなく雪は止んで晴れ模様に。

雪の心配がないところへと、黒田さんも誘って家族みんなで松島に行くことにしました。混む前にと早めに出て

午前10時には着いた松島は、もうそれなりの数の観光客が出てました。

まずは瑞巌寺へ。今本堂が工事中の瑞巌寺では、普段なら遠目でしか見られない襖絵などが近くで観られます。

が、私と娘は疲労を予測して茶店で休憩。

次は松島湾を巡る遊覧船。松島へは何度も来たけれど遊覧船に乗るのは私自身初めてで、一周50分もかかる

なんて夢にも思わなかった。

たくさんの島があるが故に被害が小さくて済んだ松島。でもところどころ岩が崩れ落ちている湾内の風景。

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二人のおかげで私も初めて松島湾の観光ができました。楽しかった。

 

この後塩釜神社参拝のはずが、日本のビッグスーパーマーケットに行きたがる二人の所望で、ザ・ビッゲスト・ワン

だと思われる利府のイオンへ。ここで二人はお買い物。お菓子を買ったり(きのこ山だのビスコだの)、弟たちへの

おもちゃを買ったり楽しそう。日本のお菓子って美味しいんですかね。

アレルギーで魚も貝も食べられないエラのためにみんなでイタリア料理を堪能して、とっぷり日が暮れての帰還。

エラとイジーと娘と3人、他愛ない話と爆笑とでまるで寮の一室でのおしゃべり会のように夜の時間は過ぎていきま

した。

 

3日目は朝いちで道の駅。次にエラが行きたがるマサムネの学問所、有備館へ。

朝の有備館はしびれるほど寒いです。

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お昼はお別れ会が開催される古川商工会議所へ。

ここでは訪日してくれた全学生、引率の先生方と一緒の昼食会があり、ホストファミリーへのお礼にと学生たちが

唄を唄ってくれるのだそうです。

エラが通う、ジョンズ・ホプキンス大学の合唱。

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いやあ、やる気のある子と無い子の差がけっこうあります。うまくはないけど元気はある。

イジーが通うウイリアム&メリー大学の合唱。

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おとなしいー!。おとなしすぎる。恥ずかしそうです。

 

でもありがとう。唄なんて聞かせてもらって感激です。

そしてお別れ。この後鳴子のこけしの絵付けを体験し、化女沼で渡り鳥の観察をして鳴子温泉泊まり。

明日は仙台で東北大学と交流し、帰国の途につきます。

慌しいけれど、楽しい3日間でした。初めての日本、初めての大崎を好きになってくれたらいいのですが・・。

また日本に来てくれることを、東大と慶応大学に入れることを願って応援します。

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「大地の侍」DVD上映会のお知らせ

ここ数日、明日から我が家に2泊3日の予定でアメリカの女子学生がホームステイしてくれるので、一生懸命

お掃除してました。日々忙しくて掃除が行き届いていないので、この時とばかり隅々まできれいにして、さきほど

やっと終了。疲れたーー。

一人はエマちゃん。Johns Hopukins Univercityの1年生 18歳、と もう一人はイジーちゃん。The college of

William& Maryの1年生、18歳。どちらも全米屈指のエリート大学の学生さんで、訪日は初めてだそうです。

寒いから風邪を引かせないように、さっき 古川まで行って、綿入れ半纏を買ってきました。

私は英語はもう忘れてしまってしゃべれないし、どうなることか。娘に頼って迷惑かけながら、楽しく3日間を

過ごしたいと思っています。

 

昨夜は屋根の実行委員会を開催しました。

タイミングよく実行委員長のよっちゃんがFBに「屋根」公演をUPしてくれたので、これからたくさんの方に知って

頂けると期待してます。

ある北海道の開拓農民の一生を描く「屋根」公演をきっかけにして、実行委員会では同じく明治維新後、北海道

、当別の開拓に乗り出した伊達藩岩出山支藩の苦闘を描く「大地の侍」のDVDの上映会を企画しました。

そして1月16日からはあ・ら・伊達な道の駅の中央スパイラルホールに於いて、当別開拓を描く「開拓者」の版画の

展示を行います。

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あ・ら・伊達な道の駅においでの際は、是非お立ち寄りください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

