火曜日平日午後の免許センター。
平日だから、高齢者専用窓口というのがあるそうだから、まあ空いているだろう。
のつもりで行ったら違ってた~。70歳以上が長蛇の列だった~。
後ろに並んだ男性が「混んでますねえ」
「ほんとにねえ」
免許センターーの職員総動員態勢で、私たち高齢者は流れ作業で幼稚園児のように親切、丁寧に
書類の用意、点検をして頂き、進むべき場所に進ませてもらい、大声で検査をして頂いて、あっと
言うまに免許更新が終了。
大変便利で有難いんだけれど、この状況は新しい社会現象のようで、3年後の免許更新がどんな
ものか想像できない。簡単にとれて嬉しいかというと、有難いような不安なような、なんともいえない
心境。まあ、次があるかどうかわかなないけれども・・。
夜は雪。積もるかと思ったら明け方には雨になり、気温があがったところで、兼ねてより懸案の
道の駅の駐車場内の植栽の移植を決行することにしました。
道の駅オープン以来15年。最初は植えるものがなくて困った植栽も、今では次々に植えたものが
丈を伸ばし株を広げ、球根はぎしぎしに詰まって掘り起こすのもひと苦労。
この気温での植物の移植は活着に少々不安はあるけれども、重点道の駅に選定された結果での
国土庁による大規模駐車場整備の犠牲になっては取り返しがつかないので、とにかく抜けるものは
全部引き抜いて、別の場所に移動させます。
植物の種類は、私がオープン当時に植えたハーブ、サントリナ、カレープラント、ラベンダー、大量の
芝桜、すずらん、名前が出てこない紫色の球根の花などいろいろ。
取り組むのはまたもや花卉部高齢者おばさん部隊。クリちゃん、加代ちゃん、コーミさんに私。
なぜか男手は1人もいない。誰も寄ってこない。
シャベルと鍬で掘り起こし、一生懸命に働いた結果、引きぬいた植物は軽トラ2台に満載の量。
そのままの勢いで今度は移植先へ。
前もって考えたわけではないので、急遽、クリちゃんの娘のカフェの植栽に半分。加代ちゃんの畑に半分。
前もって考えたわけではないので、急遽、耕運機で土を掘り起こし、鍬で畑を作って4時間で終了。
しかし、おばさんたちの実力に私は瞠目しました。
この植物で儲かるかどうかなんて誰もなんにも考えていない。
植栽を移植させたからといってなんの得があるわけでもないのに、どろどろになって本気で作業を
して、先の見えない未来にタネを蒔こうとするおばさんたちの度量に私は感動します。
理屈じゃない。こういう底力が物事を動かしていくのじゃないのかな。
道の駅の目玉にするつもりで植えたラベンダーだったけれど、そうなならなさそうなので、別の場所で
花を咲かせます。
そこから挿し木をして苗を増やして、球根増やして、売って儲かったら貯金をしてみんなで旅行に行こう
という新しい夢ができました。