いつも新聞バッグを折っているとはいえ、新しいデザインや、デザインが指定された特注新聞バッグを作る
時は、みんなの手を合わせるために、おさらいの新聞バッグ講習をやります。
今度のドカ雪は1日2日お日様が照ったくらいで溶ける量ではないので、除雪した雪の山で動くにも
不自由な中、みんなに集まってもらいました。
今日は祭日。公民館などは休みなので、教室は我が家のリビングとしましたが、孫も入れると7人。
けっこう窮屈だけど、まあ、窮すれば通ずでなんとかかんとかみんながんばってくれました。
今度顔を合わせるまでに、物を入れたり、生活の中で楽しく使えるデザインを何か考えてきて。必ず
考えてきてね、と前に念を押したら、みんないろいろ作って持ってきました。
いやあー、ニューヨークにはまだ行ってないんだけど、東北内陸部ミニミニ新聞バッグコンクールの様相。
直径6cmくらいの小さいハートのバッグを彩りよくたくさん作って丸く繋げた飾り物。一見新聞紙じゃない
みたいです。これ、束にしてぶら下げるととても可愛い。しかもたくさん作って、裏表にしっかり細工が
してあって、いったいどのくらいの時間作っていたの?と聞きたいような作品。
「楽しかったでしょう!、これ作っているとき」と聞いてみたら
「うん、楽しかった。やめられなかった」と。どちらかというと、これを作ったHさんは折り手さんとしては不器用
なほう。でもこういう作品を作り始めると、後どんどんすごいの作ってくれるでしょう。
そして農業新聞で作ったお米入れ。
この小さいペットボトルにはお米が2合ぴったりと入っています。
農業の人ではない私にはとても考えられない発想でほんと、面白い。
底から取っ手まで繋がった編み方は、籠編みの手法だね。
6000枚という膨大な数の注文を頂いて、いかに正確にいかに早く折るか、みんな真剣です。
いっぱいメモしてできるような気持ちになっても、こういう折り紙みたいなものは、折りあげた直後
からまた判らなくなってくるので、みな家でもできるようにと一生懸命。
あと一月もせずに春めいてきます。
海の折り手さんたちはワカメ、山の折り手さんたちはお米や野菜の種まきが始まるので忙しくなります。
今の寒い時期が新聞バッグ作りの勝負時。
来週は仙台のホテルで新聞バッグの展示をします。生活の中で楽しめる新聞バッグをたくさん作って
もらって飾りますので、是非ご覧ください。