年頭に当たって。自然災害が恐ろしい。

あけましておめでとうございます。

穏やかに年が明けました。穏やか過ぎるくらい。

温度は高く午前中でも+5度。普段なら今の時期、ショートケーキのホワイトクリームのように分厚い真っ白い雪

に覆われているはずの栗駒山にうっすらとしか雪がない。鳴子やその奥の山々も雪はまばら。白いとは言えない山

容で、今日、行われた集落の新年会の帰りには、なんと雨が降ってきました。

 

天気が良くて暖かいのは有難いけれど、この前代未聞の異常気象は怖い。

新年会で聞いた昨年9月11日の大雨の際の岩出山の土砂崩れ箇所は309箇所。うち8割が私が住むこの

真山集落で、ため池の決壊が13箇所。まだ修理の手がついていないそうです。

 

ポカポカと暖かい陽だまりで、うちの上のログハウスに住むNさんと花のおじさんと私との今年最初の井戸端話。

「ねえ、どうする?あのえぐれたところ。治すの凄いお金かかるから市に激甚被害届を出してみようか」という私に

「いいよ、いいよ、お金なくて治せない人多いんだから、こんなところにまでお願いできないよ」と心優しいNさん。

 

でもさ、今度とんでもない雨降ったらえらいことになるよ。また降るかもしれないんだからお金出してもらって次に

備えるとか。私役所に行って聞いてくるわ。

とそのつもりになったのですが、新年会で聞いたところでは、たくさん書類書いて何度も役場に通って万万が一お金

が出たとしても修理代の1割ですって。100万だったら10万円?その10万円がみんなの税金だと思ったら、やる

気が失せた。311の地震の亀裂がどこにあるのか解らないので、想像を超える雨はほんとうに恐ろしい。

 

正直もう個人での災害対応は限界ぎりぎり。栗原の内陸地震でやられたと思ったら、次は311であっちこっち壊れ

て、ようやく5年近く経ったところで今度は大雨。今日の新年会では市会議員のUさんも県会議員のNさんも見えて

災害対応の話をされたけど、復興はまだまだだし、ほんと今度どっかが壊れたらどうしたらいいんだろうと思います。

あっちこっちお金バラまいてないで、東北復興とか日本中の災害地に投入してくださいな。日本のリーダーさんたち。

 

年頭にあたって。私の今年の仕事初めです。

今年も変わらずお餅を作り続けますので、よろしくお願い申し上げます。

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我が家では、娘の夫が元旦は仕事なので、夜お正月を祝います。

作り始めて46回目だかの変わり映えのしないお節を今年も作りました。

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作るだけで自分はほとんど食べずに一人機嫌よくシャンパン飲んでいたら、酔っ払って翌日のお餅は休業・・・。

 

年頭に当たっての今年の「抱負」

といっても欲もなくなったこの年では、抱負も何もあったもんじゃないのだけれど、でもやりたいことはあります。

もう一回去年の夏に行った南富良野の「私の庭」「私の家」の坂井さんのお庭に行って、佐藤さんが足を滑らせた

私を見て作ってくれたという階段を踏んで森の中のインガルス一家の家と教会と、今年は作ると佐藤さんが

張り切っていたターシャさん様式のお庭を見てみたい。

 

去年の夏富良野に行った時、私が目を奪われたのは見事に咲くラベンダーではなく、麓郷や美瑛などの草原で

野生で群れ咲くルピナスでした。それまで私は毎年種を蒔いて販売用の宿根のルピナスを育てていました。

私が外来栽培種だと思い込んでいたルピナスが北海道のような厳しい気候の土地で、野生で群れを作って咲く

なんて、思いもよらないことで衝撃を受けました。

その後、テレビのターシャ・チューダーの番組で「野原いっぱいに野生のルピナスが咲くアメリカの原風景」という

言葉を聞きましたが、私にとって赤や青のルピナスが群れ咲く光景はラベンダーよりも魅力的で、今年は行ければ

もう一度富良野やその他の土地でルピナスの群落を見てみたいと思っています。

 

