図書館と森の喫茶店

これまでの人生、ほんとにあちこち夫の転勤で転居してきましたが、いつも近辺に図書館がありました。

千葉県の市川市にまだ今のような立派な図書館がない頃には、江戸川の橋を渡って江戸川区の

図書館に通ったりしていました。お洒落でたっくさん本がある新浦安の図書館にも通ったし、ラブラドール

2頭の散歩とセットで白井市の大きな図書館にも行ってました。

 

ここに来たのは12年前。里山と田園に囲まれたこの土地は静かで人情厚くとても住みよい土地なんだ

けれど、残念無念、図書館がない。隣り町には大きな図書館があるんだけど、町の人ではないので

貸してもらえない。

ハードカバーの本は高くて買えません。絵本も高いし、時折本屋で文庫本を買ったり、ブックオフで古本

買ったり、たまの旅行の時だけ、飛行機や新幹線の中で読むんだ、と自分に言い訳して少し値が張る本

を買って嬉しくなったりしてました。

 

2年後か3年後だかに古川に新しい図書館ができるんだそうです。今もあるにはありますが、一番の

問題点は駐車場が狭い。昔の住宅地の中に建つ古い建物なので、10台くらいしか停められない狭い

駐車場に無理やり車を入れると、後しばらくは行きたくなくなっちゃう。

 

ところがこの4月1日から特別嬉しいニュースがありました。

私が住む大崎市と隣り町の加美町が連携して図書の貸し出しができるようになり、、加美町にある

大きな中新田図書館で私たちも本を借りられるようになったのです。中新田町は音響設備が整った

バッハホールや図書館、バラやハーブが咲き乱れるやくらいガーデンなど、文化施設が比較的、

備わった町で、今日は早速娘と孫と3人分の図書貸し出しカードを作りに行ってきました。

 

図書館に入って大きく息を吸い込むと、図書館の匂いがします。懐かしいにおい!

書架が全部見渡せる位置に立つと、自分の知らない世界を全部手にしたような得した気分になります。

 

本を5冊ずつ借りて、以前から一度行ってみようと娘と言っていた、別荘地の森の中のティールーム

に寄ってみました。全ての調度がイギリス風に整えられた、この辺りでは珍しい「上品」というのか

素敵な空間。暖炉は赤々と燃え、蝋燭には火が灯り、紅茶も渋くないし、スコーンもイギリス風ケーキ

などもあって、いいいんですけどね、

出てくるまでが遅ーい。いくらなんでも私たちのこと忘れられているんじゃないの、と心配になるくらい

紅茶が出てくるのが遅かったーー。よっぽど時間がある時にのみ寄ってみます。

 

 

今朝は津波予告時間前の5時くらいからハラハラしながらテレビを見てました。

津波の高さ40センチ。上昇中というのは心臓によくないね。

「今度きたらもうトドメだ!」なんて思ってテレビを見つめるさなかにグラグラグラと今度は地震。

震度4? 3? 何も今地震来なくても・・・。津波が重なっちゃうんじゃない?

311からまだ3年。仮設住宅に入ったままで、まだ新しい生活の再建がなされない前にまたの津波というの

は、沿岸部の方たちにとって気持ちが暗くなる出来事であろうと思います。

ほんとうに何事もなくてよかった。

でも今、外はひどい雨が音を立てて降ってます。桜が咲いていたら散っちゃうくらいのひどい雨。

いったいどうなっているんですかねえ・・・。

 

 

 

 

 

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