「一度ガーデン見においで。まだガーデンのガーくらいだけどね」
生産者仲間のOさんに言ってもらって、昨日お天気のいいお昼にこの町に15年住んでまだ行ったことのな
い沢沿いの集落を訪れました。
わお、どこを走っても緑濃い杉の山、浅緑の照葉樹林、野菜が育ち始めた畑、田植えが終わったばかりの
みずみずしい田んぼ、やっぱりどこもかしこも綺麗です。
県道からだいぶ深まったところにそのガーデンはありました。
カフェも作って10月にオープンだそう。Oさんのガーデンではなくて娘さんが作っているとのこと。
これほどの広さのガーデンをよく娘さん一人で作ったなあ、と感心。植物が大きくなる速度は遅く、しっかりし
たガーデンを作るには7~8年はかかると思う。それでも足りないくらいなのに、5年でここまで立派に育てら
れたなんてよほど植物がお好きなんでしょう。
見事に地面を覆うヒメイワダレソウ。 オープンが楽しみです。
ガーデンより驚いたのは、あちこちに点在するOさんの畑。
働き者とは知っていたけれど、いやもう言葉もないほどの働き方で、けっこう距離のある畑から畑を軽トラで
案内してもらいながら、こんなに数ある畑に様々な種類の作物が実り、雑草ひとつ生えてないのには驚嘆しました。
そのうえOさんは漬物屋さんでもあります。これから漬物用のきゅうりなどたぶん何百本も植えて、梅干用の
梅を800キロも漬けるんだって。60代半ばで私とどっこいの小さい体で一人で。
私の集落で親しい由美さんが、牛、野菜、田んぼ、ヘルパーさん、それに奥さんとお母さんの役目を果たし
ながら働きまくるのを見て常々驚いていたけれども、Oさんも同じような働きぶりで、都会で生まれ育ち会社
勤めで給料もらってこんなふうには働かなかった(違う働き方だった)私からみると、違う星の人のような気
さえします。
15年前ここに越してきた時に私が最初に驚いたのは、ここの女の人はなんて働くんだろう、ということだっ
たけれど、やっぱり今も驚いて、怠惰な自分の日常を反省。明日から真面目に動きます。
そして今日はやはり生産者仲間のAさんの畑を見学。広ーーい畑で今日も昨日と同じように感心して帰って
きました。
明日から道の駅の研修旅行で青森。
午後は請求書発行したり新聞バッグ発送したりで大忙し。
でもお餅仕事から離れて、青森を楽しんできます。