やっとインフルエンザから脱却してお餅屋家業を再開しました。
インフルエンザ、侮るなかれ。残念ながら高齢者では亡くなる方も出てきますが、一昨日よりも昨日、昨日
よりも今日と、薄紙を剥がすように1日1日動けるようになってくると、「治って有難い」と思うと同時に、何か
起こると回復に時間がかかるようになった自分の年齢を実感します。
海山メンバーにはご迷惑をかけましたが、この1週間あまりの隔離時間は、私には貴重な「普段やれないで
いることをやる時間」になりました。
まず買っておいたけれどもじっくり読む時間がなかった、スマホとi-Padとデジタルカメラのハウツー本を並べ
てメモ帳まで用意して最初っから読んでいきましたが、やっぱりわからんわ。まず言葉がわからない。
IT用語というのか、出てくる言葉のひとつひとつが私の長い人生の中にはなかった言語なので、意味の
概要さえ掴めずひっかかってばかり。アカウントって何? アンドロイド?って何さ。みたいなことで、時間が
かかる割には何ほども進まない。それでも「理解する」というのは、年をとっても嬉しいことです。
まあー、認知症の予防くらいにはなってるかも・・・!
言葉すらろくすっぽ解らないのに、それでも私の友達、みんな70歳を越してますが、メールを送ってくるし、
スマホを使うし、原稿をデータで送ってきたりするのだから凄いもんんだと思います。
でもね、話が込み入ってくると、メールではまどろっこしくなって、便箋に手紙を書いて送ってよこしてくるの
がおかしい。私も同じだけど・・・。挨拶とかお礼とか気持ちを伝えるとかをメールで、というのはやりづらいです。
好きな便箋と封筒を用意して、万年筆のインクを確かめて、姿勢を正して文章を書いて、買っておいた切手
を貼ってポストに入れると、ほっとします。
寒さでプラスティックの入れ物が劣化して壊れてしまった味噌を入れ替えました。去年の2月初めに仕込ん
だお味噌です。夫が病気の間中断していた味噌作りを再開。久しぶりの手前味噌です。
味噌つくりは、ここに越してきた年の冬、集落のお母さんたちで結成された味噌作りのグループ「まめっこ
くらぶに入れてもらって、作り始めました。みんなが1斗作るのでびっくり。初めの頃は私も
1斗作っていたけれど今は必要ないので半斗(7・5キロ)だけ。自家製味噌は大変美味しいです。
今日は仙台のお客様から、結婚式の引き出物用の新聞バッグの打診がありました。
こういうお仕事はとても嬉しく気持ちが前向きになります。新聞を選ぶのも新聞バッグをデザインするのも
楽しく、祝福の気持ちで手の仕事ができます。ですが、お式までの時間が短すぎるのー。
今黒田さんが試作中です。なんとかなれば、できればいいんですけどね。