オリンピック新聞バッグ

またもや東京。

イスラエルから戻った(というのもイスラエル人のノアさんにとってはちょっと

違うんだけれども)、ノアさんに会いに新聞バッグ持参で、東京に向かいました。

約束の場所は、行ったことがない虎ノ門ヒルズにあるアンダーズホテルの51階にある

ラウンジですって。51階!! 耳痛くならないかしらん。

 

東京駅で降りて、東京メトロ丸の内線に乗り換えて、銀座線に乗り換えて、地下深くまで

張り巡らされた地下通路を延々歩いたり、階段上って下ってまた下り、、次は上って今度は

下り、右へ曲がったり左に曲がったり、てくてく歩きながら、日本人というのはなんと凄い

頭を持って地下鉄を作りあげたものか、と改めて痛感、脱帽。

以前に普通に地下鉄に乗っていた時には、目的地に着くことしか頭になかったけれど、

田舎に住んで、ごくたまに歩いてみると、地下深くに事務所まで作ってそこで働いている人たち

と思うと、なんとも凄いじゃないですか。お昼時間には地上に上がってお日様浴びたくなるんじゃ

ないかしら。

 

虎ノ門到着。そしてヒルズは、エレベーターに乗るのも、ホテルに行くのもなんとも判りづらい。

あまりにも進化というのか(カッコつけというのか)、トイレもエレベーターも生活感があったり、

雑然と見えるものは壁面のなかにとりこまれたような作りで、迷子になってばかりいる。

同行の天野先生はノアさんの部屋の中のトイレで迷子になってました。

レストランのお客も従業員も外国の人が多い。右からも左からも聞こえてくるのは英語。

こういうホテルは今いくつもいくつも建って、これからも増えていくのだろうけれど、方向性が

ヘンだというか、進化を是として無理無理進化させようとしている感があります。

「ここホテルのエレベーターですか」と田舎から出てきた私に問いながら通路の先を覗き

こんでいる中年の奥様がいたけれど、来た人来た人、迷子になるって不思議だよね。

 

51階からの展望。真正面に東京タワー!

高いところは好きではないので、見たくはないけれど、これしかない窓外の風景。

 

イスラエルオリンピック委員会のコーディネーターとして、2020年の東京オリンピック関連の

お仕事で日本に来たノアさんの壮大な夢は、オリンピック、パラリンピックを通じて、日本から

生まれた新聞バッグを世界の人に知ってもらうこと。

できる、できないはべつとして、新聞バッグの素晴らしさを信じるノアさんの夢の実現を応援

したい私が、ノアさんのもとに運んできたのは、上條さんが折ったオリンピック関連新聞バッグ。

大喜びでオリンピック委員会やその他にプレゼントする新聞バッグを選ぶノアさん。

滅多に会えないからと、同行してくださったフリー刺繍家の天野寛子先生とノアさん。

ノアさんが持ってきてくれたイスラエルの新聞。

ヘブライ語なんですねえ。

右から読むのか左から読むのか、これほど内容の想像がつかない文字は初めてです。

セールの広告だけはイスラエルも日本も同じで、何千キロも離れても人として同胞なのだ、と

親しみを持ちました。

 

珍しく、滅多にないほどヘトヘトに疲れて帰宅。

イスラエルの新聞は、黒田さんと上條さんの手で新聞バッグになって、イスラエルに戻ります。