そして後は健康に気を付けて、頭をしっかりさせて、転ばないようにして、仕事はちゃんとやって、計画的にでは

なく、目の前に起こってくることに丁寧に向き合って日を重ねましょう。

 

以上が2016年、年頭に当たっての抱負ともいえないちっちゃい望みです。

あと、もう一度台湾に、今度はラベンダーを見に行きたいかな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2015年、大晦日

30日から3日までは泊り客があるので、昨日までは掃除とお餅つきに追い込まれ、今日は相変わらずの

餅切りと餅つきにお節作りまでが加わわって、どーなるかと思ったけど、どうにか終了しました。

お客様も家族もそろって年越しそばも食べました。後は行く年くる年を待つのみ。

 

11月に東京に行って、聖路加ガーデンのホテルの36階に泊まった時、朝窓のカーテンを開けて視界に

広がる高層ビル群を眺めながらなんともいえない気持ちで考えたこと。

それは、

「この高層ビルの高ければ高いだけ家賃が高くなるわけで、そこには人が住み子供も暮しているわけで・・」

JRであれ地下鉄であれ、電車に乗ると座席に腰掛けている人のほぼ9割方が携帯眺めてます。

これってどういうことなのかなあ~って。

土や木や草や風だのの自然の感覚を実際ではなくて、テレビや携帯やその他の仮想の世界から知るって。

目で見てすぐにその全体が見えたような気がしちゃうものは、本で読んで中味を頭や心に咀嚼しながら落とし

こんでいくのとは全然違う。解ったような気になってしまうけれど、でも本当には何も解らない。ホンモノと仮想の

世界のものは落差があり過ぎる。良くも悪くも。

「人を殺してみたかった」とか近頃よくニュースで聞く言葉とつながるのではないかなあ~って。

そんなことを考えました。今年中で一番感じた事柄だったような気がします。

 

富良野へ行ったり、福岡へ行ったり、その他にも福島だの埼玉だの、ついでに台湾まで行くという、忙しい

年でした。元気で病気もせず、風邪もひかず痛いところも全然なくて1年を過ごすことができました。

心から感謝です。

来年は早々から忙しくなりますが、頭をしっかりさせて、乗り切りたいと思います。

 

お世話になりました皆様、今年も1年ありがとうございました。

来年もよろしくお願い申し上げます。

よいお年をお迎えくださいませ。

 

 

 

クロス貼り

昨日も今日も雪が降ったり止んだり。水を含んだようなべったりとした雪が横殴りに降って、寒い。

こんなお天気でどうかな、と思ったけれど、お願いしていた外の電気の修理の電気工事屋さんも、2階の部屋の

クロス貼りの職人さんも朝から来てくれました。

急に思い立っての壁紙の張替え。とても年内には無理だろう、と思っていたのだけれど、「大丈夫です。28日に」

と今年の最後の仕事に入れていただけました。わざわざ仙台から。道が凍っていて怖かったとのこと。

 

こうして田舎に家を建てて住んで、なかなか大変だと思うのは家のメインテナンス。こんな時だけ、「もういいや」と

思っていた都会のマンション暮らしの便利さを思い出します。

夏の終わりから始めた外周りの木部の塗装はほぼ終わりました。が、まだ家の中の木の窓枠なんぞはまだ終わ

らない。紙やすりで磨けばきれいになるから、Kさんに教えてもらって今せっせと磨いています。磨き終わったら

保護剤を塗る、という順番だそうで、出来上がりが楽しみです。

 

範囲が広すぎて無理だ、と断念したのがクロス貼り。

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来てくれたのはお父さんとお兄さんの親子職人さんでした。

お兄さんは何歳くらいだろう。訊かなかったけれど、10時のお茶の時、お父さんはコーヒー、お兄さんはココア

を所望だったから、まだ十代のココア年齢だと思います。2階から聞こえてくるお父さんがお兄さんに指導する声を、

いいなあ、と思いながら聞いてました。

 

