途切れずにまた、、、。

南三陸に行ってきました。
新聞バッグをとりに。懐かしいおばあさんに会いに。

今年になって初めて?なのかどうか。

なんかどんどん記憶も怪しくなって、大事なことも大事じゃないことも片端から
忘れ去る昨今なのだけれど、久しぶりにのんびりと高速ができる前から走っていた
ゆうゆうと流れる北上川に沿い、春も秋も樹木の彩りが美しい内陸から海辺の町
へと峠を越える道を行くことにしました。

登米町から南三陸町に抜ける峠に長いトンネルがあります。
その出たところに、

「南三陸にようこそ。
みなさんの支えで今日もがんばれる」

という標語の大きな看板が立っています。

新聞バッグの引き取りで何度も何度も南三陸に通ううちに、この看板を見覚えて
しまって、毎回来る度に「看板あるかな」と気なってしまう。
大震災から8年も経った今日も、やはりありました。よかった。

復興は進んでいるとは言うものの、来る度に、変わったなあというのが実感。
この変わり方は言葉では説明し難い。高速道路が整備されたとか食品スーパー
ができたとか、山が頂上まで住宅団地になったとかは解りやすいのだけれど、新しく
作り上げられていく町全体はいいんだか悪いんだか心境複雑。

さんさん商店街には変化がありました。
屋外休憩施設に立派な囲いができていた。

休憩するのも食事をとるのも吹き抜ける海風で、寒かったり雨が吹き込んだりして
落ち着かなかった休憩所がこんなに立派になりました。

防災庁舎の周りも更に大きな土の山が重なり合い、前を流れていた川が巨大な護岸
工事でコンクリート化してました。

新聞バッグを作ってもらっている歌津のけいこさんのお宅は今ワカメ作業の最盛期。
自宅は無人で、家族総出で浜の作業小屋で作業中。

浜まで下るうねうね道沿い、山を切り拓いて作ったの新しい住宅団地の中に小さな
カフェを発見!
大いに驚きました。通りすがりの人が立ち寄る場所ではないので、近隣の方々が
楽しむカフェなのでしょう。入る度胸がなく通過。

丁度お昼で、作業小屋はお父さんもおばあさんも休憩中。

今年はワカメの収穫が少なく高値なのだそうです。

驚いたことにボランティアさんがワカメ作業のお手伝いにみえてました。
毎年今の時期、東京やその他の県外からボランティアさんが来られるそうです。
今日は毎年来られるという作業に手慣れた男性と東京からの女性がふたり。

私など地元に住むものが知らないところで、こうして地道に東北を支えてくださる
方々がいることを知って頭が下がります。

頼んだ新聞バッグをもらって、少し小さくなったようにみえるおばあさんに別れを
告げて早めに帰途につきました。またもやのんびり元来た道を。

 

帰宅してけいこさんにもらった茎わかめと朝どりメカブを教わったとおりに切ったり
叩いたりして夕食に。

その道エキスパートのけいこさんのようにはできないけれど、メカブはさっと茹でで
包丁で叩きに叩き刻んで玉ねぎスライスとおかかとポン酢で。
茎わかめは細く切って生姜と人参と一緒に南三陸特産うま醤油漬けに。

 

そしてもうひとつ。財政緊縮で新聞を送れなくなりました。残念です、と2年ほど前
にご連絡くださった東京のSさんから、また送れるようになったので、USED感はあり
ますが、溜まったので送ります、とドイツの新聞が届きました。

心に留めておいて頂けただけでも嬉しいことです。
これでまたドイツの新聞で新聞バッグが作れます。

終わるのかなあ、と思っていてもやはり終わっていない。
大震災から8年、新聞バッグも人との繋がりもこんなふうに続いていくようです。

 

 

 

 

 

 

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