納品間近。

昨日は雨。今日はからりと晴れない曇り空。夜になって小雨。

気温が下がって寒い。

海山雑用部長よっちゃんは、インフルエンザB型の予後。

入れ替わって奥さんのみっちゃんが今日からインフルエンザBに突入。

ということで、大震災翌年から復興支援として大量の新聞バッグを注文してくださった高知銀行さんの3度目の

納入期日が迫り、なんとなく私の心は落ち着きません。というか「間に合うかなあ」「間に合わないんじゃないかな

あ」という不安が胸をよぎって、うん、やっぱり落ち着かない。

 

インフルエンザ中であっても、よっちゃんはパソコンで必要な連絡などはやってくれています。

新聞でバッグを作るんだもの。その数を折り手さんに頼めば、べつに難しいことはないでしょ?

落ち着きの悪い私にそう言ってくれる人もいるのだけれど、新聞バッグはできあがってきちんと見なければ糊貼りが

足りなかったり、逆に多すぎてくっついて剥がれなかったり、取っ手がでこぼこだったりと完成品にしては「うん?」と

いうようなのが数出てくるんです。その数が多量だったりすると致命傷になる。

南三陸、石巻、古川、その他で作ってもらった新聞バッグを集荷して、検品して、袋に詰め、シールを貼り、海山

ダンボール箱に詰めて発送するまでが全工程。

 

今回は時間切れになるかもしれない、という思いと、もうひとつ高知銀行さんのお仕事は最初に3年は続けますと

仰って頂いたとおり今回で3年目ということでこれが最後。その思いもあって第1回目の被災の翌年と同様、

四万十の折り手さんにも応援をお願いしました。

もともとこのプロジェクトは高知県四万十の元祖新聞バッグチーム、四万十ドラマの事業で、東北支援のために

企業ノベルティとして高知銀行さんに繋いでいただいたお仕事なのです。

 

1年目は四万十チームの応援も得て無事納入。しかしこの時は、新聞バッグ作りが本職ではない私たちは実に

苦しかった。でもそのお陰で力を抜くことを知り、目標は復興支援ではないことも分かってきました。そして2年目の

昨年は海山だけで無事納入。そして今年は最初の時よりだいぶ少ないけれど四万十の応援を得てたぶん無事納

品、ということになろうとは思うけれど、ほんとうにほんとうに有難いことだったと感謝しています。

数が多いので最初の年、まとまった金額の折り賃をみなさんに渡せるので感動したものです。まだお仕事がない

時期だったから。

海山ネットワークとしてなかなかお礼を申し上げる機会もないのですが、ありがとうございました。

高知銀行さま、四万十チームのみなさまに心から御礼を申し上げます。

 

そして時を同じくしてNPO津屋崎千軒の山口代表にも春のよっちゃん祭で(海山雑用部長よっちゃんとは関係ない

祭です)販売される新聞バッグを多量ご注文いただいています。こちらも3度目です。昨年は福岡の津屋崎に

お邪魔して楽しい時間を過ごすことができました。納期に遅れないようにしっかりした品物を作って納品したいと

思っています。

ハラハラしていても仕方がないので、さて、腹を据えてがんばります。

 

全然関係ない話だけれど、今日のニュースの菅官房長官と沖縄知事の会談について。

知事が指摘された何度も菅氏が発言する「粛々と」というあの言葉。私あの「粛々と進める」という言葉の使い方が

「なんと強引無礼な言葉の使い方か」と嫌いだった。日本の現政府はしょっちゅう言うじゃないですか。

太平洋戦争直前生まれで戦後育ちの私は、沖縄知事の仰ることの全てはよくわかる。納得できます。

そのうえに「粛々を言われれば言われるほほど心が離れる」と指摘をされたので、胸がすいた。

詩吟の「川中島」で「べんせいしゅくしゅくよるかわをわたる~~」というのがあるけれども、「粛々」というのは

ひっそりと静かなさまを言うんでしょう。相手は命をかけてモノを言っていても、ボクらにとってはそれは雑音と

同じ。動じず静かにコトを進めます、と言っているんだね。

知事の指摘に対してして菅氏、即「これから「粛々は使わない」というのは、お手軽というのか。普段から考えて

モノ言ってないのか、わざと言っているのか、なんなんだろうねー、と思いました。

 

べんせいしゅくしゅく~~よる~かわを~~わたる~~~・・。節まで思い出してきた!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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