今朝8時頃地震がありました。
ちょっとした地震の時は「ん? 地震?」
震度3くらいまではそう。様子をうかがって格別は動きません。でも今朝の地震はめまいがするように
家全体がゆらゆらゆらと揺れて、「ん?これは大きいかも」と警戒したところで、止まってよかった。
気象庁によれば、この地震も東関東大震災の余震とか。
どこまでいっても何か安心できない、というのか、あんな天地がひっくり返るみたいなのは来ないにしても、
夜100パーセント安心して眠るみたいなのは、まだやっぱりできません。
夜中に突然「避難!」なんて言われたら困るので、いかにも寝巻きみたいなのは大震災以来着ないです。
自然災害はやっぱり後ひくんだわ。
と、午後になってまた地震。いやな揺れ方です。青森震度5強とか。被害の少ないことを・・・。
以前キズナプロジェクトや首都圏の学校の東北旅行などでお世話になった(外国からのお客様や中、高の
生徒たちの新聞バッグ体験講座です)早川さんが、隣り町中新田町にあるバッハホールの管弦楽団に入団
され、その演奏会があるというので聴きに行きました。早川さんが演奏する楽器はチェロ。
早川さんは毎月1回よっちゃんたちグループが開催するほっかぶり市で、チェロを弾いています。でも人で
ガヤガヤしていたり、外の吹きっさらしで音が風で流れたりするので、ちゃんと聴いたことはないのです。
演奏会が開催されるのは隣り町中新田町が誇るバッハホール。
バッハホールは1981年に開館した音楽ホールです。「田んぼの中のコンサートホール」として全国的
に有名です。話には聞いていたのですが、行くのは初めて。
先月には東京赤坂のサントリーホールで演奏を聴いてそのホールの作りにびっくりしたのですが、バッハ
ホールも立派でした。正面に臨むパイプオルガンが凄い。
今日の早川さんは手ぬぐいほっ被ってなくて、黒いタキシードに蝶ネクタイ。初めて見る正装。
「ラデッキー行進曲」「フルート協奏曲」「美しく青きドナウ」、そしてミュージックフェスタ合唱団と一緒の演奏。
どの曲も素晴らしく、大変楽しませていただきました。
それにしてもこういう小さな田舎の町に音楽ホールがあるというのは素晴らしいことですね。
バッハホールにはバッハホール音楽院があり、そこでは年齢を問わずバイオリンやパイプオルガンを
教わることができる、ということで管弦楽団構成メンバーには中高生の制服姿も見えました。
今日の催しは管弦楽団だけの演奏会ということだけではなく、「みやぎミュージックフェスタin加美町」
地域文化の継承として、町の小学校のブラスバンド部や金管バンド部のマーチング、中新田縄文太鼓
伝承会の和太鼓の演奏、県芸術協会と地元音楽家との饗宴など盛りだくさんのプログラム。
大変に楽しませていただきました。ありがとう、早川さん。
演奏会から帰って夜は温泉へ。日中雪も降らずなんとなく暖かいような気がしていたのだけれど、
夜になって強風、地吹雪。温泉を出て白い地吹雪の中を「見えない、見えない」とハンドルにしがみつき
ながらの帰宅となりました。