苔盆栽作り

     6月14、15、16日に仙台の勾当台公園で行なわれるイベント用の竹盆栽

     つくりをしました。竹林の青竹を切り出し、節で切って器を作り、柿渋を塗る

     ところまでは南三陸のSさん、器に植物を植え込むのがSさんの奥さんとのぶ

     ちゃん。午後から始めたのですが、作業の速いこと速いこと。短時間でアッツ

     桜やヤツシロソウやツボサンゴを植え込んだ竹盆栽を70数個作ってくれました。

     前回東京での販売用に作って少量残った竹盆栽は、竹の色が渋味を増し、

     ツボサンゴもアッツ桜の葉も植え込んだ苔も青々としていい感じになっています。

      午後仙台のいってんものやさんと道の駅でお会いし、提供してくださるという

     布地をいただきました。手のひらサイズの犬の縫いぐるみを製作、販売なさって

     いるアーティストです。R温泉のOさんを中心に作っている布のバッグや小物を

     ご自分のネットショッピングに載せてもいいですよ、というお申し出をいただきま

     した。ありがとうございます。

      まったく話は違うのですが、今朝のこちらのローカル新聞に仮設住宅に家電

     6点セットが納入され、同時に入居者の引越しも本格化。これまでの不便な

     暮らしから一転、ようやく復旧の兆しが出てきた。と書かれていました。

     6点セットというのは全国から贈られた義捐金をもとに日本赤十字社が家電

     メーカーに発注していた冷蔵庫、洗濯機、テレビ、電子レンジ、炊飯器、電気

     ポットの6点。電気ポットは一回一回沸かす度に電気を食うから、朝一回沸かし

     てエアーポットに詰めておこうと内陸被災者の私たちが、節電のために言ってい

     るような時期になぜ電気ポットが必要なのか疑問です。

     それに家電6点セットが納入され、引越しが本格化したから復旧が始まったとい

     うのは誤解を生みますね。家電6点セットが入っているからといっても水が出ない

     電気もまだ、とう仮設住宅はいくらでもあるのですから。

     「復興が始まった」とか「復旧が本格化」とかの言葉を報道で耳にした東京や

     大阪、九州の友人たちは言います。

     「被災者の人たち、もうお金はもらってるんでしょう。私たちたくさん義捐金を

     出したのよ。生活だいぶ元に戻っているんでしょう?」

     行方不明の方たちがまだたくさんいらっしゃる。困難な避難生活を送っている

     方たちがまだたくさんいる。まだ捜索も続いている。

     そんな報道こそ遠くの友人達に届いてほしい、と思っているのですが・・・。

                                        山の手S記

     

     

苔盆栽作り” への1件のコメント

  1. いってんものやです。
    昨日はお時間いただき、ありがとうございました。
    こちらのブログ、当方にリンクさせていただきました。
    また何か、できることがありましたらお声がけ下さい。

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