朝一でお餅仕事。
道の駅で出荷した後、鳴子へ。鳴子温泉の喫茶玉子屋さんで、あやさんにアカリちゃんと次男君の高校、大学
入学祝いを渡します。入学祝はよっちゃん、みっちゃんが仙台へ行って買ってきました。よっちゃんいつも使って
いる今流行りのボールペンのような万年筆のようなペン。私もついでに買いました。
大震災から4年。福島から避難してきた時には小学生でいつもあやさんにへばりついていたアカリちゃんが
ぐーんと背が伸びて高校生です。家族バラバラではありますが、次男君も新潟の高校を卒業して春には東京で
大学1年生。合格祝いは海山からのプレゼント。母親のあやさんも福島に残ったお父さんもきっと大変だったと
思うけど、子供たちもよくがんばったね、と思います。目には見えない時の流れをこういう節目の時には改めて
感じてしまいますが、今4年。あと2年もすれば6年。狭い仮設住宅で入学から卒業までを暮らす小学生や
中学生のことを思うと、なんとかならねばいかんなあーと思います。その影響を後々まで響かせないようにるのも
また大人の仕事になるでしょう。
鳴子から戻って今日はよっちゃんのおとうさんのケイイチさんからうちの庭の木を切ってもらう約束の日。
木の周りをちょっと片付けて待っていると、年季が入ったチェーンソーを持ったケイイチさんがやってきました。
そしてあっと言う間に、スモークツリー(けむりの木)、マグノリアと、ヒメクルミの枝を伐ってくれました。
やっぱりチェーンソーの威力は凄い!チェーンソーもかっこいいけど、鮮やかにチェーンソーを使うケイイチさんも
かっこいい!
農業には全く関係なく、都会の会社勤めで暮らしをたててきた私たちには、手も足も出ない作業です。
引越し祝いにもらった鉢植えのスモークツリー。何の考えもなく土に植えたらこの15年で伸びるは、伸びるは。
窓からの視界は遮られるし、自由奔放に伸びまくる樹精の強さについに降参してお別れを決意しました。
これで引越し祝いの鉢植えは、全部土におろして全部伐ってしまった。クリスマスツリー流れのコニファー。
ホールバード2本。スモークツリー。マグノリア。
残るのは山栗、山桜、朴の木、ねむの木、沢ぐるみ、その他その他の元からある山の木だけ。これでほんと
なんだよねえー。よそ者は去りました。
終わって次は古川で、孫のピアノレッスン。コンサートが終わってまた次の一年が始まります。
お腹空いた、というので帰り道、モスバーガーでホットドッグを食して帰宅。
お餅用の米を洗って、次は工芸部ミーティングのため道の駅へ。
6時、ミーティング開始。
この度私たちが出荷する岩出山のあ・ら・伊達な道の駅が、全国で32(かな?)箇所選出される重点道の駅に
認定された(国土交通省)ことを受け、道の駅のハード、ソフト面が強化されることに伴って、各部会もそこに
合わせて道の駅を強化していくためにがんばりましょー!
といった意味合いのミーティングなのですが、今日はその応援講師として「編んだもんだら」という、アクリル毛糸で
海の生産物の形の束子を浜のお母さんたちに編んでもらう、という復興活動を震災直後から展開しているさざほざ
事業部の足立千佳子さんが見えてます。
安立さんは大震災の年、南三陸余力の仮設住宅で、あちら半分は束子編み、こっちは新聞バッグということで
集会所を2分して一緒に作業したことがあります。なつかしいし、立ち上がっては消えてゆくことが多い、震災復興
事業の中でこれだけ確実に裾野を広げていくエネルギーや手腕は素晴らしい、凄い、と感嘆します。
安立さんからは、これまでやってこられた活動のこと、そしてこれから道の駅出荷組合工芸部がどのようにして
お客様に喜ばれる商品作りをし、販売をのばしていくか、という第1回目のお話を伺いました。
工芸部会の部長はよっちゃん。今日は仙台の県庁での販売だったから、仙台からとんで帰っての部会開催。
仕事の合間に印刷物を作り配布しの大奮闘ぶりに敬意を表し、これからの展開に期待します。
散会後、ロイズ社のソフトクリームの話から、安立さんの卒論のテーマが「開拓村と母村に於ける集落内の相互
扶助の継承・相違の検証」。つまり岩出山藩士が北海道の石狩当別に開拓に入った事例の研究、検証のために
現地調査をしていた、と聞いてびっくり!!
それって、私が大好きなテーマなんですよ。思いもよらない繋がり方で、私はほんと嬉しい。
でも部会のテーマは違うので、部会員としての努めもちゃんと果たそうと思っていますが、岩出山と石狩当別と
ロイズソフトの関係のお話はおいおい明らかにしたいです。