『みず』22号

また雪ですよ。ちっちゃい米粒のような雪。雨みたいな雪だとなめて外に出たら、思いがけない積雪で
除雪がされてないので、ハンドルとられて苦労しました。

今日は私の冊子ができるというので、午後約束の時間に町へ。雪の日に細い小道の奥の事務所には行きたくない
ので、申し訳ないけど、表通りまで出て来てもらって初見参の自分の冊子をもらって、うーん!、ボリュームが・・・。
仕方ないよね。自分一人で、ひとつのテーマだけで書いた文章だから。

帰宅すると、テーブルの上にどさッと茶色の小包が届いてました。年に一度元高田宏教室の仲間で発刊する
同人誌『みず』22号です。年に1度だからもう22年間出し続けているということです。参加していた頃には40代
から50代だった仲間たちも60代、70代、80代にもなり、病気だの介護だのの家庭の諸事情もでてきて、1冊の
同人誌を作り上げるだけでも原稿が集まりにくくなってきました。こうして完成を迎えることができたのは、
一重に連絡調整係をやってくれている、新潟在住の友人の尽力によるものです。私も担当係なのですが、
夫が病気になったり、東北大震災が起こったりするもので、ちっとも役目が果たせていません。

ちょっとだけと読み始めたら、止められなくなりました。ほぼ20人、仲間のどの文章を読んでも胸がじーんとして
きます。『みず』22号はまるで別れの曲みたいです。惜別の号といったらいいのでしょうか。文章を書くということは、
自分を囲む人や物との関係の中で自分を見つめることであると、高田先生には教えて頂いたのだと思いますが、
みんな長い時を生きて、もう別れの時期だよ、とお互いに伝え合っているような22号。若い時期には優しく
厳しく激しかった高田先生も、小松左京氏やその他のお友達を次々に失くされて、傘寿を迎えられるお年に
なられます。まだ2月で来年のことを話すには早すぎますが、それでも先生がお元気な間はなんとか続けて
ゆきたいと願っています。

今度の高島屋では千葉大学の学生gongonさんに手伝ってもらうことにしています。そのgongonちゃんに
高島屋さんのことでメールをしました。送るとすぐに返事が返ってきます。丁寧な言葉、優しい心遣い。
正義感の強い考え。はっきり明確に物をいう態度。素晴らしい若者です。そのうえカメムシ研究という珍しい
学問をしています。高島屋さんにはお客様に失礼にならないようにというルールが多々あるらしく、それが
手伝ってくれる学生たちや、被災地から出てくる南相馬や南三陸の被災者の負担にならないかと心配です。

そうメールで伝えたら、「交通費だけいただけたら充分です。アルバイト代は心配しないでください」と
返事が返りました。そして服装もなるべく合わせますって。

なんというかねえ、今どきの若者って、接点がないので全くわかりませんでしたが、こんなに素晴らしい若者
が育っていたのかと、感動してます。学長さんに教えたいくらい。でもだからこそ、gongonちゃんたちにも
南三陸、南相馬組にも気持ちの負担をかけないように、がんばります。あと3日でーす。

 

『みず』22号” への1件のコメント

  1. 別れの年代から、gongonさんのようにこれから世の中を支えてくれる年代までいろいろな年代の人たちとお付き合いできるのは幸せなことですね。

    高島屋出店まであと3日、またどんなドラマが繰り広げられるのかとこちらまでドキドキしています。

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