課題

東北村高島屋催事の時にお知り合いになった木口版画家の岡澤さんから送って頂いた、復興手拭いで作る
幼子用ワンピースとあずま袋の型紙。自分で作る時間がないので、福岡の友人に試作をお願いしたら、今日
できあがって送られてきました。

かわいいね!! ダンゴウオと白鳥。

夏の暑い日、お風呂の後などに着せたらきっと涼しいと思う。

そしてなんばんとうがら手拭い1枚で作ったあずま袋です。

手拭い1枚だからバッグやズボンのポケットなんかに入れておいて、お買いものしたらさっと取り出して
買い物袋にして端を結んで持ったらかっこいいでしょう!

そして今日はまた別にご好意のご連絡をいただきました。東京在住で福島県出身のNonさんのお知り合いの女性が、東北を応援したいので作っている刺し子の布巾を送ってくださるとのこと。
イタリアのKOさんからは、何かこれ、作れるんじゃないの、仮設住宅で。と感じるものを見つけたら、すぐに私に
写真入りで作り方つきでメールで送ってくれます。そして必ずまた何か見つけたら送りますって書いてあります。

こっれって凄くない?

物を頂くのじゃないの。その人の技術でできあがったものや、その技術そのものが東北への支援として海山ネット
の中の一人(つまり私だけど)を要として送られてくる。

洋裁が出来る人は洋裁を、手芸が出来る人は手芸品やその作り方や材料を送ってくれる。図書館勤めの人は本の
情報を、版画家の岡澤さんは惜しげもなく自分の才能をどうぞ使ってくださいね。なんでも言って、と言ってくれます。
そして知り合いが、友人がと繋いでくれる人がたくさんいる。

男の人はいなくてほとんどが女性なんですけど、やっぱ女の人って凄いなあと感じさせられます。
今は必要なくなったからしないけど、私も小さい頃の娘の服は自分で作ってました。自分の服も縫ってた。機械の
編み物もしたし手編みもレース編みもケーキ作りもしたしパンも作った。

そういう力が今私のところに集まってくるわけだから、これをなんとか「活かしたい」と日々考えています。
即刻お金にならなくてもいい。ただこの先もまだ続くだろう東北の厳しい生活の中に、今を生きる張り合いや
楽しみがつくれたらいいなあ、と思って。

そんなことをヨッチャナンに言ったら、

「そーですよ! 年寄りの仕事を作るのは、俺ら若いもんの仕事ですから。エボラボの仕事ですから」と
ものすごいかっこいいことを言ってくれました。

 

因みに福岡で全国初の「70歳就職支援窓口」を開設したら、申し込みが殺到したそうです。
「年金だけでは生活していけない」「社会と繋がりを持ち続けたい」
よーくわかります。
開設以来6日間で180件、内定は1人だそう。

うちの主は70歳を過ぎていて、抗がん剤治療を受けながら、日々お餅つきに奮闘し、毎日小豆を煮て餡子を作ります。私が作っているように思っている人も多いけど、私ではありません。私は花は作るけど、お餅作りは夫が主役で私は補助役。お餅屋の前の職業は東京のコンピューター企業の社員ですから、人生生きようでどう変わるかわからないと体現しているような私たちの今の暮らしです。

よっちゃん、ゆーじ君、若いみなさん、老人のお仕事作り頼みますよ!!

 

 

 

課題” への1件のコメント

  1. エクラボというのを作りましょうか。私たちも。ちなみにエクスペリエンス ラボラトリイというのはどうですか。
    おばさんたちみんな、家族を護っていろんな経験いっぱいあるから、その研究所。いかが?

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