我が家の春。
プラムの花が咲きました。もうちゃんと実もなるのだけれど、色付くと鳥が食べるので、まだ1個も食べたことなし。
今年は1個くらいは味見してみたい、と思うけど自信なし。鳥のほうが賢い。下に咲くのは水仙。
大震災以降「10年は続けます」と言って、春の催事「よっちゃん祭」の度にたくさんの新聞バッグを注文してくださる
福岡の山口さんからの連絡が今年はありませんでした。今年は「よっちゃん祭」ないのかな。新聞バッグの販売を
やめられたのかな」
もう4月も半ば近く。連絡がないということは今年はもうないんだ、と思い決めていたら、昨日、余りにも繁忙で身体
を壊していました。が、今年も「よっちゃん祭」をやります。時間がぎりぎりになってしまったけれども、今年も新聞
バッグを是非販売したいので、出きる分だけでもいいので送ってください。とメールがきました。
山口さんが新聞バッグを注文してくださるのはもう6度目。
新聞バッグを注文してくださることよりも、忘れないでいてくださることが、とても嬉しいです。必死で間に合わせます。
ひと月ほど前、仙台の田舎群東北村を通じて、大、中、小バッグ合わせて100枚以上になる注文を東京の方から
頂きました。
折りしも「屋根」公演が間近に迫っていることと、ロイズ新聞バッグの検品、発送、おまけに毎月一度はオーダーが
くる恵比寿のギャラリー「まある」さんの小バッグが重なって、なかなかシビアな時間配分になってしまい、一部のみ
を先に発送。残りを折り手さんに作ってもらって、ようやく期限ぎりぎりで昨日発送することができました。
昨日の朝になって急に変更になった送り先は、最初にお聞きした個人ではなく東京代官山のブライダールホール。
不安な予感が・・。えー、もしかして結婚式用の新聞バッグだった?
結婚式の引き出物用だとかお誕生日にプレゼント用だとか前もって聞いていれば、そこに相応しい絵柄を選んで
新聞バッグを作るのですが、今回は聞いてないのでそこまでの気遣いはしなかった。
今朝、東北村から注文した方からのメールを知らせてきました。
今日はその方の結婚式であること。その方は震災後東北に来られていたこと。東北で見た新聞バッグを結婚式
の引き出物用に使えば少しは東北のお役に立てるかもしれないと考えられたこと。
やっぱり。ああ、早く気づくんだった、と後悔しても返らず、ほんの気持ちだけですがお祝いに卵バッグをお送り
することにしました。
どうでしょう。これ、ちゃんと可愛らしいリボンをかけ、おめでとうメッセージも付けました。
そして、先日には突然関西から社員全員の誕生日プレゼントに新聞バッグを贈りたい、とのオーダーを頂きました。
社員の誕生日にプレゼントを贈る、というのも滅多に聞かない素敵なお話ですが、そのプレゼントに新聞バッグを
選んでくださるお気持ちがとても嬉しい。
新聞バッグ、何時まで続くのかな、といつも心のどこかでは思っているのですが、こうして日本中の知っている方、
未知の方からのお気持ちを頂いて新聞バッグは続いています。
こうしてブログを書いている途中で熊本での大きな地震のニュース。
いろいろ壊れてこれから大変なことがいっぱいあって、良くはないんですが、4月で暖かくてよかった。震度7が
局地的でよかった。などなど思います。
こっちがまだまだ地震の恐怖が無くなった訳ではないので、どうもなんとも言葉が出ません。
余震が続く中、お疲れが出ないようにご不自由が少ないように、被災された方に気を配って頂きたいと願います。