新聞バッグ講習会

この秋から黒田さんがやってくれている新聞バッグ講習会がもう5回目になりました。

NPO大崎地域想像研究会の小玉さんから「やりたい人がいるのよ」と連絡を受けて、それでは、と始めた

講習会がこんなふうに続くとは思っていたかったのですが、インストラクターの黒田さんの真面目ながんばり

と「新聞バッグ作りたい」という5人の女性の熱意で月に1度という形で定着してきました。

始めから「月1で講習会を始めよう」という私たちの企画ではなく、自然発生的に「作ることが面白い。作って

みたい」という方たちが集ってこういう形にしていった、ということが凄いと思います。

場所は古川の公民館ですが、受講する方は石巻や古川で被災した方などさまざまです。始めはぎこちなく

て会話も弾まなかったのですが、今はみんな楽しそうで時間内で終わらないことも度々です。

 

今日は私は朝はお餅仕事。朝9時からの講習にずいぶん遅れて行きました。

雪がまだたくさん残って周辺びちゃびちゃしている状況でどのくらいの人が集まっているのかしら。

そんなつもりでドアを開けたらびっくり!!

えーーッ!と驚く盛況。多人数。

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普段の人数に加えて、もしよかったらと連絡しておいた石巻から、加美町から、また古川在住の新しい

方も加わって、熱気のある講習会場でした。今作るバッグの種類は決まっていて、これから取り組む

ロイズチョコレートのバッグ、そして通算3年目になる高知銀行さんのノベルティーバッグです。どちらも

大きな企業で使って頂くバッグなので、お客様にご迷惑をかけないきちんとしたバッグでなければなり

ません。なので指導も厳しいのですが、みなほんとうに楽しそうで、見てるこちらが嬉しくなります。

またも持ち時間を大幅にオーバーして終了。みんなで相談して来年は1月11日からと決定。相変わらず

私はなんもしてなくてなんも言ってなくて、真面目で優しい黒田さんの熱意と、新聞バッグ作りを楽しむ

みんなの意思で決まっていくのが嬉しいです。

 

海山を始めて一年が過ぎた頃、代表のよっちゃんが「こちらが動くのではなく折る人がポジティヴになって

ほしい」とよく言っていましたが、その頃はそんな動きは発生する余裕もなくて、今震災から3年半も過ぎて

そんな動きになってきたのかなあ、と思います。これからどうなる?なんて考えない。そこにある仕事を

みんなと一緒に確実にこなしていくだけです。

そこから何かが生まれてくるでしょう。

1月末に納品予定の三菱東京UFJみどり会さんの新聞バッグ制作をお願いしていた石巻、渡波のKさん

Bさんが斬新なダンボール箱に新聞バッグを詰めてきました。

なんと丸ダンボール箱。びっくり!! まるで味噌だる。

「なーに、これ。こんなダンボールってあるの?」

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渡波のKさん、

「自分で新聞バッグ用に作ったんだよ!」

新聞バッグには最適。ぴったし入るというこの3個の丸ダンボール箱。Kさん凄い、と思うけど、開けるの怖い。

まさかくるくるに巻かれて取っ手がつぶれてるなんてないよねえー。

明日は南三陸にロイズバッグの講習に行きます。雪が降らぬ間に。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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