昼休みの唄

娘が頭が痛いというので、今日はバーチャンこと私が幼稚園孫の送り迎え担当。

もしかして休めるかもと期待していた孫は、バーチャンが連れて行くと聞いてがっかり。

残念でした!

幼稚園に行きたくないわけじゃない。でも休んで好きなことして遊ぶのもまた魅力的、というわけなんでしょう。

1時にお迎えなのだけれど、今日は私は午後から道の駅の出荷組合総会でどうしても外せない。

という訳で先生に少し早めに終わらせて頂くようにお願いしました。

 

道の駅に行って、戻って洗い物をして、さてお迎え時間。いざ幼稚園に。

朝雪模様だった空は明るくなり、幼稚園の園庭や向かいの小学校の校庭に薄日が当たっています。

と、たぶん高い場所に取り付けられた小学校のスピーカーから大音量で、小田和正が・・・・。

小田和正だよね。たしかあの声は、あの曲は。

1時過ぎしか来たことのないお迎え。昼休みの最中というのは来る機会がなかったんだけど、そういえば

と、思い出しました。

二年前、不案内なこの土地で、孫をどこの幼稚園に行かせようかと迷っている時に、時間的には最も近い

けど、地理的には越境というこの幼稚園に出会いました。初めて来た日、辺りに響き渡っていたのは、

復興ソングの「花は咲く」でした。

 

都会では見たことがない広い広い敷地の中にある木造オープン教室の市営幼稚園。お隣は小学校、道路

を挟んで保育園、子育てセンター、養護老人ホーム、角を曲がって道路を挟んで商業高校のグラウンド。

一迫川の橋を渡ってグラウンドに沿った道を走れば、栗駒山に着きます。

「きれいなところだねー」と娘と二人感動しきりのところに、大音量で降りそそぎ空に吸い上げられる

「花は咲く」に背中を押されて孫の入園が決定したようなものでした。

お会いした先生に「素敵な音楽聞こえてますね。小田和正ですね」とうかがうと、主任の先生がお好きで

いつもいい音楽がかかってますよ」と笑顔。

 

帰って「小田和正かかっていたよ」と娘に言ったら、「あら?この間まで松山千春がロウロウと歌っていたよ。

いい歌だよ。有名な歌」

そして最後に言い放ちました。

「自由っていいねえー!、あれしちゃいけない、これしちゃいけない、なんて全然ないからねー」

 

目いっぱい遊んで観察して歌って踊って楽しかった幼稚園での日々もあと19日行ったら終わります。

いじめも仲間はずれもなく、みんな仲良し。ものすごく元気。

自由だったからかなあ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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