朝一でよっちゃん、みっちゃんが我が家へ。
今日出発するニューヨークへ持参する新聞バッグ、できたてのホヤホヤを取りに寄ってくれたのもありますが、夫の写真にお線香立てて、出発の挨拶もしてくれました。
昨年の秋、東北の地元の仕事を作るべく、さまざまな形で応援してくださっている高知県四万十の四万十
ドラマの畦地社長やデザイナーの梅原真氏から、「東北でも新聞バッグコンクールをやりましょう。どこで
やる?」と問われて、そこでの話しの動きからまさかの「ニューヨーク!?」ということになって、えーッ、
えーーッ、と驚いている間に時は過ぎ、ついに視察第1陣がニューヨークに向かう日を迎えました。
まーーあ、この数日の忙しかったことといったら!!
新聞バッグの注文の仕事も立て続けで気が抜けないのに加えて、ニューヨークへお土産に持って行く新聞
バッグのづくりで、よっちゃん、みっちゃん、四万十チームも私、あやさん、クロダさん、関係者全員間に合うかと肝が縮まる思いでした。
でもみんながんばった、がんばった。
英字、日本字混合の古新聞で、ワインバッグ、野菜を入れるオーガニックバッグ、くしゃくしゃに揉んだ新聞紙で作るもじゃくりバッグ、書類を入れるバッグ、PC入れバッグ、そのままポストに入れられるハートのバッグ、その他その他。
手荷物で持って行くのも大変ですが、でもこれをニューヨークでお会いする方々にお土産でお渡ししたら
どんなお顔をなさるかな、と想像すると楽しくなります。
さて今日からほぼ1週間、海山の広報営業部長よっちゃんがいないのでちょっと心細いのですが、その分
留守居役のみっちゃんと相談しながら海山仕事をこなそうと思います。
今日こそは外に出る用事も特にはないので、申告をやらねば、と意気込んでいたら昼ごろ由美さんが
栗原の雛人形見に行かない?とやってきました。
だめだめだめ、遊んでいる場合じゃないんだ、と思いつつも以前から興味がある「商家の雛人形」とか
「雛街道」とかの誘惑に負けて、車で30分ほどの栗駒町へ。
栗駒町は311の東関東大震災の前に起こった内陸地震で栗駒山の一部が崩落するという大きな
被害を受けた町ですが、ここ岩ヶ崎の商店街は無事だったようで町の通りは昔ながらの佇まいでした。
雪が溶けてないのにはびっくり。うちのほうがまだあるよ。
この静かな、どこにお店が開いているのかなと思える店内には大きかったり小さかったりのお雛さまが
飾られています。
洋品店のお雛様
上のほうにはバッグ。セーターもブラウスも昔ながらのカルメラ焼きの駄菓子も一緒。
ぶらぶら通りを歩いて雛人形の展示場へ。
これは珍しい御殿雛。
布で作った桜の花。花びら、蕾。気が遠くなるような手仕事。
そして栗原に於いて日本で唯一最古の藍染め手法を守り続ける藍藍土・文字の千葉まつ江さん(県無形文化財)の藍染の作品。
縫い物仕事が好きな娘は小さな針刺しや端切れを買い求め、記念品にしたいような大きな籤で由美さんちのススムおじさん用のビールを引き当てた孫は大満足。
こんなことで今日1日も終わりました。
窮屈な飛行機の中でよっちゃんは今ごろどうしていることか。ニューヨークからの連絡が待たれます。