たぶん今年最後の山登りに行って来ました。
行き先はオニコウベ(鬼首)の荒尾岳。
数日前の低温、荒天でどうなることかと心配したけれど、最高の好天。
青空、風なし、気温高し。うれしい~!
しかしながらまずは仕事。お餅を作って道の駅に置いて、パーシモンの土屋夫妻と
合流して、メンバーが待つ鳴子の駐車場へ。今日はよっちゃん、みっちゃん夫妻も
初登山で参加してくれましたが、お天気よくてほんとによかった。
荒尾岳は吹き上げ温泉の先、八つが森登山口からはいります。
1000メーターに満たない山だけれど、ブナの樹林の中に作られたジグザグの登山道は
整備されていて歩き易く、敷き詰められたようにブナの実いっぱい。椎の実ドングリも
いっぱい。でも落ち葉もいっぱいで油断をすると滑りそう。
普通の人の足では登り1時間半、下り1時間だそう。でも私がいるので、2時間で上等
とは思うものの、なにせ歳をとってからの登山再開だから思うようにスピードが出ない。
山行は今回が初めてだというよっちゃん夫妻の脚力には驚くばかり。
普段、筍掘りや竹の間伐で竹林を歩き廻って鍛えられた体力でぐんぐん高度をあげていく
実力に敬服。この夫妻には私はなんでもかでも感心しっぱなしです。
若者2人に前後をガードされながら2時間弱で頂上到達。
登ってくる途中のブナの樹林も素晴らしかったけれど、頂上から一望する栗駒山の美しい
こと。今は葉を落とした木々が真っ赤に染まる10月頃に是非また登ってみたい。
待望のお食事タイム。
若い人がいる今時の山のお食事タイムは、昔と較べて目を見張るものがあります。
山の道具はなにもかも高機能でお洒落。コーヒーだって、ミルで豆挽いて本物志向。
ああ、せっかくのコーヒー、ひっくりかえしちゃった!
下りは普通の足で1時間、私が混じって1時間半。
汗ばむほどの温かさで、さほどの疲れもなくちょうどよい具合の山でした。
本当に楽しかった。
一緒に行ってくれるみんなに心から感謝です。
山からおりたら、よっちゃん夫妻はお仕事へ。
残り一同は汗を流しに温泉へ。私とチヨさん夫妻には初体験の農民の家へ。
311の大震災の時、東松島の方たちの避難場所だったこの農民の家だけが自炊で、
私たちの直売所から週に2度野菜を運びました。
「ご恩は一生忘れません」などというお礼状を後に頂いたりした農民の家。
どんな温泉だろう、と思っていたのですが、入ってみると想像とは全く違っていてびっくり。
想像していたよりずーっと大きい。湯治用のお風呂は混浴、男女別いくつもあって、廊下
では生活用品や衣類や靴が売られ、ゲーム機もいっぱい。
温泉に入ってゆっくり寛いでまた温泉に入って1日過ごすという湯治文化の本拠地。
今日は社交ダンス大会も催されていました。
山行と温泉が終ると、私は今日の餅つき仕事へ、野田さんは古川へ仕事へ。
遊んだり仕事をしたりと大忙しの1日でした。
もう11月半ば。もう一度くらい山に行けるかどうかなあ。