やっと一人増えた!

朝のお餅の出荷から帰ると、見慣れない車が・・・。
黒っぽい色の高知ナンバー。

ということは、クロダさんが「今日お友達が近くまで来るんですよ」と言っていたお友達が、直接
うちまで見えたんだ、とわかりました。

お友達は新聞バッグの作り手でもある、しかし本職は美術の先生であり、日本ではまだあまり知られて
いない砂像制作者である松木由子さん。砂像というのは「さっぽろ雪まつり」などでは雪像と同様の
砂で作る像のことで、松木さんはその世界ではよく知られた方です。

秋田の釜谷浜海水浴場で開催されている「砂像の祭典」サンドクラフト2013inみたねでの製作を
終えての帰り道、岩出山のクロダさんのところに寄ってくれたのだそうです。

お話ししてみると、モノ作り一筋、絵でも彫刻でもなんでも作っちゃうという大変楽しい方で、そして
外国から来たという砂像のルーツを知るために、愛車で寝泊まりしながら全国の砂浜行脚を実行中
といういかにも力強い土佐の女性です。言葉も土佐弁。

 

クロダさんと松木さんは昨日は1日、被災地を見るため感じるため、そして新聞を運んで新聞バッグを
受け取るために南三陸のけいこさんの仮設に出かけていきました。
帰りが遅いので、被災地に慣れない二人を心配して電話をしてみると、たまたまの偶然で高知観光
大使であり歌手であるうーみさんが南三陸、戸倉の志津川中学校仮設に来るというので待っている
とのこと。

うーみさんは大震災直後から南三陸やその他の被災地に入り、何回も何回もリサイタルをやって
被害を受けた方々と一緒に歌を歌ってきた北海道出身、今は高知に住んでいる女性です。
うーみさんと松木さんは南三陸で初めて出会ってお友達になって、この次来た時にはきっと岩出山
にきてくれるでしょう。

クロダさんの新しい家で。
熊本生まれのクロダさん、博多の私、土佐っ子の松木さん、それに近所のyumichannや高橋みっちゃん
ら東北女性陣、みんなで寄ってモノ作りをしたりご飯を食べたりしたら賑やかで楽しいよね、きっと。

 

私たちがこの町に移住して12年。いいとこなので私たちに続いていずれ都会の人たちが住み着く
に違いない。「住み易いよー。みんな優しいよー」と宣伝しよう、なんて思っていたのが、宣伝もしたんだけど、全然後に続く人なんていなくて集落の人口は減るばかり。

でもやっとクロダさんが来てくれました。yumichannが集落の生き生き女性講座のメンバーに入れるように
声かけてくれる、と言っていたので、近々クロダさんに集落の女性たちと一緒の研修講座とかのお誘いが
来ると思います。
やっと人口が一人増えた。よかった!!

 

松木さんはふた晩とも、「どうぞお部屋で寝てください」という薦めを固辞されて、庭に停めた車で寝んで
今朝早く、次の仕事の場石川県の海辺の町に向かって出発されました。
どこの海にでも入れるようにサーフボード積んで、車の中は寝て起きて生活できるように整えて、これから
9時間運転して石川県に入るとのこと。

90歳まで木彫をやっていた私の母が所蔵していた絵と彫刻の本を、持って行って頂きました。これから
美術を学ぶ若い方たちのお役に立てれば母が喜ぶだろうと思います。

 

 

 

 

 

 

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