311の震災後、初めて東京に行ってきました。山の手メンバー3人、よっちゃん夫人
海の手代表のミス南三陸Tさん、でガイヤ食品雑貨見本市に於いて、海の手
山の手ネットの生産物を販売させていただきました。本来はよっちゃんなんばん
出店予定に混ぜていただいてありがたく感謝しています。
よっちゃんなんばんの南蛮だれ、梅農場の梅干し、山の手S(私)の玄米餅と蓬餅、
地元新聞「河北新報」で作った手提げ袋(避難者の方々の製作。河北新報さんから
はあまり悲惨ではない希望が見えるような記事を選びました、とたくさんの新聞をご
提供いただいた)、そして南三陸のみんなで作った竹盆栽。南三陸で生き残った
わかめ、R温泉の避難者のみなさんが作ってくれた布の小物、南三陸から送られ
てきたレース編みや腕カバー。残った布地だから色は選べない。以上が販売した
品々です。
この見本市出店でいろいろなことが見えました。被災していない人たちに被災の
現実を伝えることは本当に難しいということ。「買ってけらいん!食ってけらいん!」
と気合の入った宮城弁で開店から閉店まで声を張り上げ、品物を売ってくれた
Tさんは、津波で家を失くし、仕事を失くし、今は鳴子温泉の一室でおじいさん、
おばあさんを含めて6人で暮らしているという現実があるのですが、それすら
東京に出てくると非現実的で伝えにくい。
改めてこの災害のとてつもない大きさ、傷の深さに想いを馳せながら、私たちが
今やっていることの説明に終始した販売会でした。
とても疲れたけれど、みんなの感想は、面白かった!!
次にどこかで販売がやれるなら、今度はもっと工夫を重ねて被災地と非被災地の
距離を縮められたら、と思います。
お客様、ガイヤの皆様、そして応援してくださる皆様、ありがとうございました。