去年の夏、富良野に行った時に喫茶くるみ割りのみやこさんからご紹介頂いた福島さんのラベンダーが届きました。
このラベンダーは富良野そのもの。
色が鮮やかな香りが強い早咲きの濃紫3号。そして花穂が長い遅咲きのオカムラサキ。
富良野というとなんといってもラベンダーが有名だけれど、いくつもいくつもあるラベンダー園のラベンダーは、種類は
豊富、色もいろいろだと長い間思い込んでいました。ところが違った。
美瑛のラベンダーはまた違った種類もあるのかもしれないけれども、富良野を代表する富田ファームやその他の
ラベンダー園で私が見たラベンダーは早咲きとオカムラサキと名前は忘れたけれどもブルーの色が白っぽく薄い種
類。ほぼその3種類で構成されているのだと、去年知りました。
勤めていたラベンダー園を退職して、これから奥様とお二人でのラベンダーの仕事を計画されている福島さんにお願
いして今年の挿し穂苗を300本できたら送ってくださるようにお願いしました。
北海道の春は遅くて、もしかしたら忘れられたかなあ、と思う頃「送ります」と連絡がきました。
送られてきた段ボール箱を開けてみたら、立派なラベンダー苗が出てきてびっくり!
私が挿したって絶対にこんなふうにはできません。2年前に買った200本よりもずっとずっと立派。
挿し方が悪いのか。挿し穂の採り方が悪いのか。挿し床が違うのか、それとも温度の違い?
この立派な苗を育てて売ったら無くなってしまうので、先日の「屋根」公演の時に劇団員のご飯を作って大活躍した
岩出山ゴールデン食堂のお母さんたち(特に花生産者)と一緒に、育てることにしました。
苗を育てて大きくなったら挿し木で株を増やし、岩出山花ロードを作る、というのが共通の夢。
春暖かくなったら、梅農場の梅が咲いて、至るところに水仙の花が咲き、次に桜、菜の花、山桜。
そういえばうちの山桜年々大きく立派になってきました。
そして次には梅の実が実り、そこここにラベンダーが咲く。
そんな道路が岩出山の町を巡り、鳴子温泉郷まで続いていったらいいなあ、という夢を叶えられるかどうか、
まずは第一歩を初めたいね、ということで。
大雨が降るので由美さん、よっちゃん、黒田さんのお母さんまでひっぱり出して、苗をポットに上げました。
お天気が良い日を見計らって畑に定植します。がんばろうー!
ありがとうございました。福島さん。大切に育てます。