2021年新年

あけましておめでとうございます。

コロナと自分の肺炎と最後の最後になって時ならぬ大雪に翻弄された
2020年が終わり、新しい年が明けました。

12月の半ば過ぎに降った前回の大雪は家周りを4、50センチの積雪
で埋め、除雪車が間に合わず2日間家から出られなくなりました。
引っ越してきた20年前の大雪以来です。年々雪が少なくなり、油断
していたところにドーンとこの大雪。

そして前の積雪が少しの晴れ間と雨でなんとか溶けたと喜んだら、
またもや大晦日から正月にかけて降り続ける雪。おまけに超低温で
今朝のマイナス8度でお湯が出なくなりました。日中温度が低いので
どうにもならず鍋で湯を沸かして洗い物をする正月です。

9月から始まった病院通いは、4ヶ月でレントゲン6回、CTが2回。
このコロナの状況の中で、胸や背中の痛みを訴える私をよく丁寧に
診てくださっている担当医の先生に感謝しています。


あちこち痛くて調子が悪い時は、さすがにもう終わりか、と思ったり
したけど、ここにきてなんだか元に戻ってきたような気がします。

今年は大震災からまる10年の年。
新聞バッグはまだ1ヶ月に1度は定期的に納めるお客様もいて、静かに
続いています。
道の駅で販売するバッグもコンスタントに売れていきます。が、新聞紙
を提供してくださる青山学院大学図書館からの宅配は間遠になっていて、
このコロナ禍でこの先どうなていくのかなあ、という先の見えなさも
実感します、

秋には介護事業を展開している東京のある企業からの依頼で、高齢者
住宅などの入居者の就労に関連して、認知症の方でも可能な手先の
仕事としての新聞バッグの講習を行いました。

介護施設の入居者であれ、もちろん軽重の違いはあるけれど、認知症
の方々であれ、できる仕事をやってもらう、お金を稼いでもらう、と
いう介護の世界の新しい取り組みは、後期高齢者の一人として希望の
光に思えます。

食も時間も管理され、こんなところには入りたくないなあ、と今の
自分が思う施設に入居しても、介護する側、される側、双方が
楽しいわけがない。

難しいことだけれども、そこを少しでも変えようという取り組みが
若い介護職の方たちの中で始まっているのを知り、少しでもお役に
たつことを手伝いたいと思っています。

東京の高校生たちが、大震災からまる10年たったこの東北沿岸部に
今年は訪れ、新聞バッグを作ってみたいというお話も来ています。

でもほんとになにもかもすっかり変わってしまって、100人の生徒
たちに新聞バッグを教えるのは、大震災直後とは全く違う手法を
以って臨まざるを得ない。これは年初早々の課題です。

それにしても新型コロナ。
これが蔓延する限り何を考えても先に進んでいきません。

平穏な日々が1日でも早く戻ってきますようにと願う、雪に
降り込められた2021年の年明けです。

本年もよろしくお願いいたします。