玉子屋妄想雑談

今日は1月9日。

ああ、お正月がくるー、とあれほど焦っていたのが、もうお正月はとっくに過ぎて明日は10日。

1月というのは12月と違って、寒さは厳しいんだけどなんとなく嬉しい。やっぱ、1日1日春に近づいて

いくという感覚が嬉しいのだと思います。

冬至を過ぎて日が長くなってきました。

都会で暮らしていた時は、春分の日と秋分の日は祭日で仕事が休み、くらいの関心しかなかったのに

ここでは秋分の日や春分の日よりも、冬至や夏至のほうがうんと気になります。

夏、夏至を過ぎるとがっかりします。まだ日中は温度が高くて外仕事はたくさんあるのに、1日1日

目に見えるスピードで日が短くなる。7時までできていた外仕事が5時には暗くなってできなくなり、

最短4時で仕事上がりなんてことになります。電気をつければいいようなものだけど、花栽培の仕事では、

電燈の下で見る花の色はほんとの色ではありません。

そして冬至を過ぎるとまた目に見えるスピードで日が長くなっていきます。今は夕方5時は明るい。うれしい。

車で家路につく時、よく「わあ、明るくなったなあ」と思います。夜明けも同じです。

 

今朝、鳴子温泉の喫茶「玉子屋」のマスターから電話。本をくれるというので、喜び勇んで行きました。

「子供の村福岡」で始めて発刊された「かぞく」という本の創刊号。玉子屋のマスターたけし氏は12月

19日にようやく開村した子供の村東北の理事さんです。震災遺児の子供たちも利用できるように

作られた子供の村。開村後の維持がうんと大変なのだそうです。ご協力を・・・。

この先鳴子を含めて、いかにして観光客を集め町を活性化させ得るか、という雑談。居合わせたお客さんも

入って、年齢性別居住地職業、関係ないこういう妄想雑談は、実に楽しいです。初対面でも不思議にみんな

馴染んでしまう。私はここで何人もの方とお知り合いになりましたが、農業商業学者先生クリエイター、いろ

いろな職業の方と妄想雑談を繰り広げていると、希望が湧いてきます。

 

明日は倉本聰先生のお芝居「ノクターン」の富良野での初演日。べつに私たち海山がなんの役割をした

わけではなく、明日の初演日に使われる新聞バッグを作っただけなんですが、それでもとても気になります。

どんなふうに新聞バッグを使って頂けるのだろう。誰か写真に撮って送ってくださらないかなあ~。