東北新聞バッグプロジェクト始動

昨夜遅く海山代表よっちゃんから、「東北新聞バッグプロジェクト、決定」との連絡。

ということは。

某企業さんとの契約が成立して、これから決まった期日までに決まった枚数のシンブンバッグを
製作して納めなければならない、ということ。企業さんが新聞バッグを求めてくださる根底には無論
東北応援のお気持ちがあることは重々承知したうえで、そこに甘えていてはいけないということ。

つまり「海の手山の手」が目指す、支援の枠を超えて手仕事を生業に経済回復をしようよ、という
目標へのヨチヨチ歩きの第一歩であること。

 

問題はたくさんあります。海山の山の手3人がそれぞれ個人事業者で、自分の手仕事での生業の
ために時間も体も目いっぱい使っていること。農業を基盤として手作業でモノを作れば当然のことですが。

宮城県北の小さい町で新聞バッグを被災者仲間で作っていても衆知が難しくて、お客さんが求める
英字新聞を集めるのが難しいこと。なぜ英字新聞かと思うのですが、まあ英字のほうが恰好いいのと、
実際当地の新聞や日本の新聞で作った新聞バッグは文字が読めるので、「なんかもういいなあー」
「読みたくないなあ」という気持ちに私でもなります。

 

楽しい記事ならいいんだけどね。そんな記事を選んでいる時間はないので、きれいな色柄の楽しい
新聞バッグのほうがいいのは事実。読むわけじゃなくて、持ち歩いたりモノを入れて飾ったりするのだから
きれいで楽しい方がいい。

 

もうすぐお正月。

お餅屋の私はお餅仕事で忙しいのと、年末で片付けなければならないことが多いのと、移行してきた海山の
事務を処理するのとで、日々右往左往。
昨年はお正月を祝う気持ちはなく、元旦のお雑煮と中尊寺へのお詣りだけで終わらせたのですが、今年は
大震災から2年近く経ったことでもあり、少しずつおせちを作り始めたりしています。

 

明日は内陸の山の手から沿岸部の海の手さんへ少しばかりのお餅やよっちゃんなんばんなど送ります。
そしてお正月が終わったら、東北新聞バッグプロジェクトへ向かってみんな一緒に始動!

 

今日、夜のニュースで東松島のガレキ処理をしている方々の仕事納めの様子を見ました。2、30人の女性たちが
ズラリと横一列に並んで手でガレキを分別するという、見た目は「凄いなあ」と思えるお仕事なのですが、      インタビユゥに応えて一人の女性が言ってました。
「仮設に一人いるときよりずっと楽しい。お友達もできた。来年もみんなで一緒にがんばりたい」

 

そうなんだよね。みんな一緒に仕事をするのは楽しいです。つらい仕事でもがまんできる。
東北新聞バッグプロジェクト。けっこうハードになる、という予感はあります。でもみんなで力を合わせて
できたら、また次の段階へ。

最初はあまりにもなんにもなくて、よっちゃんちの竹林から竹を伐り出してきて、田んぼや野原から苔
採ってきて、それでうちにある花など植えて上に苔貼ってという竹盆栽作りから始まったのだから、
だいぶ進歩したなー、と思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

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