長雨が止んでぐったりと頭をたれていた山ユリが息を吹き返しました。
今、どこもかしこも山ユリ満開。ちなみに山ユリは町花です。
2年前にご縁ができて、美里町の退職者の先生方が作られたラベンダーを植え、育て、増やしてポプリを作る会、「ラベタン」に、ラベンダーの苗を分けて頂く約束をしました。苗は美里町の農業高校の生徒たちが、
親株から差し穂を採って作るそうです。
約束してから2年目の今年、いよいよ苗ができて、9月に頂けることになりました。その苗は道の駅出荷者に
分けて、みんなで育てて道の駅の庭や周辺をラベンダーで彩りたいと計画しています。
先日、ラベタンが派生して、べつ会社ができたということで、社長さんや関係者の方のお話をうかがいに
行ってきました。
その会社では私たちが育てたラベンダーの花や茎を利用して、製品化してくれるのだそうです。
何ができるのか。ポプリ? オイル?
「いや、違います。タオル」、と聞いてびっくり!
ラベンダーでタオルができるんですか?
タオルを作る会社の社長であり、今も現役職人で1日に数時間はタオルを織っているという、タオルが大好きな渡邊社長は、「草木染めではどんなものでも染められるんですよ」と。
道の駅や家周りを差し穂で増やしたラベンダーを植え、こぼれ種で増えたクリスマスローズなどを植え、四季ごとの花が咲くようにして、お客様に喜んでもらえたらいいね、というほどの計画に、ラベンダー色のラベンダーの香りがするタオルができるという新しい楽しみができました。
美里町のラベンダー栽培は、広大な敷地面積のコットンプロジェクトの綿栽培も同時進行なので、草取り、苗植えとパンパワーの確保も大変です。ラベンダー栽培も綿の栽培も東北の土地を利用して、東北の再生や仕事つくりのために進められようとしています。
そんな話の中で、宮城にラベンダーの島があると知りました。
島の名は忘れた。その島はラベンダー栽培をしていて、フェリーで行くそうです。今年の9月に苗を植えて
育てたら、来年の花の時期には是非みんなで行ってみようと、もうひとつ楽しみができました。
しかし、よく考えてみると、なぜみんなラベンダーが好きなんだろう。
格別花の形や色が素晴らしくきれい、と言う花でもないのに・・・。私も好きなんですが、不思議だね。