海山ミーティング&九ふんツアー

暑ーい! 玄関でくたばってるシロ。

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今日はこの先のイベントの打ち合わせのための海山ミーティング。

10月11日にあ・ら・伊達な道の駅スパイラルホールで初めての海山主催のイベント「海山マーケット」をやります。

その相談のために道の駅レストランに集合。

8月、9月、10月までいろいろ、ごちゃごちゃと新聞バッグやその他のイベントだの約束だのが目白押し。

海山メンバー一人一人が仕事持ちなので、顔を揃えるのもなかなかの中、今日はよっちゃん肝入りの声がけで

ちゃんと集まりました。

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まだイベントの中味を発表できるまでには煮詰まってないのですが、とにかく第1回目の「海山マーケット」

気を引き締めて、楽しいマーケットを開催すべく案を練ります。これからこれから・・・!

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3時半、一応ミーティングが終了した後は、黒田、あやさん、私の海山女子部は、スパイラルホールに陣取って

ミーティングを続行。内容はどっかに遊びに行く話なども入っているのですが、家にいるよりここにいるほうが

数倍涼しいので、「閉店ですよー」の声に気づけばなんと6時過ぎ。

海山女子部は閉店まで道の駅にねばっていたのでした。

 

 

さて、三日目の台湾は九ふんツアー。ニンベンに分だけど日本の漢字では使わない字。

風邪具合が悪くなって一夜明けた翌日の午後、孫に起こされて約束のおもちゃを買いにホテルの向かいにある

三越デパートへ。日本には売っていないおもちゃがあるのだそうです。新しくて日本に売っていないのではなくて古

い形なので売っていないのだとか。ついでにもう風邪ひきたくないので長袖カーディガンと毎夕のスコールのような

ドードー雨用の傘を買いに地下街へ。

現地のお店の商品を見てもなかなか買いにくい。ということでなんのことはない。台湾まで来てユニクロと無印良品

で長袖と傘をゲットしました。それにしても買い物をする度に、値札を見て台湾の通貨の元を日本円に換算するのが

面倒になってきました。空港で換金した元はもう手持ち薄。本来なら銀行かホテルで換金しなければならないのだ

けれどそれも面倒になってだんだん貧乏になっていきます。長袖衣類やおもちゃはカードで購入。

 

夕方九ふんツアーの出発の集合場所へ。

指定された場所にはいろんなホテルから、えー?こんなにもいるの、と驚くくらいたくさんの日本人観光客が集まって

きています。5台の大型バスに分乗していざ九ふんへ。はあー。ツアーというのはこんな風になっているのかと、

ツアー初心者の私は驚くことばかり。

 

台湾北部の山あいにある町九ふんは、日本の統治時代に金の採掘で栄えたが、大戦後徐々に採掘量が減少し

1971年に金鉱が閉山され衰退した町。だったのだけれど、映画「非情都市」の舞台に使われたことから脚光

を浴び、今は台湾を代表する観光地になっている、のだそうです。近いところでは映画「千と千尋の神隠し」の

湯婆の湯屋のモデルとして使われたという噂があることでも人気がある、町なのだそうです。

 

バスを降りて導かれるままに歩き始め、果てしなく続く階段道路を見上げて思わず叫んだこと。

「来るとこ間違えたー!」

素敵だかなんだか知らんけど、この金比羅参りのような狭い石の階段。これ、登るのォー?

階段を踏みあがったところの両側に珍しげな茶店や雑貨屋が見えているのは興味をひかれますが、この暑いのに

人波に押されるようにしてこの階段を全部登るのは苦行だわ。

 

でも一人残るわけにはいかないので一段一段巾のある石の階段を登ります。振り返って下を見ると、娘さんに押し

上げられるようにしてゆっくりゆっくり登って来られるお母さんもおられます。とにかく暑い。蒸し暑い。

だいぶ登ったところでとある茶店に入りました。ここでお茶を頂くのだそうで。

大きなテーブルで他の日本人観光客のひと家族の方と相席。テーブルの下ではアルコールランプで大ヤカンにお湯

が沸されていて、そのお湯で本格的お茶の入れ方を伝授され、その後はセルフサービスでお茶を入れて飲むという

仕組みになっています。

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ひと息ついて、改めてお店のテラスに出て外を眺めると、下には基隆港と灯りに彩られた町が見下ろせます。

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たぶんここが「千と千尋の神隠し」の湯屋の舞台として使われた噂のある茶店なのでしょう。

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日本ではこれまで見たことがない山の上までの階段上に作られた石の家の家波。不思議な雰囲気。階段を登り

降りしながら思わず目に入る土産物屋の人の暮らしは家のうちも外も境がないようで、日本の私が育った昭和の頃

の暮らしを思い起こされます。

 

下る途中、家族を見失い迷子に。階段が見つからず横へ横へと行ったり来たり。

途中出合った年配のおじさんに「バス、バスプール?」と聞いたんだけど、日本語も中途半端な英語も全く駄目で

手真似で「戻れ」と。

人気もまばらな道を、「ここも違う、ここも違う」とふらふら歩いていると不思議な雰囲気の店をいくつも見つけます。

何か買おうか、と思いつく度に、あ、台湾のお金がないんだ、と気づき何にも買えません。

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とあるお店のショウウインドウ。何だろう。不思議な色合い。

 

ガイドさんにHELPの電話?と思い始めたところで、登ってきた階段を発見。無事バスに帰還しました。

戻りのバスで考えたこと。

九ふんは不思議で素敵な町です。今日のツアーで、私たちは九ふんの触りの部分すら見ていない。いつかまた

機会があれば、少し涼しい時に訪れて1日かけてゆっくり歩きたい町だと思いました。

 

台北に戻って今度は銀河夜店へ。

ここでカンさんに薦められた胡椒餅を買ってホテルに帰着。

半日以上寝てたけど、体力勝負だけど、お金がないけど、楽しいツアーでした。