鬼の攪乱！

終に風邪を引きました。ここ2年くらい鼻風邪もひいたことないのに。

昨日、一昨日と、午後になると雪が降りしきり、夜は凍りつき、朝になると晴れて溶ける、という日々です。

昨日の午後の雪もフロントガラスの向こうが見えないくらい。これは積もるだろうと覚悟していると積もらない。
朝は晴れて溶けます。その溶ける時が寒いんです。雪が溶ける時は冷えます。

今日テレビを見ていて昨年の３１１の翌日に栄村というところで、大きな地震があり、家が壊れてたくさんの
方がたが仮設暮らしを余儀なくされている、というニュースを見ました。

恥ずかしながら私はその地震のことを知らないのです。
３１１の大震災の時刻から、8日間津波があったことも知りませんでした。
電気が来なくて、水もないし、ガソリンもなく、プロパンガスはタンクに入っているけど、近所のYMちゃんが、
「長期戦になるよ」と言ったから、使わないようにして、寒くて仕方がないので、一日のほとんどを布団に
くるまって20年くらい前のﾋﾟｰﾋﾟｰﾋﾟｰﾋﾟｰなかなか音がとれないﾗｼﾞｵを抱いて寝てました。
ラジオでは津波のこととか、人がたくさん亡くなっている、とか言いませんでした。

隣の家さえ車で行く、というところだから、湧水の貰い水と猫の餌やり、だけ行きました。
そうだ、思い出した。どこかの誰かが私たちが生きてるかどうかを心配して、私の街の市役所に電話をかけ、
役場の人が「大丈夫ですか」と尋ねてきたっけ。

8日目に電気が復旧した時、電気が点くと言うことを知らないで、夜9時ごろ、県道のところどころにある遠い
街灯が灯っているのを見て、初めて点くんだ！と知りました。そしてテレビを付けたら、もの凄い火事で、
何が起こってるんだ、と驚きました。

しかし、日本中で知ってることを、1週間も知らないなんて。ガソリンがないということで、1日、2，3本走る
バスも郵便配達も新聞もありませんでした。

熱でボーッとしながらそんなことを思い出しました。

上越市の地すべりは恐ろしいですね。ほんとに無念で恐ろしいだろうと思います。
少しでも被害が少な済むように祈っています。