用事があって車で佐沼の方まで行って来ました。
我が家の周りは山間部ではありますが、311の地震と407の余震の被害はかなりひどくて、
県道、町道合わせて5本のうち3本が通行止めになっています。でも佐沼方向は通行止めなし。
10分ほど走って国道4号のガード下を抜け高清水の町に入ると、様子が悪くなってきました。
道路の損壊。一応直してはありますが、ガタガタ。亀裂が入った壁、曲がった窓や扉、傾いた家。
そーいえば高清水は407の余震から4月末まで水が出ませんでした。瀬峰を過ぎ、南方の道路は
100メーターの間がないほど、陥没、隆起の繰り返し。中央線で左右に段差ができてしまった道路が
長々と続き、佐沼の町の石畳の道は石が弾け飛んでバラバラ。目に入る家々は外見は普通に
見えても、大小の被害はあるに違いありません。
この道をまっすぐ進めば沿岸被災地の志津川に行きます。ここからさらに地震の爪あと深い町
をぬけ、津波でガレキに埋められた志津川まで行く、と思っただけでどっと気持ちが疲れます。
用を終えて買い物に寄ったイオンスーパーは外見は地震の前のままなのに、中に入ったら
営業しているのは半分の面積でした。
知られざる内陸部の被災。これも深刻で、沿岸部まで考えるともっと広くて深刻で、これで復興がいつ
の日かできるのかなあ、と目も心も体も疲れた佐沼行きでした。