まだ稲刈りが終わらない田の稲は、黄金色がもっと深く濃くなったような黄色。
色のなかでもこんな色があったのかというほど美しい黄色。
毎朝道の駅に向かう田んぼの中の道を走りながら、この美しい風景の中に今在ることの至福、そして感謝。
この1週間は独り言も呟やけないくらい行事が多い日々でした。
新しいご縁で、楽天の関係の方に依頼された新聞バッグつくりの講習。
ならば講習の前に、手持ちの新聞で作ったバッグを差し上げようと、黒田さんに作ってもらった楽天優勝時の
新聞バッグ。久しぶりで見たら、やっぱりその時に心が戻って感動します。
そうだった、そうだった。普段野球を見ない私でさえ俄か楽天ファンになって、毎試合固唾を呑んで見守りました。
そして勝った時の嬉しかったこと!
これで復興ができる、というわけではないのだけれど、これで傷ついた心が治るというわけでもないのだけれど
でも宮城の人間はみんな一丸になって応援して心から喜んだ楽天の優勝でした。
こうして新聞バッグを見るとその喜びが甦ってきます。そしてもう一度優勝してほしいな、と心から思います。
週の初めには、北海道当別町からみえた方々と夜の懇親ご飯の会。
当別町は昔岩出山伊達家が北海道に渡って開拓した、深い繋がりのある姉妹都市。
役場、商工会議所、地場産品を販売する直売所のお三方との、町づくりやこれからできる道の駅や直売所運営の
苦心等々、話は多伎に渡って実に面白く有意義な時間を頂きました。
北海道には枇杷やイチジク、柿や筍など採れない野菜や果物がいろいろあるのは知っていたけど、サトイモが
採れないのは知らなんだ。採れないというより温度が低いから小芋がつかないのかもしれない。
翌日は孫の小学校の学芸会。
後2年で合併なので、残り少ない大切なこの集落の小学校の学芸会なのです。
朝4時半起きで、お餅仕事を終らせ、小学校へ。
会場の体育館には座布団を並べ毛布やショールを身体に巻きつけた保護者に混じって、由美さんや黒田さん
のお母さんも見にきてくれてます。
特別参加のぽんぽこ保育園の子供たちの可愛らしさもさることながら、気合の入った踊りを見せてくれる1年生
7人の 花笠踊りが圧巻!腰が入ってる!
気合が入り過ぎて、花笠の花が吹っ飛んで行くやら、一人で踊ってマイペースやらで、可笑しいのと楽しいので
笑いが止まらない。手拍子ついでに「アンコール」「アンコール」と声をかけたら、ほんとにアンコールで踊って
くれました。小学校の学芸会で「アンコール」は初めてだよ、と由美さん、大笑い。
6年生は太平洋戦争の沖縄戦を描いた「ひめゆり部隊とよばれて」という難しい劇に取り組みます。
見たこともない、今では滅多に聞くこともない沖縄のひめゆり部隊という看護学生から見た戦いの終りの
姿を現代っ子の6年生たちはどんな気持ちで演じているのか。興味深い演目でした。
次の日は隣町、加美郡やくらいにあるコンチェルトハウスでの孫のピアノ発表会。
ずいぶん長い間来なかったやくらい。何時の間にこんなお洒落な建物ができたんだろう。
ヤギが飼われている。
窓越しなので、初めてこんなに間近にヤギの顔を見ました。
昔からヤギ好きの私は幸せ。1匹欲しいんだけど、大きすぎて持て余しそうで飼えません。
春の男子ピアノクラブコンサートでは緊張して少し間違ってしまい、気落ちした孫。
今回はスムーズに2曲弾くことができました。
間違えようが怖気づこうが、決して諦めないように、押したり引いたり励まし続けてくださる先生のおかげです。
あと残るは合唱大会のみ。
これで秋の学校行事は終り。
紅葉が進んで、次は道の駅イベントや研修旅行、大量の数の新聞バッグ作りと次の段階が始まります。