うちの夫は大学を卒業してからすぐアメリカのコンピューター会社の社員になりました。まだコンピューターが日本

に入って間もない頃で、夫は日本の企業にコンピューターが入ればうんと便利になって経済も豊かになると

信じ、1日が30時間もあるかのように家庭があることを忘れたかのようにうんとうんと働きました。そして40年近く

をコンピューターの進化と共に過ごし、定年を迎えた後、この農業が中心の小さな町、岩出山に住み着きました。

自ら住みたかったわけではなく、田舎に住みたがる私に引きずられてのことですが。

そして時折り述懐するようになったのは

「俺たちは良いことばかりしてきたんじゃなかったんだなあ・・・・」と。

 

2年前に夫は亡くなりましたが、大震災後は特に「人の手を必要とする仕事を増やさなければならない」と言って

いました。「機械を頼れば人の仕事場はできない。機械を頼れば人の高い給料は望めない。」とも。

今は大工さんですら、鑿や鉋を使うことはなくなった。カットされた木材で電動工具でコトは足りる。「職人がいなく

なりました」とはおやつ時のお父さんの言葉。

 

今日のクロス職人さんの言葉、夫の言葉は、今日々チケットを販売している舞台「屋根」の脚本家、倉本聰氏が

富良野から発信するメッセージにつながります。

 

今日のクロス貼りで、2階の部屋とトイレがきれいになりました。

もうだいたいどこも仕事納めでご挨拶の言葉をよく見るけれど、私はお餅屋。明日も明後日も仕事は続きます。

年末のご挨拶はまた改めて。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

クリスマスの終わり。

明日からお正月前の休みだからか、今日は心なしか道の駅のお客さんが少ないです。

そして寒い。久しぶりに「冬!」という感じで寒いです。風も強い。

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きのうまでは春間近か?、というくらいに暖かくて、普段の年なら1月に入って田んぼにおりるはずの白鳥が

田んぼの中でコウコウカアカアと騒々しく啼き交わしながら落穂を食べました。あんまり暖かいので、これから

寒くなるんじゃなくて、春が来ると勘違いして北へ帰る準備してるんじゃないのかしら。

 

道の駅でお餅出荷の後、年末のご挨拶に鳴子温泉の喫茶、たまご屋さんへ。

ここにお勤めの新聞バッグインストラクターのあやさんは今日はお休み。ゆっくりとオーナーの宮本さんと

おしゃべり。

ここたまご屋さんの窓際や壁周り、しみじみ見てみると、とても素敵というかあまり手に入りにくい本や絵本や

雑貨が雑多に並んでいるように見えて、実はよく選ばれたものが並んでいて、質の高い「ユタカさ」を感じます。

写真取り損ねた。

「よーく見ると、この壁とか窓際とか素敵ですねえ。凄くユタカな感じがする」

という私の声に、宮本氏が「実はこれ、シームズのデザインを元にしてみた」と・・。

そうなんだ。アメリカの椅子のデザインで有名なシームズの部屋を参考にしたんだ。素敵なはずだ。

 

ビートルズのイマジンを聴きながら、宮本さんに淹れてもらった抹茶ラテと手作りの苺のタルトを頂きました。

今年は大変お世話になりました。来年もよろしく。

 

夜は7時から古川の吉野作造記念館で、来月のアメリカの大学生のホームステイの説明会。

こういう場所に来ると、普段は接点のないこの町の方々が、外国人の大学生を受け入れるために熱心に

心を配ろうとなさっているのが感じられて、また新たな世界を見たような気がします。

ここでも担当の観光公社の鈴木氏が参集のみなさんに、[屋根」の宣伝をする機会を作ってくださいました。

アメリカの学生のホームステイはやったことないので、ぶっつけ本番でなんとかなるでしょう。

日本の東北の宮城の暮らしを楽しんでもらいます。

 

帰宅してパソコンを開いたら、次男のFBにマイケルジャクソンの「HEAL THE WAORLD」の歌詞が・・。

CD買おうかしら、と思っていたからほんと有難い。

HEAL THE WORLD。 There’s A Place in your huart・・。

聴いていると、胸があったかくなります。

ビートルズ聴いてマイケルジャクソン聴いて、冬至&クリスマスが終わりました。

明日から正月の用意に向かってGO! 梅の花が咲いちゃったんですって。えらいことです。